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戦士

FUNNYさんの阪急西宮ガーデンズ店がオープンして、前にここに載せた花のライダース・ウォレットも発売になった様です。
はは、可愛いですね。
http://www.funny-western.co.jp/shop/news/gardens/gardens-news.html

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二ヶ月程前に落としてしまった愛用のボールペンが、奇跡的な状況で手に戻って来た。泥だらけの姿を見て、全てのものには魂と意思があること、そして自らの意思によってこの手の中に戻って来たことを確信した。

寒空の下、泥だらけの落とし物を見て、感傷に思う事があるが、彼らもまた、毅然と自らの意思で持ち主を待つ戦士なのかもしれない。

時として、持ち主を見限って、姿を消してしまうこともある。また、再び帰って来る事もある。それは持ち主に、何かを語りかけているのだろう。こういった身をもっての語りかけは、実の無い言葉よりも訴えて来るものがある。立ち止まって、僕も一人の戦士として、己を省みた。


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知り合いが渋を使って鹿の革ヒモを染めたという話を聞いた。
これは実はなかなか単純では無い話で、なんとなく染めるのは簡単なんだけど、キチンとやるのは非常に難しい。
というのも、渋というのは要はタンニンな訳なので、「染める」というよりは「なめす」に近い行為なのだ。
不用意にやるとどうなるかというと、鹿革の本来持っている伸縮性を妨げ、繊維を弱くし、最悪の場合は破壊してしまう。上手くやらないと寿命を短くしてしまうのだ。
僕も色々と試してみたけど、鹿の革紐にはタンニンは使わない方が無難だと思う。

どうしてもやりたいという方の為に自分で経験している範囲の事を簡単に説明すると・・・

まず渋は相当に薄める。濃いタンニンに革を漬けても、外部に付着したタンニンが内部まで浸透するのを妨げるので表面と内部で革の特性が変化する。その結果繊維がもろくなる。
次に、皆がよく使っているスモークしてあるクロム鞣し等の革の場合、何度もよく洗って、出来るだけスモークの色を落とす。スモークでなくとも、染色が加わっている革の場合は出来るだけ色を落とす。
ちなみにクロム鞣しの場合、染め上げた時の色はクロム成分に反応して若干紫がかるんじゃないかな?と思います。クロムではやったことが無いので、予想ですが。
染める為の容器に薄めた渋(タンニン溶液)を触れるぐらいに温めて入れる。渋ではなく、ドングリや樹の皮を使う場合は、粉々に砕いて、ステンレス・スチール(鉄不可)の容器等に入れてじっくりと加熱してタンニンを抽出して、同じ様にする。
手を入れれるぐらいの温かさのタンニン溶液に革を入れる。最低丸一日は入れておいて裏表を時々かえたり、気泡等を抜く様にする。
尚、タンニンは元からpHが4.3程度なので定着等で酸に漬ける必要は無い。溶液から取り出したら最低半日はすすぐ。

ものすごく乱暴ですが、ざっとこんな感じです。


本当のおすすめは「追いスモーク」です。
やり方は、一斗缶とスモークチップを買って来て、フタの部分に鹿革を染めたい大きさに切って貼付ける。一斗缶の下の方で、熱が出ない様にスモークチップの一部だけに点火して(これが重要)、フタを閉める。


もう一件、鹿革の手入れについて質問を受けましたが、鹿革は基本的にハードレザーの様に加脂をする必要はなく、むしろ放っておいた方が良いです。鞣し方法によっては色々と出来ることもありますが、逆に言うと鞣し方法によってはしてはいけないことも多いので、よく分からなければやらない方が良い。
ブレインタンの場合、家庭で洗う事も出来ます。なので、OGLALA製品であれば、ほぼ洗濯出来るということですね。ただし、他に使用している素材が100%水に大丈夫という事ではないので(例えばニカワやローハイドを使った商品は濡らすと即壊れる。修理も有償です)、おすすめはしません。でもどうしても、という場合は直接メール等でご相談下さい。


鹿革というのはハードレザーに比べて懐が深いので、「試しに」と何かをやってみても致命的なミスというのが目立ちにくい。しかし、その分、見えないところで致命的なミスというのは繊維を痛めつけているものだ。
よく分からなければ下手に手を加えない方が良いと思う。

ハードレザーをやっている人は鹿革の細工を馬鹿にする人が多いけど、実はとてつもなく奥が深くて革との対話が必要なものなんですよ。
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by oglala-beads | 2008-11-30 12:15

