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勇退

取引が一番長かった、大阪のONE BLOODが、この日曜日(2008年6月1日)で10年の歴史に幕を下ろす事になった。
オーナーの柄君とは、歳が近いこともあり(僕が一つ上)、公私ともに仲良くしてもらった。

僕が制作者としての道を選び、経営していた店を畳んで、卸専門に変えたとき、彼の店とあともう一軒だけしか卸先が無かった。そんな状態でやっていこうとしている僕に「俺、そんな馬鹿好きや〜」と大笑いして、彼が独立前に勤めていたFUNNYさんや、その他、知り合いの店を紹介してくれた。彼無くしては、OGLALAはやってこられなかった。

柄君は人脈が広く、インディアン関連の書籍で著名な文筆家や、芸能人等とも親しく、そういった部分をお金に変える事も出来る立場にいるのだが、それはしなかった。
また、人を妬む事が無く、僕が上手く行っている時など、自分の事の様に喜んでくれたものだ。
サウスウエストの居留地に買い付けに行っても、彼でないと入れない所があったり、彼でないと取引しない作家が居たりした位に、誰の前に出しても恥ずかしくない、心の底までまっすぐな人間だ。

そんなONE BLOODが無くなる。柄君個人に関して言えば、彼を覆っていた枠が取れて、より大きく羽ばたける様になり、喜ばしい事なのだと思う。しかし、一緒に良い時と辛い時をくぐり抜けてきた戦友の勇退に、想いはとても複雑だ。とても大きな精神的支えを失ってしまうことになった。
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by oglala-beads | 2008-05-31 16:23

企業の体質と国民性

週間天気予報に曇りが増えて来た。

5月は気候が穏やかで、日差しもまだ(体感上は)剣呑で無いので、机を外に持ち出してビーズ仕事をすることも多い。蚊も少ないので、ウグイスの声を聞きながら、コロと庭先で仕事する時間は、潤いがあって楽しい。

梅雨になると、工房で、雨音を聞きながらの作業が楽しい。静かな工房で作業をしていると、時々コロのイビキが聞こえる。たまにアシスタントのいびきも聞こえる。

この時期、玄関先にはシエラ・デザインの黒のマウンテンパーカーがぶら下がっている。急に冷えて来たり、雨が降り出したり、といった季節にピッタリだ。小雨だと、このブラック・マンパを羽織り、コロにドギーマンのオレンジ色のカッパを着せて散歩に行く。大雨だと、ユニクロのウィンドブレーカーになる。
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玄関先で、ビショビショになった合羽を脱いで、ぶら下げて干している光景が好きだ。コロの小さい合羽と僕の合羽が仲良くぶら下がっている。

冬だとバーヴアーなんかがいつも玄関先にある。バーヴアーは英国王室御用達の服飾メーカーだが、コットンにオイル(ワックス)を含ませて防水にしたワックス・コットンのジャケットやカバンで有名で、つまりはこれもレインコートというか、フィールドジャケットなのだ。
ワックスの匂いとベタつきがあるので、乗客の多い電車に乗る時は着ない方が賢明だ。狩りが上流社会の社交場であって、それなりの服装を要求されたイギリスならではの洋服だ。

こういう特殊な服は、それに袖を通す時、気持ちが豊かになる。それに袖を通せる条件が待ち遠しくなる。


手持ちの5着のバーヴアーのうち、4月中旬にイギリスの本社にメンテナンスに出していた一着が、補修とメンテナンスを終えて戻って来た。
このジャケットは古着で1万5千円で買ったものだが、それを1万8千円出してメンテナンスをした。送料を入れると、2万円を超える。
自分の場合、4万足らずで新品が手に入るので、それを考えると狂気の沙汰と思う人も居るだろう。

僕は手入れをするために何かを買う様なもので、つまり、手入れが趣味といっても良いかもしれない。だから困った事に、僕のスニーカーは10年経ってもピカピカで、なかなか「味」が出てくれない。

話は逸れたが、それにしても1980年代に製造された服を、責任持って、補修してメンテナンスしてくれるメーカーって、良くないですか。ちょっと欲しくなるでしょう。さすがイギリスって感じしますよね。

