<   2010年 03月 ( 19 )   > この月の画像一覧

”あの”財布

自分とスコープとの関係がよく分かって来たので、本取り付けにかかる。
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パーツを全部外して、鉄砲を固定し、鉄砲とマウントとスコープの3者に水準器を取り付けて、各々が常に平行であることを確認しながら組み付けた。また、鉄どうしが触れ合う部分等には緩衝及び固定用に写真フィルムを挟んだ。
最後に薬莢の排出部に掛かっているフィルムを切り取る際、鉄砲本体は鉄だからカッターあてても大丈夫だろうと、カッターで切り取ったのだが、見ると結構豪快に深い傷がついていた。よく考えるまでもなく、山で軽く木に擦っただけでそういえば傷が入るものを・・・可哀想な事をしてしまった。鉄砲と僕との信頼関係に傷をつけてしまった。
非常に凹む。


wholあて荷物の出荷が終わって、そのうち客注分等の説明があったのでオーナーの岡林さんに電話をする。
その際、僕にとって、特別思い入れのある商品が売れた事をおしえてくれた。
実は数日前、ある人から「wholの”あの”財布!売れてもたですよ!wholのウェブで”在庫無し”になってます!」と連絡があったので、もしかして販売するのをやめてディスプレイに回したのかな・・・とも考えていた。
実は”ある人”含め、狙っていた人は多かったのだけど、相当気合いを入れてもなかなか買える金額のものでは無かったのだ。
この商品、ビーズに確か純粋に1週間程かかったように思う。だからそれなりの金額がするものだった。
でも、それ以上にちょっと思い入れのあった作品で、実は「余裕が出来たら僕が買おうかな」とも考えていた。
聞くところによると、通販で売れたそうで、大阪の方だそう。それを聞いて嬉しかった。東京ではこれからだけど、大阪ではシッカリoglalaは根付いているのかなと(知名度は低いけど)。
この商品、まだwholの通販サイトにも写真が出ています。興味ある方、こちらで探してみて下さい。
また、2008年の10月に僕もmixiでこの商品への思い入れについて書いてました。写真下に転載して紹介させて頂きます。ちなみに、平面ペヨーテの財布ですが、再びオーダーが入っています。また制作出来るのが楽しみ。
この財布を購入して頂いた方、本当に有り難うございました。その価値を認めて下さって嬉しいです。また、この財布に限らず、僕の商品を購入して下さる皆様、各々の商品に付けている価格の価値を認めて頂けて、本当に嬉しいです。足りんとこばかり目につきますが、毎日、昨日よりよい商品を作るため、精神性、材料調達、技術、感受性等、高めてゆける様、切磋琢磨してゆきますので、よろしければ今後ともお付き合い頂けたら幸せです。
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(以下、mixiの僕の10月26日の日記より一部修正転載)

今回の高知は今までで最短の滞在時間だったけど楽しかった。WHOLさんでは欲しい物が沢山あったけど、由紀におみやげ買わずに僕の物を買う訳にいかないので涙を呑む。
でも、その後で打ち上げ会をした食事屋さんがアパレルもやっていて、そこで由紀には帽子、僕は前々から欲しかったグレーのトレーナーが買えて嬉しかった。トレーナーは750円というのが、さらに嬉しかった。柄もとても可愛い。ハスキー犬だ。

さて、今回の高知、すごく嬉しい事があった。

僕は随分と長いこと、色々な人とコラボをやってます。でも、いつも正直なところ、ある部分であきらめている、冷めた部分がこちらにあります。有名な作家さんとやってもそう。相手の力量を僕が見積もって、「この人なら、このぐらい」ってこちらで手加減したりして作っていた。
でもそれは仕方の無い事で、別に相手が悪い訳ではないんです。逆にそれがあるから、こちらも段取りが組みやすいし、出来上がりが完全に予想出来るので仕事しやすい。