FUNNY WEB

大分前になりますが、工房に取材班が来られ、一日かけて取材して頂きました。それがようやく形になり、ウェブで公開されました。

FUNNY WEB -SPIRITS-

以前はしょっちゅうあった取材依頼の電話も、取材嫌いという話が行き渡った様で、今ではパラパラしか来なくなりました。「取材嫌いは承知の上で・・・」とかかってくるそうした電話も、そのうち無くなるんだろうな、と思います。

誤解の無い様に言っておきますが、僕は取材嫌いな訳ではないです。ただ、半端な企画に参加したくないというだけの話なんです。
なので、今回のFUNNYさんのウェブの様に、ちゃんと取材してくれるところに対しては、こちらからお願いしたいです。

雑誌にしても、テレビにしても、スポンサーあってのものだし、特に雑誌の売れない昨今、どうしてもお金を払ってくれる人や会社を載せざるを得ないのは分かりますし、現状の大変さには同情すら感じます。
ただ、そればかりだと、本当に高い志を持っている人達は、そういった人達と一緒に紹介されてしまうのを厭うのは仕方の無い事です。



「ねえ」
「ん?」
「ボタン鍋って食べたことある?」
「あるよ」
「おいしい?」
「うん、まあ、そこそこ」
「ふ〜ん」
「なに?」
「イノシシって、まあ、要はブタ肉よね?」
「まあ、そうだな」
「じゃあ、イノシシ獲って来て」
「・・・・」
「シカは要らないから」
「俺は鹿の皮が要るんだよ」
「分かるんだけど、鹿肉、苦手なのよ」
「俺は好きだけどなあ」
「イノシシ」
「・・・まあ、団体猟の時に獲れたら分け前もらってくるから」
「うんうん」
「単独猟の時にはイノシシは撃たないよ」
「うん」
「だって、皮使ってやれないから」
「わかった」
「団体猟の時にも、子供連れたのは撃たないよ」
「怒られるじゃない」
「だから、わざと外して撃つ」
「フ〜ン」


現在、クリスマス前で追い込まれ中。申し訳ありませんが、今からのクリスマス・オーダーに関しては、取扱店の若干の追加オーダー以外には答えられません。
本当はこの連休も山に入りたかったのだけど、無理でした。

コロが、先週の猟で猟犬の匂いをプンプンさせて帰って来た僕に、すごく怒っている。初めの3日程は、すさまじくよそよそしいくせに、いつもすねた目で僕をじっと見ていた。今はまあ、マシになったけど、ちょっと僕がトイレに立ったぐらいで吠える。甘えっぷりも以前よりすごくなった。

「まあ、私だって、ヒロが女の香水の匂いさせて帰って来たら、同じように怒るわ」

僕は色事にも賭け事にも興味無い家庭指向だから、家族のジェラシーとは無縁だと思っていたのだけど、まさか猟に行ってコロのジェラシーにあうとは・・・・

許せ、コロ。俺は君のゴハンとオヤツをとりに行ってる様なものなんだ。
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by oglala-beads | 2008-11-23 10:40

駄目犬マックと初心者ハンター

追加: 「日曜日に更新が無いけど大丈夫ですか?」と心配メールを頂きました(笑)
すいません、昨日は早朝に出て、解体等で夜遅く帰って来て、すぐに寝たので・・・
基本的に日曜日更新ですが、実はあまり意識したことが無くて、どうもたまたま今まで遅れた事が無かった様ですね。他にも心配された方がいらしたらと思い、追記させて頂きました。
ご心配頂いた方には改めてお礼申し上げます。有難うございます。




今年も初猟を迎えた。
今季の初猟は、本ブログでも度々お名前があがっている吉井さんの猟隊にお邪魔させて頂く予定だった。
ところが先日、車の冷却系統の大修理をして現在は慣らし状態。遠方の吉井さんのフィールドまで行くのは難しい。「今季は初猟無理か」とあきらめていたのだけど、14日にもう一つのH市の猟隊から「16日に初猟に行くから来ないか」と誘いがかかる。「車?じゃあ、H駅まで来たら乗せて行ってやるよ」ということで急遽参加する事になった。