対するアメリカ衣料は、いい加減でざっくばらんというイメージがあると思うけど、あれはすべて自分で修理等が出来る様に作ってある。イギリスもアメリカも、それぞれの国民性なんかがきちんと反映されている。
自分でやっちゃう、もしくは国土的な問題で、自分で出来ないといけないアメリカと、徹底的に造り込んだ結果、素人が補修出来ないものになっているけど、企業がメンテナンスの責任を負っているイギリス。

じゃあ、日本はどうかというと、これがまたキチンと国民性を反映してる。つまり、「すぐ飽きる」「新しい物好き」。だから、徹底的に造り込んで素人が修理出来ない様に作っているんだけど、数年で部品が無くなって修理不可能になる。それまでは見事なまでに壊れないけど、その期間を超えると、まるでソニー・タイマーが仕組んであるかの様に、見事に壊れる。
でも、それに文句を言う人は少数派。ほとんどの人はそれで満足なのだ。
だから、日本の企業姿勢を、バーヴアーなんかと比較して批判するのはお門違い。



さて、少数派、最右翼に属する僕としては、今回のイギリス送りでも多いに揉めました。

バーヴアーは1990年代中頃だったかに、M物産が輸入総代理店になって、現在メンテナンスも各販売店が回収したものを、Mがまとめて本国に送っている。故に、仕方ないんだけど、Mが入る前の、古いバーヴアーに関しては、扱いが悪い。
それだけだったらいいんだけど、Mのお客様サービスの電話応対は、慇懃無礼で知識も無い。バーヴアー担当部署に回してもらっても同様。挙げ句、「なんでそんなこと聞いて来るんだ!」と逆ギレされた始末。こちらは丁寧に聞いたのに。

それでイギリスの本社に問い合わせたら、「その疑問はもっともだ」と、いつも非常に丁寧に教えてくれる。各従業員が商品を熟知しているから即答だし、「何か疑問があったら、どうか聞くのをためらわないで欲しい」とすら言ってくれる。

こうなると、どうですか。メンテナンス、M経由でやりたいですか?

ということで、今回、本社に直接、Mを通さずに送った。
その後の対応も丁寧で、非常に満足出来るものだった。


僕はものを買うというより、それを買う事で、手入れしたり、身につけたりして作る思い出を購入している様なものだと思う。だから修理不能なんて言われるとガッカリしてしまう。今回の事だって良い思い出になるだろう。


自分が作ったものには、一生責任持ちたいですね。
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by oglala-beads | 2008-05-25 15:26 | プライベート関連

返答

今週は出ずっぱりで、先週までの制作量を相殺してしまうような勢いだった。
また、問い合わせも多い週だった。
OGLALA商品だけではなく、革に関する問い合わせも多かった。

皮をなめす、ということに興味を持つ人が増えてきたのか、シンクロニシティーなのか、同じ様な質問のメールを今週何通か受け取った。ここでまとめて返事させて頂きます。ちょっときついことを書きますが、最後まで読んで頂くと真意は分かってもらえると思うので、長いですがどうか最後まで。


全員に共通しているのが、要するに「自分に出来るか」ということ。

申し訳ないのだけど、それはこちらでは判断しかねます。周りに迷惑をかけない環境であるかどうかと、どれだけやる気があるのか。それ次第ではないでしょうか。薬剤が入手出来るかどうかも、それに準ずると思います。

次に漠然と「教えて欲しい」という方も居ましたが、正直な話、漠然と「教えろ」と言われても困るし、迷惑です。
こうやってブログ等、色んな所で情報を提供していると、教えたがりで無償で情報を提供してくれるいい人、みたいに見られます。しかし、僕は相当な人嫌いで、自他ともに認める頑固で人の好き嫌いが激しい。故に誤解を解き、活動を分かってもらうために、このブログを書いています。

僕が「鞣す。自分でやる」と決めたとき、日本には情報が全く無かった。書籍は絶版。ワークショップも無し。ウェブ上にたまに出てきても、よく精査されていない間違った情報ばかりだった為に、しなくても良い苦労もした。幸い僕は英語が使えるので、アメリカから情報を引っ張ってきてなんとかしたが、先駆者の責任として、後から情報を探す人が困らない様、ネット上でこうやって検索にも引っかかりやすい様にし、技術情報は隠す事無く公開している。教えてくれという以前に、このブログを隅から隅まで熟読されたらいかがでしょうか。どんなテキストよりも丁寧で分かりやすく、大きな写真まで付けて解説しています。