ちょうど一年前、WHOLの岡林さんと財布のコラボをやることになって、「自由に、一回やりたい様にやってみてください」と言われて、平面ペヨーテで財布のビーズ部分を作る事になった。イメージは桂浜。そこから光を集めて飛び立つペヨーテバード。
ペヨーテ模様をやった事ある人なら分かると思うけど、ペヨーテ模様って、ぐちゃぐちゃにやってしまうとそれなりに、それっぽくなるし、良い感じになるんです。逆に空白をあけたり物語性を入れようとすると、途端に難しくなる。そこにプラスして平面ペヨーテにすると、横幅や縦幅のコントロールが実質不可能になる。
自分でそれなりのリスクを承知していたはずだったのに、何故か岡林さんに、一番難しいところをぶつけた。しかも、僕にしては珍しく、最後「多分こう仕上げるだろうな」という予測を無しに。

それが数日前に出来上がっていて、僕の予測を遥かに超えたものが仕上がっていて、本当に驚いた。
驚いたなんてものじゃなく、驚愕、いや、自分自身でその仕上がった作品に恍惚とした。
素晴らしかった。
自分の意図以上のものに昇華していた。
目を逸らす事が出来ないぐらいのパワーに満ちていた。

今も言葉を上手くまとめることが出来ない。

僕自身が人を信じられてなかったのとは違う。
岡林さんだから出来た。

人からどれだけ「オカイさん、すごい」言われるより、僕を信じてくれてる想いが籠っている・・・いや、その想いで出来ている財布に本当に感動した。

コラボを誰の作品と呼ぶかは難しい。僕もいつもそれは悩んでたし、一方ではどうでも良かった。

でも、これは岡林さん(マイミク、ヨシさん)と僕との作品です。

かなり危ない作品です。実際に見て触れると、脳内麻薬の働きが活発な人は、簡単に違う世界に入ってしまいます。しかも抜け出られません。
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by oglala-beads | 2010-03-31 20:34

whol発送

高知のwhol向け商品を発送して作業日誌を更新。

久々に庭に出て花の写真を撮った。
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マクロレンズでの撮影は、スコープを付けた鉄砲の練習に似ている。

そのスコープだが、だいぶ慣れて来て、スキートの速さよりちょっと遅いぐらいには挙銃出来る様になった。
練習するだけ速くなっていくので楽しい盛り。
42m先の、的紙の8点と同じぐらいの大きさの目印(直径約9.5cm)を標的にしているのだけど、スコープ無しの時には点にしか見えず、捉えたかどうかすら分からなかったのがハッキリ見えるので、非常に嬉しい。
10回やって3回ぐらい呼吸と心臓の鼓動とでずれる。
もう一回り小さい標的には、全く固定することが出来ない。

新住所の猟友会の支部長と駆除隊長に、4月の第二週に会う事になった。
先日の区長との顔合わせの際に区長が「駆除隊のOOさんが”岡居君やろ?若い人来て嬉しい”って言ってたよ」と教えてくれた。41歳で「若い人来た!」と噂になる世界である。
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by oglala-beads | 2010-03-29 19:23