早朝、誰も乗っていない直通特急に、スパイク長靴で乗り込む。途中、配偶者の実家や義兄のマンションの横を過ぎながら、「本当は行って欲しく無い」と昨夜になって言い出した配偶者の顔が浮かぶ。彼女は僕が猟を始める事について、今まで一度も文句を言わず、ただひたすら支えてくれた。猟具は決して安いものでは無いのだけど、「どうせ持つなら事故の無い様に、整備の行き届いた良いのを」と提案してくれた。
猟で心配なのは、勿論第一に、命がけで向かって来る動物が思い浮かぶし、それを覚悟で猟を始めた。命を「ゲーム(標的)」としか見れないハンターが獲った皮を商品に使うのが嫌だと思った時点で、自分にはこうするしか無かった。
しかしそれ以外に、人為的なミスによる事故というのがある。同僚に撃たれたり、逆に撃ったり。それを回避するためには、メンバーとの意思の疎通をスムーズにしておく必要がある。
配偶者のためにも、自分が出来る安全確保だけでなく、対人関係等、色々な所に気を配って事故の無い様にしないと、と思う。

H駅近くに住むNさん宅から、Y町にある猟隊の犬小屋へ。そこで犬を積み込み、山近くの猟小屋へ。前回始めて犬小屋に繋がれた犬達に会った時には、その殺気にひるんだが、外で見る犬達は犬そのもので安心した。

今回の猟は僕を含め8人。犬8匹。僕はマックという黒い犬を任される。ポインター種の様だ。まだ若く山に慣れていないので勝手な動きをするということだ。
確かに縦横無尽に走り回り、山を上がっていてもこちらにはお構い無しの動きをする。でもコロに比べたら本当にマシで、単に大人しい時のコロが力が強くなった様な感じで、しかも頭が良いので、リードを引く力をコントロールしてあげるだけで、山の中腹まで上がった時にはとても言う事を聞く犬になっていた。おまけに僕が気に入ってくれたみたいで、ものすごく甘えてくる。

兵庫の山は低い。が、楽かというとそうでもなくて、まず傾斜がきつい。登りは犬が嫌がる位だ。なによりも倒木が非常に多くて、さらにガレ場の様に石だらけ。そしてその下は粘度質で滑る。僕は他の人とは逆で登りは楽勝で涼しい顔をしていたけど、下りはもう地獄。山で心臓が破れるかと思うぐらいキツかったのは今回が始めてだ。「下りは慣れだよ」と言われたけど、ちょっとこれはなんとかしなければな・・・と思った。

若者組が4頭4人で山の上に上がり、タツメ(射手)を配置し、尾根沿いを回して犬を放し、全員がタツメに入る。僕は本矢場(本命の位置)の後方で見学。というのもまだ猟具の許可が出ていないからだ。

現在兵庫県での許可は非常に難しく、時間も長くかかり、ありとあらゆる審査を受ける。なので、昔からのハンターと今からのハンターとは全く質が違うものだという話を聞く。昔の基準の認識の甘いハンターを排除してゆく方針らしい。だからこの許可が出るということはありとあらゆる面から見ての優良人物、ということらしい。
僕の場合、許可が出ることは間違いないのだけど、年内に出るかどうか。春に申請してまだ出ていない人も居ると聞くので微妙なところだ。

僕なりに色々と理由があって、今日は本矢場は通らないな、と見た。その状態で逃げて来た動物が通るとしたら、ここと、あそこと、そこか・・・と目星をつける。どこにも焦点を合わせなければすべてを同時に見る事が出来る。

しばらく木に化けて待っていると、後ろ30メートルほどを鹿の逃げてゆく気配がした。それが3回。さらに一時間後、目星をつけていた場所の一つ、尾根の前方左の青木辺りに気配を感じた瞬間、2番目の矢場が火を噴いた。牝三頭。一頭を仕留め、残り二頭は当たらず。犬に追われて出たのでは無かった。この時、スラッグを放ったS君は僕より若いけど実猟射撃の名手で謙虚。何となくタツさんとイメージがだぶって、僕が頼りにしている先輩だ。

しばらくしてマックが帰って来る。山に慣れない犬は、動物との闘争よりは散歩感覚で、飽きたら帰って来るのだそうだ。マックは僕の横に来て、チンと座って僕の顔を見ている。頭をなぜてもらいたいみたいで、僕の手に頭をすりつける。それに飽きると尾根を鈴音を鳴らしながら歩き回る。いよいよこれは尾根の本矢場は通らないだろう。