あくまで僕の意見ですが、「出来るか」と人に聞かないと分からない時点で、やめておいた方が良いのではないでしょうか。鞣しに関して言うなら、それで途中で投げ出してゴミとして破棄されてしまうとしたら、その皮を提供してくれた命に対して、申し訳ない事だと思います。だから、あなたがどこまで本気か分からないのに「出来るよ」などと言う気はありません。

別に命がけでかかる程、鞣しは難しい事だとは思いません。でも、僕は一枚皮を受け取った以上は、命がけで鞣し上げる覚悟でやっています。大げさではなく。だからこそ、僕に何かがあっても引き継ぎが出来る様、アシスタントに全ての知識を与えています。その覚悟で臨まないと、革を提供してくれた生き物に対して顔向けが出来ない。その覚悟が供養になると信じている。そういった供養の無い革を使った商品をお客さんに出せない。これは自己満足の領域だから人に押し付ける気は無いけど。


偉そうな事を言っていますが、自分も最初の鞣しにあたった際、自信満々でとりかかったにも関わらず、途中で挫折しかけました。

例の熊の際、ナイフで手を貫通しかける事故の時です。

事前に万全を期していたものの、全てが想像を超えていて、まったく上手くいかない上に、臭い、音、そして血だらけの作業。近所への配慮から、それは凄まじいストレスでした。
食事も、油の臭いを嗅ぐと、熊の脂の臭いとリンクしてしまい、強烈な吐き気に襲われて、まともにはとれませんでした。
その上に雨が降り、季節外れの嵐で全身ずぶ濡れの中での重労働に、頭がボゥっとしていた時の一瞬の気の緩みで、傾いた足場に付着した熊の脂で足を取られたのが事故の原因でした。

僕の本業はきわめて細かい作業なので、手の怪我は作家生命を脅かします。
「もう駄目だ」そう思って、皮をくれた群馬の熊猟師のタツさんに「ごめんなさい。山に返してやって下さい」と電話をしました。きっと「仕方ないね」と同意してくれると思っていたのですが、案に反して「いや、岡居さんは途中で投げ出す人じゃないでしょう。自分、信じてますから。ちょっと休んでまた再開して下さいよ」と取り合ってくれませんでした。その時は正直言うと、「自分は作家としての責任があるんだから」と、もう絶対にやめるつもりだったのですが、数日後、タツさんの「なにか」が心に突き刺さっていたのでしょうね。抜糸が終わる前から、鞣しを再開していました。

あの時のタツさんの「なにか」が無ければ、完全に挫折していたと思います。


アドバイスを求めてきている人に、随分ときつい事を書いていると思います。でも、やるのなら、命を奪ってそのパーツを使っているのだから、そちらもそれなりの覚悟でやってもらいたい。これを読んで、「なんだ、このヤロウ」って思うなら、根本的な考え方が違うんだから、僕には聞かないで欲しい。「もっともだな」って思ってくれるなら、安易に僕に質問してくるよりは、まずはこのブログの過去ログを全部読んで答えが隠れてないか探して下さい。その上でなお、どうしてもここが分からなくて不安だ、っていう事があれば、初めて質問して下さい。ただし、その際は神戸まで来て、実際に横で見て会得する覚悟で。


色々と思われる事を覚悟の上で、時間の無い中で書きました。これが、僕がタツさんからもらったのと同じ「なにか」になって、心に届いてくれれば、、、と念ずる次第です。命を提供してくれているもののために。


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ここに来て、マイマイガの幼虫が増えてきた。去年の大発生に比べれば可愛いものだが、それでも彼らの落下傘部隊には毎回驚かされる。

今週、初めて鞣し中に蚊に噛まれる。

現在、冬の牝鹿のブレイニング中。大きかったから年寄りかと思いきや、薄かったので若い牝だろう。
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by oglala-beads | 2008-05-18 11:00 | 革なめし関連