タイトロープ

起きるなり鼻水に悩まされる。前にもらっていたショウセイリュウトウとかいうのを呑む。快適なり。


本日は新居の村の区長に挨拶をしにいく。ついでに大家が置いている家具の内、要る物と要らない物を選別する。小物は4月に週一度ずつでも足を運び、徐々に選別していく。
今日で家の内部を見るのは3回目。2回目は仮契約の時で、見たといっても座敷にちょっと上がっただけだった。1回目の時はテレビ局が同行していたので(この件に関してはまた別の機会に詳細を)、やはりちょっと緊張していたのか、見逃していた部分が多く、手を入れていかなければならない場所が想定より多かった。
害虫駆除の業者が同じ村に居る様で、大家が別状無いか見てもらった様だが、土台が栗の木で出来ているらしく、とりあえずは問題無いらしい。ちなみに、家がかなり大きく、延べ床で見ると110坪もあるそうで、すべて防虫処理をすると25万かかるらしい。殺虫剤、防虫剤、防腐剤、ムカデ博士、バルサン、スズメバチ捕獲器等、すべて自分でやるつもりだったので、「とりあえずは」と濁して断る。
2階はやはりハクビシンと見られる動物の巣と化している様で、追い出しが必要だろう。
屋根は瓦は大丈夫だが、その瓦を乗せている土台が大分痛んでいる様に見える。出来る部分は補修した方が良いかもしれない。
また、工房に予定している作業スペースは、畳敷きの秘密の部屋の様な場所があり、そこでビーズ仕事をして、荒い仕事は土間という使い分けが出来そうだ。
ただ、土間の土壁が収縮してしまって隅から外の光が入って来ていた。補修の方法があるようであれば補修した後、断熱材を貼ってコンパネで塞いで珪藻土ででも仕上げようと思う。ただ、それだけで相当時間がかかりそうなので、最初は母屋の一部を工房にして時々手を入れてゆく様にしようと思う。
電気の容量が気になっていたのだが、それは工業用も来ていたので問題無さそうだ。

2時間程選別して、役場の担当者と落ち合って公民館へ。区長に挨拶をする。
こちらがナーバスになっているぐらいだから、きっと向こうはそれ以上だろうと予測していたが、その通りだった。配偶者が後で「緊張した。面接みたいだった」といっていたが、まさに面接だっただろうな、と思う。寄り合いでの挨拶が一月伸びた本当の理由はこれだろうと予測して臨んだので、僕は慌てずに済んだ。

自己紹介の終わった後、硬い空気の中、開口一番に言われたのが「なめし」の事で、匂いの事とか、常識の範囲内での注意だった。これは本当に有難かった。というのも、大家にしても役場にしても「大丈夫でしょう」という感じだったので、僕の方に「ここはそういうのに慣れているのだろう」という誤解があったから。
正直な話、決して「どこの誰だか分からないのに、大手を振ってウェルカム」という訳では無く、逆にハッキリとした事を言ってくれるのが僕としては有難かった。裏で文句を言われて理由も分からずに孤立してゆくより余程やりやすい。
「なにせ最初は岡居さんがどういう人か皆、興味津々で(ナーバスになって)いるから、最初のうちは慎んで・・・」というのが結論。
これは「我々(区長と副区長)は歓迎します」という意味ととらえた。その上で、「では4月末の総会の際に挨拶してもらって・・・」との事だったので、無事、面接は合格。

さて、公民館を出て全員と別れた後、配偶者が、
「・・・あのね、革のこと。私たちが最初から革をやる人だったわけじゃないこと、言っておいた方が良いのかな?」
「・・・・。あー、はいはい、なるほどね」
「いや、出身地を聞かれたでしょう?」
「・・・う〜ん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうやな、言っとこうか」
車に乗って公民館から出ようとしていた区長に、そのことをそれとなく言う。
その意味を理解していた様だ。
確かにそれで、僕らが居心地が悪くなくなる一つの要因となるかもしれない(状況によっては逆も有りうる)。でも、考えた上でそれを決断した自分の保身に少し吐き気がする。配偶者もその様で、僕らの間でその話はそれ以上出なかった。

なにせ、それぐらいのバランス感覚は求められるだろう。「過疎・高齢化の村だから、若い人ならウェルカムなはず」と考えている田舎暮らし希望者の人は、自分の身になって考えると良い。むしろ過疎・高齢化の村だからこそ、そのバランス感覚がシビアに要求されるだろう。が、その最初の入り口さえ入ってしまえば、とても住み良い村になりそうだ。

僕の信条は、どれだけ誤解される事があろうと、決して擦り寄らず、曲げず、ただひたすら真っ直ぐ、誠実に居れば、いつか必ず理解されるという事。それは自分自身の人生で悟った。だが、それが通じない人達も居るみたいだ・・・という事にも気付き始めていた。でも、この村なら大丈夫。
僕の中でナーバスになっていた部分が溶けていった。