本タツが昼飯を食べ出して、マックがそれをくれとせがんでいる。本タツは見た目がすごくイカツイ人で、喋ってもやっぱり怖いんだけど、どうもとても優しいみたいで、叱りながらもパンをあげていた。その瞬間、やはり目星をつけていたポイントの一つを、鹿が軽い駆け足で駆け上った。相当大きな牡。真っ黒な身体に立派な角。距離は25メートルぐらいか。立ち木が多いが僕のポイントからなら止めれていたと思う。本タツが気付かないのは仕方無いとして、マックが気付いていないのは問題だろう。

終了して引き上げる。途中、S君の仕留めた鹿を回収し、山を降りる。それが本当に大変だった。倒木と岩とで、下ろした時には鹿もボロボロで僕もボロボロ。レインコートは穴だらけだし、まさに心臓が破れる程にきつかった。

今回の猟では犬に追われていない状態の鹿の速度が見れたのが良かった。またマックがとても可愛らしく、なんだか今後も行動を共にしたいなと思った。そして良い猟犬に育てることが出来たらな・・・と思った。一緒に経験を増やして行って、最後はお互いに優秀なハンターになる。ハンターものではないけど、なんだかそんな映画だかドラマだかがあった様な。

マックの匂いがするのか、家に帰ったらコロがどうも機嫌が悪い。とてもすねている。犬を使う猟で一番困るのは、もしかしたらここかもしれない。
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by OGLALA-BEADS | 2008-11-17 09:23 | 狩猟関連

FUNNY阪急西宮ガーデンズ店用ウォレット

今週はFUNNYさんの新店舗(西宮。後で詳細を)限定商品の制作期限がギリギリだったので、なめし途中の皮を全部冷凍庫に放り込んで、そっちにかかった。また、来工房者の多い週だった。

FUNNYさんの限定商品はバラのビーズの着いたライダース・ウォレット。企画から参加したので、土台の革の素材も色も選ばせてもらった。本当は「全部うちのブレインタン!」と言いたいところだが、そうもいかないだろう。

工場で、社長のチーフと、今回の企画の担当の岩朝君とで一月程前か、サンプルの革を拡げて打ち合わせをした。端を切りっぱなしにすると聞いていたので、ベロアや鹿系よりはヌバックの方が良いだろうと提案した。それでヌバックの色サンプルを見て、バラのカラーのビーズ乗りの良い革色を無責任に「これ大丈夫、これ駄目」と指示していった。結果的に通常FUNNYさんではあまり使用しない様な特殊な土台色も含む、5色の展開となった。

工房に届いた革を見ると、サンプルとは雰囲気が違っていて「ちょっとケミカルっぽいというか、マウスパッドみたいだな」と焦ったが、ビーズを載せる事で良い雰囲気になった。
FUNNYさんの工場の女の子達が、革を見て「可愛い!」と騒いでたみたいだが、ビーズが載った状態で見たら、もっと騒いでくれるだろう。うちのアシスタントも「可愛い!欲しい!」と大騒ぎしている。
後は工場での組み立て次第。どう仕上げてくれるのか、楽しみだ。
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「牛ヌバックにビーズが出来るか?」と聞かれると「出来る」という答になる。10年位前に作ったポーチが健在だから、大事に使うと案外耐久性のある素材だろう。
しかし、表面が固く、また非常に脆いので、針を潜らせる深度が鹿とは異なり、また脂の状態や染料の固さで革自体の硬さが変化する。一般的に脂に関しては、ビーズでいうと、抜けている方がやりやすい。脂が残っていると針に粘ついて非常に硬くてやりにくい。最近滅多に針を折らなくなっていたのだけど、今回は一日3本は折っていた。さらに3日やるともう針を持つ右手親指が真っ赤に腫上がり、しかも針尻で刺し続けて肉が出てしまい、痛い上に微妙な感覚を無くしてしまって針が持てなくなってしまった。ちょうどその日、次の日と来客があったので休みをとったら治ってくれた。
出来るのだけど、今回の様な特別な意図が無い限りやっぱりやりたくない革ではある。

