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キアゲハ

ムシ屋(昆虫採集家)が喜ぶ様なキアゲハが作りたい・・・

チョウチョというのはモチーフとして人気があるし、種類は違うけどラコタにも模様としてあるので避けては通れない。
ただ、個人的にチョウチョは好きでも嫌いでもない、特に意識していない生物だったので、それを柄に制作するというのは非常に難題だった。
作っていて面白くないし、可愛くない。それでも柄として人気があったし、作ればよく売れたものだ。
当時、僕はインターネットをしていなかったので、図書館や公園に通い詰め、片っ端から日本の蝶をコピーしたりデッサンしたりした。

・・・なんていう苦労話はここまでにしよう。なにせ、ムシ屋が喜ぶ様なキアゲハを作りたい。まだまだ形態をなぞるのに必死で、そのエッセンスが掴めていない。
キアゲハの次は、アオスジアゲハ。これは好きな蝶なので多分早いだろう。
ギフチョウなんかもビーズでやると綺麗だろうと思う。ただしエッセンスが分かってからやらないと、特に訳の分からないものになりそうだ。
最終的にはシジミチョウなんかが出来る様になったら、チョウに関しては相当な熟達、本質に迫る力を威張れる様になっているだろう。

今はまだ、本当に何も分かっちゃいない。チョウに限らず。


熱帯性低気圧に変わったとはいえ、大雨の中、駆除隊の、慰労会???、があるらしい。僕は、近くでタバコの匂いがしただけで駄目なので辞退したのだけど、これも色々と大人の事情で、まあちょっと行かなければならなくなった。
本日の駆除自体は、もちろん中止だった。
本来は今日あるはずだった、村対抗グランドゴルフ大会も延期。参加予定だった由紀が悔しがっていた。
同じく、今日予定されていた、農会の電気柵の電圧チェックも5日に延期。日役は日曜が多いので駆除と被る事が多く悩ましい。
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by oglala-beads | 2011-05-29 17:18

どうすべきなのか。

何故かまだ最後のモカシンと格闘中。キアゲハなり。今晩完成予定。

雨で本日の駆除も中止。多分明日も中止だろう。

前回募集したアレ(大人の事情で検索エンジンにかかってほしくないので、前回の日記からもアレは削除しました)は、結局仲間内で送料シャアして輸入することになりました。お騒がせしました。

なんとなく今日は罠を見に行った方が良い気がして、夕暮れの中、車に乗り・・・込もうとしたら、開けていた運転席の窓からテンが侵入して、シフト近くにラップで包んで置いていたプロテインを食べていた。
気を取り直して車で見に行くと、なんか異様な気配がした。ものすごく怖かったが、行かなければいけない気がして、すぐそばまで行った。
結果は・・・・。
ああ、よほど良い場所に今回は置いたのだろう・・・としか、言えないなあ。
それなのに、ものすごく気分が重い。
どうすべきなのか。
うう〜ん、どうすべきなんだろう・・・?
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by oglala-beads | 2011-05-28 19:08

ジワっと

モカシンの群れとの格闘が、予定では、やっと明日終わる。
ネックレスポーチ等の薄い革が仕上がっているので、当分はそっちの制作に追われる。ブレスレット系の注文がだいぶたまっているので、それ用の、中厚の柔らかめで少しムラの少ない革も早急に必要だ。
peyote earringsの新季節版の試作がようやく出来上がる。ぱっと見がとても地味なので、あまり売れない作品かもしれないが、さすがに空テーマだけあって、晴れた日の散歩で、由紀の耳元で揺れている様は、両作品ともに、とても美しかった。5月の繊細なトーンの、美しい空の、空気や気持ちを濃縮した様な美しさに、我ながら息をのんだ。

由紀の父親、僕にとっての義父が、軽微のクモ膜下出血で入院。すぐに実家に帰らせる。由紀の居ない間に、コロ・カレン・僕、の、シカ肉好き三人組で、シカ肉三昧といこう。解凍出来ていたのが背ロースだけで、しまった、と思った。コロとカレンは喜んでいたが、僕はモモとか腕の方が好きだ。

昨夜はうちの村の月定例会だったが、どうも村の防除意識が高まってきた様で、電気柵の電圧が出ていない事が問題に上がって驚いた。自分が来て、積み上げてきた小さな努力が、良い刺激になったのなら嬉しい。すべての村人が動物を認めてくれる様になる為なら、今後も努力は厭わない。
箱罠をもう一基、村で買う事になった様だ。一つでも管理大変なのに、と由紀はブーブー言っているが、獲るのが目的なのでは無くて、獲る事で、村の人が動物を認めてくれる結果に繋がる、と僕は信じているんだよ。