少し前、義父から「仕事で豊岡に来ているので家を見に行きたい」と連絡があった。義父は建築に関連しているので非常に有難かったし、娘の新居を見ておきたい気持ちを大切にしたかったのだが、理由を話して「実際に僕らが入居してからにしてほしい」と伝えたことがあった。
今日、配偶者に「あらためて、ヒロって凄いなと思った。あの時、お父さん見に行かせてたら・・・」と言われた。

うん、自分でも、きっと俺なら大丈夫って思う。そして他の村と違って、それが延々と続く綱渡りでない事も分かった。でも、僕は物事をしょっちゅう忘れるんです。今日も沢山質問すべき事を忘れていて、配偶者が聞いてくれた。
由紀、俺の記憶係をシッカリ頼むよ。


行きの舞鶴道で、丹南、篠山口だったか、その出口まであと2キロの看板の少し前、たんぼが両脇に広がるところで、ものすごい鹿の匂いがした。逆に但東では鹿の匂いをあまり感じなかった。もしかしたら、丹南、篠山あたり、現在の鹿の数はもの凄いのかもしれない。
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by oglala-beads | 2010-03-27 21:53

スコープ装着

昨日、念願のスコープを装着。姫路の都商事へ。想定よりも相当に安く済んで嬉しかった。
ようやく練習再開出来るかと思ったが、視度や、目とスコープまでの距離等の調整にもう少し時間がかかりそうだ。引越が終わるまで射撃の機会が無さそうなので、時間をかけて煮詰めようと思う。
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しかし見た目だけでいうと、何だか似合わないなあと思う。この銃、レミントンの870は出来るだけ何も付いていない方が格好いい様に思う。


今にして思えば、ラコタの友人達の多くが車のトランクに入れてのは、小口径ライフルのカービンだったんだな、と思う。僕がはじめて撃った鉄砲もそれだった。
「ギブアウェイに使うから牛を一頭分けて欲しい」と頼んだら、ピックアップトラックの荷台に乗せられて「ハイ。好きなの撃って」と手渡された銃だ。
白人農場主や、アメリカのネット仲間達は皆スコープ付きのライフルだが、ラコタの人たちでスコープを付けているのは見た事が無い。色々な意味でなんか分かる気がする。極めつけが、彼らの視力が尋常では無く、その上にややこしいことを面倒臭がることだろう。
それにしても、あの人達、弾はどうしてるんだろう。鉄砲に入れっぱなしだった様な。それでトランクに無造作に転がして、向こうのデコボコ未舗装路を走るのだから・・・
反面、パイプに対しては、過剰とも思えるぐらいの丁寧な扱いで、僕が柄の部分と石の部分を一緒にしているとよく怒られた。

また、聞いた話、カナダのユーコンなどで、罠道に小屋を立てて一冬をそこで狩りをして過ごす、「狩人と犬、最後の旅」のノーマン・ウィンターの様な・・・まあつまりは去年の商品、アナグマの爪ネックレスで使ったアナグマを獲った様な・・・人達は、皆スコープを使っていない様だ。皆ギリギリまで寄って仕留めているし、
視力の良さも関連するだろう。

僕みたいに眼鏡が無いとエスカレーターに乗れない人は、やはりスコープって有難い。

それにしてもカメラの望遠レンズで慣れているけど、ほんのちょっとの呼吸で位置がずれてしまうので、この見え方というものに慣れないうちは、前よりも成績は悪くなるかもしれない。


花粉症は通常雨の日はマシと言われているけど、どういう訳か僕の場合は雨の日がひどい。胃がムカムカして食欲が落ちて、無理に食べると下してしまう。熱も出るので頭がボーっとする。昨日も大概ひどかった。食後は吐き気との闘いになる。また胃腸薬がまったく効かない。でも鼻水がひどい症状の人は本当大変そうなので僕なんぞ随分とマシだ。不満は言うまい。
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by oglala-beads | 2010-03-26 15:57

勝手にしやがれ

寒かったのでニット帽を被って寝たのだが、朝起きるとそれが配偶者の布団の足下に落ちていた。
昼間ならともかく、コロが夜中にそれで遊ぶはずがない。僕自身も昨夜トイレには行かなかった。寝相が悪いわけでもない。
不思議だ。
唯一。昨夜ジュリーになってステージで歌っている夢を見た。その辺りにヒントがあるかもしれない。