さて、FUNNYさんの新店舗だが、場所は兵庫県西宮市。電車で言うと阪急電車の西宮北口にあたる。昔の阪急西宮球場跡地の超巨大商業地である「阪急西宮ガーデンズ」の中である。
場所的に神戸芦屋、阪急宝塚線等、マダム路線(エリア)であり、これまでのFUNNYさんの店舗とはちょっと客層が変わりそうで、チーフも「女性メインで商品を考えて下さい」と仰っていた。それでマダム、お嬢様仕様のライダースウォレットにしたつもりなんだけど、どうなんだろう?
商品的には今は制作の余裕も無いが、来春から適時、少しずつ置いてもらおうと考えている。
この阪急西宮ガーデンズ、今月19日だかにプレス・オープンがあり、地元招待等が続き、一般には20何日かにオープンと聞いている。人混みの苦手な僕は当分寄り付けまい。



先週スモークを終えた革を二枚仕上げた。両方共、それぞれの意図によく合った良い革に仕上がってくれた。1枚は中〜小型ポーチ専用革で、もう1枚は僕の猟具入れの袋になる。
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by oglala-beads | 2008-11-09 17:15 | 仕事関連

Nuu-

大阪の新店舗、Nuu-さんの初回オーダーの一部を発送した(一部、作業日誌に掲載)。
6月初めに頂いたオーダーなので、納期5ヶ月か。頑張っているのだけど、やはり現在納期は半年弱。でも、記念日等で期日を切ったオーダー等も、出来るだけ応えさせて頂いていますので、リクエスト等あれば一度ご相談下さい。

Nuu-さんは、大阪で天王寺と難波の2店舗を展開するレディーズの衣料のセレクトショップです。
OGLALAの商品はレディース店舗での売れ行きが芳しく無く、最初にお話が来た時は断る方向だったのですが、オーナーの坂本さんが非常に熱心な方で、本気で扱いたいという思いが伝わって来て、最後はこちらからお取引きをお願いしました。
目に見える部分で一例を挙げると、工房に始めて来られる前、僕のブログを過去のものからすべてプリントして常に持ち歩いて読んで下さったそうです。その数、一部でも数百枚だったそうです。
お話のあった際に丁度、「レディースをもっと拡充しないと」という事を課題に感じていた時だったので、色々とお客様の声を聞かせて頂けたらと考えています。

商品の品揃えも豊富で、現在オーダー頂いている品目の納品がすべて終われば、一番OGLALA商品の品揃えが多い店舗になりそうです。近くにお立ち寄りの際は是非訪ねてみて下さい。

NUU- 
大阪市中央区難波5-1-60
なんばCITY本館B1
06-6644-2468

大阪市天王寺区悲田院町10-48
STATIONPLAZA てんのうじ中2階
06-6779-1711

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現在の仕事スタンスは、午前中鞣しで昼からビーズ。鞣しをした分が直接稼ぎになるのなら良いのだけど、革は現在販売していないので、なかなか辛いものがある。
というのも、正直な話、鞣しが終わった後は、本当にフラフラで頭の芯までボーっとしてしまって何もする気力が湧かないのだ。このまま眠れたらどれだけ良いかと思う。
特に先週までの晩夏を思わせる様な日差しは身体にこたえた。
完全手作業のブレインタン(脳漿鞣し)が、絶滅した理由の一つに、その作業の厳しさがあったということだ。そうだろう、そうだろう。

しかし初期の頃に比べると随分と要領も覚えて来たので、販売も視野に入れて多くの皮を同時に動かすことに挑戦しています。販売はいつになるか分かりませんが、うちのブレインタンに興味のある方、楽しみにしておいて下さい。


現在4つの新しいテクニックを取り込んでいっている。

一つは今まで1枚ずつ燻製していた革を二枚でやる方法。
これは燻製材の消費が、おおまかに言って1枚につき半分で済む様になる。これに関しては今回やってみて、まあまあの線まではいったのだけど、まだまだ課題も多い。

次にトリミングせずに出来るだけ多くの部分を鞣し切る方法。
ワーシャツを制作する時に必要なテクニックだ。これに関しては今回上手く出来る様になった。

次に夜露を使って鞣しをするテクニック。これは夜明け前にある程度の作業を終わらせないといけないが、今回試したらとても効果的だったので、これからの作業に取り込もうと思う。

最後は漉き。これは皮カンナと呼ばれる道具があるそうで、それを使えば一発なんだと思うのだけど、現在はナイフでやっている。大分上手く出来る様になったと思うのだけど、やっぱりまだまだ。皮カンナとやらが欲しいのだけど、こういう道具はなかなか売っていない。革工芸用のピーラーみたいなものを試してみようかと思うのだが。
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by oglala-beads | 2008-11-02 16:31