右手の人差し指だけが、腫れている様に、他の指より大きくなってきた。引き金を引く力を鍛える為の筋トレの成果である。いつの間にか、あれほど、重い、というよりは、カタい、と感じて、引き遅れのあった、MSS-20が、引き遅れなくなってきた。
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by oglala-beads | 2011-05-26 22:05

春ゼミ

今日も粛々とモカシンを作業。

書こう書こうと思いながらいつも逸していたけど、去年は聞かなかった(と思う)春ゼミの声を、今年はとてもよく聞く。今日で二週間ぐらいだろうか。カエルと競う様に鳴いている。
セミは、ヒグラシの神々しさに、いつも胸を震わせられるのだけど、春ゼミの、あの、突然に終わる、不器用そうな、ゆっくりした鳴き声も、押し付けがましくなくて愛おしい。
ふと、心に余裕が生まれた時、ああ、居たんだね、と、やさしく振り返れそうだ。

自分の食べ物に執着すると聞くので、昨日熊が鹿を襲っていた場所には近づかない様に周辺に注意歓呼した。一人がすぐ近くの畑に、どうしてもジャガイモを植え替えに行くというので、現状を見に行く。ネットがかりだったみたいで、既に内臓は綺麗に食べられていた。ネットから外して、畑から少し離れた場所に置いた方が良いとは思う。

和田山に出る由紀に頼んで、スーパー森林香と、網戸用虫除け(服に使う)、アトマイザー(ヒル除けと虫除けを小分けにして山に持って行く)、ドライペット(鉄砲庫と火薬庫用)、腕カバーを買ってきてもらう。
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by oglala-beads | 2011-05-24 20:48

熊の季節

昨日の出石の駆除は雨で中止。
箱罠を移動。前のイノシシが入った時から、次の場所を決めて準備していたのだけど、朝に移動の準備をして、手伝いの人が来るのを待っていると、ふと、何の変哲も無い放棄田にピンと来るものがあった。堀跡も無いし、一見何も無いのだけど、逆に何も無いのが妙に怪しい。そこで見に行ってみると、あるわあるわ、ものすごい数の糞。しかも古いのから、たった今したばかりの温かい新しいのまで散々(どういうわけか、それは消化不良おこして下痢していた)。堀跡も無いし、寝屋の前庭、なんてのがあるのか知らないけど、多分そういう場所なのでは?寝屋近くでは食べないかもしれないけど、なんとなくここ、という確信の様なものがあったので、急遽、前庭から寝屋に通じる竹林の通いの入り口横、栗の木の下に置いた。前の場所と違い、ここを人が通る事が不自然なので、一週間は見に行かない覚悟で大量のヌカとジャガイモを入れておいた。

今年の始めに事故で全量を噴射してしまった熊スプレー。広い田舎家とはいえ、屋内での出来事。全員呼吸困難で救急車で運ばれた。工房でなく母屋だったのが不幸中の幸いで、母屋は畳を総入れ替えする事態になった。それでも日常生活を送れる様になるまでに2週間を要し、今でも時々予想外のものに付着したカプサイシン(とうがらしエキス)に悩まされている。蛍光灯の交換時とか。
もう使いたくない、と言って、次のを買ってなかった由紀だったが、無しで裏庭の畑にヒョイヒョイ出ていくのを見ていて怖くて仕方なかった。
村の人は誰も熊スプレーを持っていないが、事故が無いのは人側の注意の賜物ではなく(鈴さえ付けていない)、熊側が注意してくれているお陰だ。だけど、一触即発な場所、時間、タイミングで村を歩き、熊側のサインをそれと気付ける僕には分かる。事故が起こっていないのは偶然でしかないと。
時は発情期でオス熊が歩き回っている5月。県の野生動物研究センターの発表している熊の目撃情報がそれを証明している。秋には幼獣の目撃が多かったのが、今は成獣のもの。
我が家の裏には、この時期の熊のコースがある。子連れの母グマの気配がまったく無くなっている。
「頼むから、熊スプレーを携帯してくれ」
昨日ようやく由紀用の新しい熊スプレーが届く。

・・・と書いていたら外から子犬の様な鳴き声がする。見に行くと熊が鹿を捕まえて食べていた。鳴き声は鹿の悲鳴。どうもネットがかりではなく、非常に元気なのを補食したらしい。
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by oglala-beads | 2011-05-23 17:47