他にも、多分どこかの鹿の有効活用の集いかなにかで発表している夢も見た。
発表内容と言うのが、ひとつは「皮の鞣しの講習は視野に入れているが、継続可能な手段として、ボランティアでは考えていない」というもので、これは最近の自分の方針通りだ。
もう一つは「駆除をやめて、鹿と共存しよう」という発表で、要は「鹿を町に移住させて日本中を奈良公園にしよう」というもの。荒唐無稽ながらも、もし実際にそれが出来ればなあ〜と、目覚めている今でもちょっと思う。

というのも、現在山の管理と重ねて動物の生態を学んでいるのだけど、最近購入した林業改良普及双書の良書「野生動物の生態と農林業被害〜〜共存の論理を求めて」(三浦慎吾)の第三章「野生動物の被害とはなにか」で常々僕も疑問に思っていた「被害」が以下の様に規定されているのを読んだからだ。以下同書より引用

「野生動物が植物の葉を食べたり、樹皮を剥がす事は、至極当たり前な生物学的な現象であって、そのことをもって直ちに「被害」が発生したとは言わない。例えば、山野にある山菜やきのこがいくら食べられても、私たちはそれを被害として目くじらを立てる事は(ほとんど)ない。被害は生産が最終的な段階を脱し企業性の枠組み、すなわち一定の投資と、計画性と集約性の中で展開され、投資に対する損益として評価される時にはじめて発生する。従ってそれは、生産形態と密接に結びついた、優れて社会・経済的な概念であると言えよう。農業生産が一般に被害問題に敏感なのは高い企業性に支えられているからである。これに対して林業はやや事情を異にする」

もちろん高山植物の食害等、現在では他の側面もあるのだけど、基本的にはこういう事だろうと思う。

また、他の林業関係の書籍を照らし合わせるまでもなく、ニホンジカが林縁での生活者である以上、防災性を高める為であれ適度な間伐が鹿を呼ぶ事になるのは目に見えている。鋸谷式間伐では伐採後の樹を片付けない事で大型獣が来にくくなると言うが、実際には腹擦りを嫌がるはずの鹿が倒木帯をテリトリーにしている状態を何度も見ているので、それが解決に繋がるとも思えない。
現実に、新居のキワの山裾は最近防災の為に帯状伐採された様で、ここ2年程居住していなかった大家曰く、「ここはシシの方が多い。鹿はあまり居ない」とのことだったが、それは伐採前の事だろうと話を聞いていて思った。裏付けの為に山裾を歩きまわると、帯状伐採がされているエリアには必ず牝鹿グループの出没跡があり、逆に猪のものは少なかった。

現在、そういう相反する活動のバランスをどうとっていくのかを考えているので、そういう荒唐無稽な事を考えたのだろう。
つまり、山里に居るから「被害」なのだったら、奈良みたいに都会に住ませられないものなのかと。
兵庫県の相生などでは、現に街中の公園等に進出してきている。
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by oglala-beads | 2010-03-24 17:50

深呼吸

新居の契約書類を隅から隅までシッカリ読んで、母に保証人になってもらって判を押し、不動産屋に送った。
先方の判はもう押してあったので、これで正式な契約成立となった。
契約形態としては、当初5年を目処に賃貸。そして最終的に買い取る事になる。
資金的な事が勿論大きいのだが、それ以上に、我々にとっても地域の人々にとっても、賃貸期間を持つというのは軟着陸というか安全策と思う。その点、我々の意向と、斡旋してくれた市の意向が一致してのことだ。持ち主側としては売却希望だったのだが、思い出も多く迷っている部分もあったようなので、持ち主側にとっても軟着陸になると思う。
ただ、逃げ腰で居る訳では無く、むしろポジティブであるが故の賃貸期間の設定である事をアピールする必要が僕らにはあるかもしれない。