ドライ技法へ

今週はアシスタントと共に、大きく体調を崩してしまった。今は僕が熱のある状態。
こういうタイミングが来たら読もうと決めていた本があるのだけど、いざ寝込んでしまうと、考えないといけない本は読めませんね。



ブレインタン(脳漿鞣し)の根本的な技法で行き詰まった。
常に挑戦している状態が楽しいので、これからを考えると嬉しいのだけど、同時に、ニホンジカの革質を考えると不安でもある。

出発点は、現在ストックしてある冬鹿の、一番厚い部分の首をどうやって鞣すか。
ソフトニングの際に、ここだけが他の部分の4〜5倍の厚さの為に、いつまでも、どうしても乾燥せず、結果的に使用出来ずにいた。また、この部分のグレイニングは非常に難しく、スクレイパーを直角から鋭角、最終的にはナイフに持ち替えるのだが、それでも完全には取りきれない。
現在、僕が使っている鞣しの技法は、アメリカのブレインタンの世界で一般的なウェットスクレイプ技法だ。
しかし、ウェットスクレイプにも色々な技法があり、現在アメリカで主流なのが、BUCKINGというテクニック。これは水酸化ナトリウム等の強アルカリの中に皮を漬けることで、内部繊維を解きほぐし、グレイニングとソフトニングを楽にしてしまうもの。強アルカリはバクテリアの繁殖を抑え、匂いが発生しにくい長所があるので、余計にアーバン・アボ(最も分かりやすく意訳すると「都会に住む原始人」か)に支持されている。
一方、僕や、頑固な年寄り連中が支持しているのが、CONTROLED ROT技法。「管理された腐敗」、要は皮を腐敗手前に追い込む事で、グレインを剥離させるテクニックだ。腐敗を利用するわけなので、当然匂いが出る。これを匂いを出さないギリギリのラインで扱う事を覚えたのだけど、それは一方では内部組織が充分には崩壊していないことになっているので、今の僕の悩みが生まれている訳だ。

現在の機械を使った鞣しなどでは、この強アルカリも使うし、機械で簡単に厚さをすける。また表皮は巨大なサンドペーパーの様な機械ですべて削り落としてしまう。
白鞣しの新田さんには「機械貸してあげるから、うちでやったらいいじゃない」と有り難い言葉をかけて頂いているのだけど、同時に「まあ、岡居君は頑固だから、これだけ言っても機械は嫌だって言って使わないんだろうけど」とも言われている。
まあ、色々と言い訳はあるんだけど、その通りなんです。

しからば・・・ということで、ドライスクレイプ技法へのスウィッチを考えている。
平原族には珍しく、何故かラコタだけドライスクレイプ技法なので、僕がドライ技法で鞣すのはとても良い事なのだけど、ドライ技法は鋭利な刃物で表皮を削いでゆくテクニックなので、ウェット技法に比べて時間もかかるし、風がある時には回りに飛散するので出来ない。また、アメリカの鹿は皮が厚いので良いのだけれど、日本の鹿は皮が薄いのでウェット技法よりも深いところを削るドライ技法では破く確率が非常に高くなる・・・

とまあ、そんななんだかんだで、「あそこはどうやって、あれはあの技法で解決して・・・」と、現在、非常に楽しく悩んでいる訳です。

しかし、ドライに変えたら、より一層販売からは遠くなるとも思われる。いよいよ、自分で使う為だけの革になるか。
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by oglala-beads | 2008-05-11 16:20

完売御礼

おかげ様で、GW前半戦ギリギリに投入したビーズTシャツの初回納品分は、だいたいの店舗で完売した様子。残り分も予約で完売になってしまった店舗もあった。

一番驚いたのが、FUNNYさんの、今回新たに取引が始まったメンズ館店。つまりOGLALAを初めて見る人の中での完売。更には、それに引きずられての事か、結構な数を入れたOGLALAのオリジナル・アイテムまで完売状態だったということ。
新潟のNEW DEALさんでも、入れて早々のポーチ(数回前のこの雑記に載せたもの)が売れた様だし、高知のWHOLさんでもブレスが無くなったみたいだ。相乗効果というのもあるのかもしれない。