僕の愚痴

ダイアモンド・スワローヒルのモカシンの仕上がりが気に入らず、散々悩んだ末にやり直す。元々モカシンの作業代は、色々な大人の事情で通常よりもかなり安く設定している。その、通常、の価格設定自体が安すぎたせいで現在困っているぐらいだから、どうしようもない。

散々悩んで、頭をかきむしって、その商品をオーダーした人の気持ちになって考える。ちょっとでも我が入ってしまうと失敗する。お客さんの意図を汲み、モカシン単体の雰囲気を読み、それらを手がかりに最良の色合わせをする。でも、その対価はファーストフードのアルバイトの何分の一だろうか。

同じ色の土台が次にまた来てくれる事を信じて、次こそは、楽に、?、いや、普通に、制作出来る。そう信じて何年モカシンと闘ってきただろうか。

それは、お客さんからすると、”世界にひとつ”、嬉しい事だと思う。お客さんが嬉しいと、僕も嬉しい。
店員からしても、”世界に一つですよ”、お客さんに良い顔が出来て、嬉しいと思う。店員が嬉しくてOGLALAに興味をもってくれるのなら、僕も嬉しい。

問題は、僕がそれに相応しい対価を受け取っていないこと。
つまり、問題は僕にある。価格を決めたのは僕だから。
そして、色組みをよく分かっていない人に細かい指示をされるのを嫌い、”おまかせ”での制作を好んで受け付けてきたから。

OGLALAが悪い、自分が悪い。僕が悪い。何年も、自分を責めるしか出来なかった。
正当な対価を求める事で、仕事が来なくなるのが怖かったから。
今でも怖い。怖くて仕方ない。僕は怖さによって先に進んで生きてきた。

でも、そろそろ、こういう制作から自由になろうと思う。正当な対価を求める事で、仕事が無くなるのなら、僕の仕事はそんなもの。それから先は、若ければ燃える向上心となるだろうけど、僕の場合は・・・
つかまる手すりの無い絶壁の階段を、一歩ずつ向上していっているのに、走ることなんて出来ない。

あなたは投げ出す様な人ではない、やめることより継続する事の方が尊い、期待している・・・
たくさんの手に支えられた人達の、熱い言葉、に、惑わされることはない。彼らは、つかまる手すりを持たない者のことは分からない。


愚痴を続けたところで、自分を責め続けたところで仕方ない。さあ、仕事、仕事。対価を忘れて、色と遊ぼう。

でも、もう、本当に、こんな仕事のやり方はやめよう。
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by oglala-beads | 2011-05-22 19:37

1995、そして、2011。

引き続きモカシン制作。スワロー・ヒル。

ペヨーテ・イアリングの初夏バージョンの色目を作成。名前が良い。二つ考えて、そのひとつが「Pine Ridge, May 1995」、もう一つが「Sky valley, May 2011」。1995年5月は僕がはじめてラコタに行った月であり、そういえばラピッドの空港に降りたのが、奇しくも18日だった様に思う。当日は既に夜で、レンタカーをAvisで借りて、今はもうないラピッドのDays Innに泊まった。黄色い灯り以外何も見えない空々しい町に、スカンクのガスの匂いが漂っていた。翌日、線路を通る鉄道の警笛で目覚めた朝は、まぶしくて空どころでは無かったが、居留地に向かう道すがら、前方の空の美しさに、一瞬で心を染め上げられた。色だけではない、あのヒンヤリとした乾いた静かな風の匂い。なんとなく甘いのはスイートグラスだろうか。当時僕が吸っていたキャメル・フィルターの匂い。乾燥した唇と、朝に食べたハンバーガーのケチャップ。ガソリンスタンドのレジ前に剥き出しで並んでいたジャーキーが歯に挟まっているのが妙に気になる。向こうから歩いてくる、後に兄弟と呼び合うまでになるラコタ族の青年の穏やかな笑顔。

それら、語り尽くせない全てが揃ってはじめて、今でも僕を染め上げている、あのラコタの空だ。写真は頼りにならない。それは自分という存在の中だけに在る。

その時の感動が忘れられず、僕は2ヶ月後の夏、そしてその秋にもまたラコタに行った。取り巻く環境はその度に変化したが、あの空は変わらずに、染め尽くされた僕の触手と握手しあっていた。それ以降、数えきれないほどラコタには行ったが、空の印象が薄いのは、回数が増える度に下ばかり見る様になっていったからだろうか。


あの空をテーマにして作ったのが「Pine Ridge, May 1995」。そして理想とか本で読んだ知識ではなく、狩猟という文化と精神世界を自分自身で体験し、「意味」を理解しはじめた僕が今見上げている空。それをテーマにしたのが「Sky valley, May 2011」。これら二つが突然、パっと光と共に現れた・・・と書くと、いかにもインディアンの精神世界かぶれ、ラコタ語を使って悦にいっている連中に受けが良さそうでゾっとするが、それでも事実だから書かない訳にはいかない。