「おおらか」を最近、心がけているのだが、花粉症が変に出て胃の粘膜をやられて常に熱がある。目鼻はそれほどでは無い。また、事が色々と動き出しているので配偶者ともどもピリピリしていて、お世辞にもおおらかとは言えない精神状態だ。市の担当者からの電話でそれに気付いた。
今度の土曜日、夕方に町会長に挨拶をして、その後、夜にほぼ全ての世帯から人が来る寄り合いに参加しての顔合わせ予定だったのだが、村の方の準備が整っていないらしく、寄り合いの方は今回は遠慮して欲しいという連絡だった。
素直に冷静に考えたらよく分かる話なのだが、どうしてもその裏を考えようとしてしまう。電話を切って、配偶者に話すと、彼女も一緒になって裏を考えようとしているのを見て、「ああ、二人ともナーバスになってるなあ」と気付いた。ここらで深呼吸しなきゃと思う。

このブログ、最近は同じ様に田舎暮らしを考えている人たちが、結構な人数、検索して来ているみたいなので、どういうことなのか簡単に説明しておくと、
要は村の共有財産だとか日役、その他負担金や各組織・行事にどこまでかかわってもらうか、という決め事がまだ出来上がっていないということ。Iターンを受け入れた前例のある村ならそれに照らせば良いのだけど、僕らの様に前例の無い村に入るには、今後の為にもシッカリとしたガイドラインを作成しておく必要が村にはある。しかも契約形態が先に言った様に当事者同士にとっては軟着陸であっても、もしかしたら賃貸だけで出てしまう可能性もゼロでは無い以上、その枠組みの作成は難しいものになるだろう。
3月末の寄り合いで「Iターンが来る」ということが周知された訳で、それ以後初めての寄り合いになるので、その態勢を今回の寄り合いで作成してから、というのはよく分かる。

だがナーバスになっている頭で僕らが最初に考えたのは、「またノケモノにされるのかな?」という事だった。
というのも、配偶者にしても僕にしても、地域の行事等が好きで、喜んで掃除等出掛ける方なのだけど、今の借家では、借家人ということで自治会に入れてもらえなかったからだ。
それでも積極的に近所付き合いをしているし、引っ越すというと皆が眉が曇らせて残念がるぐらいの事はこの地域に対してしてきた。実質的な警察の仕事も手伝っていたし、防犯にも目を光らせ、不審者撃退に何回も協力している。
それでも地域の掃除等があっても呼ばれる事は無かったし、参加したくてもしにくい雰囲気があった。それが頭を過ったのだ。
配偶者も、その話を聞いた時、しばらく考えた後に「・・・ノケモノなのかな?」と言ったので、ああ、自分と同じ意見なんだと考えてしまったという次第。

Iターンといっても定年世代のものが多いし、ネット等で検索しても「付き合いが大変」等だけで、実質的な話はあまり出て来ない。だから実際に僕らが体験している事を今後も細かく書いていく積もりだけど、皮なめし等の事と一緒で、過去ログを探せば書いてある事を直接質問して来る事は遠慮してほしい。それは、このブログが公開している「僕の記録」であり、「教えたがり」で書いているのでは無い事を理解して頂けたら分かってもらえると思います。
と、書くあたり、やはりナーバスになっているのだろう。深呼吸、深呼吸。
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by oglala-beads | 2010-03-23 21:12

免許返納

狩猟免許の返納日だったので、ついでに駆除の腕章等を返納して、支部長に挨拶をしてきた。聞いた話、新居界隈はちょっと前まで神戸や西脇の数グループが庭みたいにしていたそうだ。ちょっと複雑に思う。「まあ、頑張れ」と送り出してもらう。これで5月に住民票を移して、新住所の猟友会に登録するまではフリーだ。