大阪梅田のメンズ館というのは、いわばレオンの館の様なところだ。FUNNYメンズ館店も、他のFUNNY店舗とは違った、アダルトな商品の見せ方をしているし、OGLALA商品も通常より暗いトーンで制作している。そういった場所で受け入れられた事も驚きだし、店がまだOGLALAのお客さんを育てられていない店舗でのこの売り上げは、大きな自信になった。

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岡山でもらってきた椎茸の原木から、真っ白で表面にいくつも亀裂の入った椎茸が出た。タツさんに聞くと、乾燥が原因かな・・・との事。早速玄関脇のポスト横に移動。柵を立てて、その上にスダレを渡す。すだれの上からホースで水をかける。強めの雨の様になって具合が良い。

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今年はマイマイガの幼虫(毛虫)が少ない。去年は以上な位の大発生で、一分も外に居たら数匹が身体を這い上がってきていたものだが。今年は大きなものをまだ一匹も見ていない。

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今年は稲の種まきを手伝いに行けなかった。月末頃からの田植えには行きたいものだが、仕事が忙しいのはなお嬉しい。

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次に晴れたら鞣しを再開しようと思う。鞣しとは天気図とのにらめっこ作業だ。

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丹波鹿の皮を巡って、気がつけば争奪戦の様相を呈してきた。複数の業者が興味を示してきているらしい。昨今のエコロジーブームで、プラスアルファの価値を見込んでいるのだろう。姫もみじの柳川瀬さんは喜んでいるが、大きなものでも一頭が80デシぐらいしかない上に、海外の鹿に比べて非常に薄いホンシュウジカ。実際の所、僕の鞣し技術が低いせいもあるのだろうけど、例えばポーチ本体に使える場所は40デシぐらいか。つまり、小型のポーチを3個とって、革紐とフリンジ等を取ったら、あとはお守りポーチを取れるぐらいにしか残っていない。
早くから日本の鹿革が輸入原皮に頼っていた理由がこれであろうと常々思っていただけに、完全な工業製品としての鹿革に対応出来るのか、疑問である。
自分もそういった理由もあって、販売は無理かな、という方向に傾きつつある。本当は、僕みたいに自分で鞣して何かを作る人が少ないながらもコツコツと鞣している方向が一番向いている様に思うのだが、それだと駆除で出る鹿すべての皮を消費するのは難しいのだろう。伝統工芸である新田さんの白なめしと手を組むのは、今にして思えばもっとも良い選択肢だったろうと思うのだが。

あと、仮に工業製品としての鹿革の原皮として認められた場合、それが乱獲に繋がってしまわないか心配だ。今は異常な量の鹿が居て、駆除が進められている訳だが、そもそもその状況はいつまで続くのだろうか。
また、そうなった場合、自分の手元に充分な皮は入って来るだろうか。今年罠の免許をとって、来年は猟銃の免許を取り、自分で使う皮のうちの何頭かは自分で調達するつもりだが、皮が一年で10枚以上必要なのに対し、肉は3頭もいらないぐらいだろう。必要な時に必要な数だけ確保出来るだろうか。

色々考えていくと、少々気分的には暗い方向へ行ってしまう昨今である。

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僕が海外のサイトに、翻訳して紹介した白鞣しに関する記事が大きな反響を呼んでいる。非常にマニアックな質問がメールで入ってきて面白い。が、充分に精査する時間がない。彼らの質問をもとめて、一度新田さんにインタビューして再度そのサイトに紹介したいと思う。なんにしても日本の鞣し技術が世界中から注目されているのって、すごくないですか?それだけのものが白鞣しにはあるのだろう。世界的に見ても、唯一無二の鞣し法だと聞く。正直僕もオイル鞣しの一種だろうという解釈だったのだが、先日新田さんに電話で教わって驚いたのだが、本当に必要なのはオイルでは無いそうで、非常に驚いた。この話はまた改めて。場所をかえて。

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向かいの家のツツジがものすごく綺麗だ。そういえば、昔よく学校帰りに植え込みのツツジの花を失敬して、蜜を吸った。だからツツジの植え込みの周りには子供達が吸った後の花が沢山落ちていたものだが、最近の子はやらないのだろうか。それらしき花が落ちているのを見ない。
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by oglala-beads | 2008-05-04 21:31