僕にとってはラコタの言葉は、畏怖すら感じる尊いものであり、他の全ての宗教の叡智と同様、「売り言葉」には出来ないものなのだ。


朝の散歩で新しいスパイク長靴を履く。まるでオーダーメイドかの様に足全体をピッタリと包み、重さを感じさせない。

明日は駆除だが雨なので、由紀に頼んで870用の雨用の銃袋を作ってもらう。
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by oglala-beads | 2011-05-21 19:18

長靴

朝のうちに今月の有害捕獲の伝票をまとめる。由紀は和田山に出たついでに森林組合に。ヒルよらん、共柄鉈、そして、ヒロのサイズが残っていたとダイドーのマイティーNSを買ってきてくれて驚く。愛用している夏用のスパイク長靴はコーナンで買った2000円のものだが、まだ猟を始める前にタツさんのところの初猟に参加させて頂いた時に買ったものだから、とても長持ちだ。さすがにピンは殆どが抜け落ちて単なる長靴に近い状態なのだけど、なんというのか、スパイクを履いている、と思う気持ちだけで急斜面も登れたりしていたので、新しいものを買う事は頭に無かった。でもさすがにプロの道具だなあと思うと嬉しいもので、サイズを確かめただけで薄紙を巻いて箱に仕舞い込んだ。週末の駆除で履くのが筋とは思うのだが。

スワロー・ヒル&フェザーのモカシンとスワロー・ヒルのモカシン。由紀はコンチョ継続中。
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by oglala-beads | 2011-05-20 18:55

一周年

昨日で但東に越してきて丸一年。一日休みにして、昼寝したり本を読んだりして過ごした。
由紀、オオスズメバチの女王を生け捕りにする。スズメバチの怖さを知り尽くしている(刺されたことがある)女のやることとは思えない。

今日は朝からスモーク後の革の処置をして一枚完成。特別な小物を作ろうと考えていたが、現在入っている小ポーチ系の注文だけで使い切るか、それともちょっと足りないかもしれない。
昼からはモカシン。カメの新しい模様を制作。手足の感じがかなり可愛く出来た。フェザー&ダイアモンド・スワローヒルにかかる。
由紀は朝からコンチョの制作。基本的に今までに制作した色から選んで作ったが、いくつか新色を追加。Mのいくつかは由紀が色目を考案。とても良かった。僕はSのいくつかの色目を作った。小振りでピリリと効いている。

法科のマスターに進んで引っ越した猟隊の後輩から、こちらではホームセンターでカウンター・アソルトが売ってます、と聞いて驚く。熊の多い土地だが、それにしてもたいしたものだ。熊問題を真面目に考えている。

和田山の林業組合にヒル除けの薬の在庫を問い合わせると、ヒルよらん、というものを置いているらしい。明日ちょうど由紀が和田山に出るので買ってきてもらうことにする。石突き鉈があればそれも。ところでネットで知ったのだが、ゴムの原料不足で、ミツウマの岩礁やダイドーのマイティー等が供給出来なくなっているらしい。僕はコーナンのスパイク長靴を愛用しているので構わないものの、ちょっとフ〜ンという感じ。
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by oglala-beads | 2011-05-19 20:50

2度あることは・・・

朝の散歩に行くと、旧道の上の方でノリアミにシカが絡んでいると、モモちゃんのお父さんに聞く。処置後、昨夜セットした罠を見に行くと、まあまあのサイズのイノシシ。狙っていた大きなものは場所を変えた様だ。こちらもこれで場所を変更する。

スモークチップ3本でスモークを終了。スカートを首に接続すると、やはり煙が上で広がらずにバテてしまっている。尻にいくほどムラの強い革になったが、それはそれで面白い。しばらく風にあててからタールを落として伸ばして完成。3年前に初めて自分で撃った鹿だが、正直、感慨はあまりない。普段の鹿の鞣し上がりの時と同じだ。それでもやはり特別なものかもしれないので、何か特別の商品を考えている。メディスン・ネックレス・ポーチ等の小物に良い革だから、ヴェネチアン・ビーズを使ったネックレス・ポーチとか。

子供用モカシンのインディアン&ティピを二足。靴のサイズが小さくなるので柄も変更しようかと思ったが、分けるのも嫌なのでそのままいく。
同じく子供用モカシンのカメを二つ。
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by oglala-beads | 2011-05-17 18:56