来年度、兵庫県の鹿は1.5倍増えるという予測があるそうだ。近い将来、増えすぎる事で絶滅に近い状態になるのではないかと思う。多いうちに、一生分の革をストックする必要は・・・考え過ぎだろうか。
今の様に小物ばっかりの制作だと、一年に必要な革は(生産量と価格の調整が必要だが)、最低5枚。仮に40年あと制作したとして200枚。
今の兵庫だと、数年で到達する可能性がある。
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by oglala-beads | 2010-03-22 21:01

バランス感覚

昨夜はすごい嵐だった。ここに越して5年弱だけど、命の危機を感じて避難用意をしたのは初めてだった。新居はもっと自然災害に対して大変だろうから、ともかく初年度から裏山の手入れに力を入れてゆこうと思う。まずは谷筋の倒木を片付ける事から始めよう。


今日は法事で実家。休みにした事で一気に熱が出た様で、お坊さんが来るまで毛布を被って寝る。
熱のせいか嫌な想像が膨らむ。想像の中で僕は村の集会で初対面の挨拶をしている。
「・・・若輩者で、なにかとご迷惑おかけすることもあるかと思います。どうかご指導頂けましたら・・・」
「いや、迷惑かけられると困るんだよね!」
届いた契約書類から村のデーターを窺うと、同じ姓の世帯が多い様だ。そういう親族の空間に入るという空気にプレッシャーを感じて、どこかでナーバスになっている部分があるのかもしれない。

自分の場合は所属団体があり、有害駆除という地域貢献も約束されているだけに、高齢化対策には何の役にも立たない定年世代のIターンよりは地域に根を張りやすいと思う。だがそれが逆に災いして思わぬ反発を招くこともあるかもしれない。
また例え何代も世代が代わる歳月が流れたとしても、移植者なのは変わらないだろう。だが自分が入って上手く立ち回れば、村が次を受け入れやすい空気にはなるだろう。村の歴史上、初の移入者としてはなかなかに責任が重大だ。

でも、移入者の僕でも、僕に続く都会からの移入者を考える上で、変な人なら来て欲しくないと思う。だから僕らが移入する事に関して、僕ら以上にナーバスになっている人が居たとしても当然に思う。
ともかく、何事においても一日でも先輩が居るなら、たとえ自分が上回っていようと、その先達を立て、バランスに注意していようと思う。
例えば、山の手入れに入るのは良いが、今まで皆がまるで放っておいたかの様に映る様なやり方をしない様に留意する必要があるだろう。言うは易いが実際には難しい事だ。
意味も無く難しい人がいなければ良いが。


黄砂が凄くて朝はモヤかと思ったぐらい。最初ノドが痛いのはそれが原因かと思った。
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by oglala-beads | 2010-03-21 21:37

エール

猟隊の後輩M君からの情報で、スコープは来週水曜日に到着することが分かった。翌日の木曜日に装着しに行くことになった。
これでホっとして、木曜日までの何日か、練習をしない日を楽しむ事が出来る。
明日から月末までの間、数回連続で法事や現所属猟友会支部の会合等があるが、当分鞣しも無いし、安心してビーズ仕事に打ち込める。

普段はノンビリしているのだけど、ここという時にはセッカチになる。そういう時のパワーは爆発的で、我ながら凄いものがある。今と言ったら今しか有り得ない。
ラコタ学の師匠にファンとして電話をした際「会えますか?」と言われて、次の日には東京に駆けつけたぐらいだ。・・・待て!阪神淡路大震災の直後の話だ。新幹線も在来線も私鉄もバスも不通だったので途中は一時間程、ヘルメットを被って灘・東灘の激震地を文字通り走った。
今度行く但東の人はおおらかでノンビリしているので、普段はペースが合うと思うけど、いざ僕が爆発した時が不安だ。
でも、ノンビリを通り越して、(現代社会的な感覚から考えたら)時間にルーズな事の王様、ラコタの人々とお互いに緩衝してケンカしながらも上手く付き合っていた・・・どころかラコタの人をよく待たせていた・・・ぐらいだから大丈夫か。

名前は伏せさせて頂くが、友人の一人が、田舎暮らしについて一つ忠告してくれた。曰く、
「岡居なら大丈夫と思うが、本当に信頼出来る人は、生涯にそんなに沢山いないと頭の隅にいつも置いて田舎に住んでくれ。悲しいけど現実だから」。
重い言葉だ。この友人も都会から田舎に移り住んで闘った人で、この短い言葉の中に、彼の闘いがこもっているのをヒシヒシと感じる。それだけに、本当に心のこもった最高のエールだ。ありがとう。それでも僕には「人を信じるけど、人に期待はしない」という自分の性格を変える事が出来ないけど、この言葉、大切にする。

闘いといえば、彼よりも更に孤独な闘いを、アメリカという閉鎖的なコミュニティーが集った実力社会で、繰り広げているデイさんが「新居に泊まりに行くの、楽しみ!」とメールをくれた。これも本当、一人の戦士がそこに癒しを求めてくれるという、本当に有難いエールだ。多佳子さん、有難う。ちなみに出石ソバは本当すぐそこなんだけど、自在鈎と囲炉裏はありませんよ。土間はありますが。思ってはるより近代的や思いますわ。
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by oglala-beads | 2010-03-20 19:21

動き始める

一昨日に身体の芯に冷たいものがあって、危ないなと思っていたが、ゆっくり休んで良くなったので安心していた。それがどこかでくすぶっていたらしく、今日になって大きく崩れた。とりあえず1時間程寝て再び押し入れに押し込んでおく。

待っていた2つの案件の内、新居の正式な契約書が届いた。とてもシッカリとした書面で、ついに移るんだという実感が湧く。
また、来週末に役場の担当者同伴で町会長に挨拶をして、その夜の村の寄り合いに参加して挨拶をさせて頂く事になった。

今度所属する猟友会支部は出石支部になり、当日支部長への挨拶もと思っていたが、どうも来週末は出石町で大きな祭りがあるらしく、車で町内に入るのは難しいとのこと。また4月に新居の整理等で行った時に、新たに所属する予定の駆除班の隊長含め、一席もって頂けるという話になった。
ということで、移住早々からの駆除班入りが決定した。
それまでに身体の一部になる様に練習したいので、いよいよスコープの一日も早い到着が待たれる。
頼んまっせ!都さん!

ところで但東での駆除といえば、今までとはケタ違いの量の捕獲らしい。全てが埋葬処分で、なんとか有効活用の途が無いか模索しているらしい。駆除は月2回。そこで獲れる鹿の皮をすべてストックすると、おそらく年100頭をはるかに超える事になるだろう。そうなると、鹿の原皮の販売や、鞣しのワークショップ案が現実的になってくる。ただ、ビーズ作業とどう折り合いをつけてゆくのか。その辺りが焦点になる。ボランティアとしてではなく、仕事、お金を稼ぐ手段として、自分の得意分野を活用したベクトルを沢山持つのは良い事だと思う。鹿の死体の有効活用のみでなく、自分の特技の有効活用にもなるだろう。
ちなみに、鞣しの講習会となると一日では出来ないので、2泊3日ぐらいのプランを組む事になる。新居の近くには宿泊施設等もあるので、そういった場所及び、行政等、組織を利用してプランニングしても面白いかもしれない。

新居には割合大きな土間の作業場がある。商品製作の上でも、これが非常に大きな新しい方向性を提供してくれる。というのも、今までだと工房のサイズで断念していた大型商品の製作が可能になるからだ。すでに幾つかの案がある。
例えば鹿の角でランプスタンドを制作する人はラコタどころかアメリカにはゴロゴロしているし、日本にも居る。でも、シェード部分を自分で獲った鹿を自分でローハイドにして制作出来るというのは非常に有利だ。例えば何頭かを重ね合わせてライトを点けた時のみ浮かび上がる模様も入れるのも自由自在。それに、一頭の鹿の全骨格を使ったランプスタンドを付ける。随所にビーズワークが入る。毛皮を組み合わせる事も出来る。
その他、鹿革ブレインタンで出来たティピの制作、ワーシャツ等、数え上げればキリが無い。
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by oglala-beads | 2010-03-19 17:43