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またまたTシャツ

おかげさまでTシャツのオーダーは制限枚数に考えていた150枚をあっという間に超え、200枚をも軽く越えました。
短い受付期間だったに関わらず、有難うございました。

前面のフェザーのデザインが仕上がりました。
こんな感じです。(背景がクリーム色なのは、全体が見やすい様に便宜的なもので実際は黒の土台です)
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見慣れない形の羽根だと思いますが、これは イヌワシ(Golden Eagle)の、初列風切羽といって、翼の一番外側で、風を先頭に立って切り裂く、一番重要な羽です。
一般的にイーグル・フェザーと言って知られているシルバー等で有名な羽は、尾羽か、次列風切といって身体に近い方の羽なんです。

初列風切羽は英語で言うと、「primary」。OGLALA the japanese primary。
遠くない将来、OGLALAにはラコタ、そして近縁部族の作家達も加わって世界市場を相手にした本格的な展開を考えていますが、その時、僕にしか作られない「作品」で、アメリカのコンペティションで勝負する時の、僕のブランド名にする予定です。


ところで本日は、もう一つ、ちょっと緩い雰囲気のTシャツをご紹介。
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絵はアシスタントが数年前にカレンダーの裏にサラっと書いていたのを、僕が気に入って置いていたもの。
なかなかTシャツにまとめるのが難しくて、しばらくは放っておいたんだけど、今回Tシャツを作るという事になった時に、個人的にすごくこれが着たくて、頑張ってフォント等でデザインしてみました。
字も手書きにした方がより雰囲気が出ると思うのですが、そうするとちょっとやりすぎ感が出ると思うので、フォント(コンピューター文字)でいくことにしました。一歩手前で上手く踏みとどまれていると思います。

こちらも、欲しい方はoglala@cup.ocn.ne.jpまでメール下さい。

このTシャツの物語はこんな感じですーーーーー

昔、映画みたいな娯楽が無かった頃、今で言うサーカスみたいな雰囲気のフェアグランド・アトラクションというか、移動式見世物芝居小屋みたいなのがありました。
西部開拓時代のアメリカなので、もちろん話は幌馬車隊がインディアンと戦う話だったり、早撃ちの乙女だったり、まあ、ビックリ人間みたいなのが出たり・・・という感じでした(勿論見て来た訳ではありません)。その辺りのことは、前にも紹介した、ヴィゴ・モーテンセンの「オーシャン・オブ・ファイア」に印象的に描かれてます。

その芝居小屋でもっとも有名だったものの一つが、バッファロービルが興行していたワイルド・ウェスト・ショー。最初はジャーナリストのネド・バルトラインが一人の兵隊をモデルにして書いた冒険噺の主人公だったビル・コーディーが・・・・・・・・

・・・・・・小難しい話になるので割愛。

ともかく彼の小屋の人気を決定付けたのは、インディアンからしたら大ヒーロー、白人からしたら大悪人で、白人達の当時のヒーローをリトルビックホーンの戦いで戦死させたラコタのチーフが、自ら出演していたこと。

この偉大なチーフ、タタンカ・イヨタンカ(シッティング・ブル、=タタンカ・イヨタケ)は後に当時を述懐して、平和な時代だったと述べているけど、実際は色々と悶着があったそうだし、件のオーシャン・オブ・ファイアに描かれている通り、決して安穏としたものではなく、要は非常にリアルな悪役だったわけで、彼が登場するや、ヤジと一緒にモノが飛んで来るという、ちょっと辛い話です。

しかし、このビル・コーディーという人は、聞く所では、シッティング・ブルに非常に敬意を払っていて、無理強いさせることも無く、他のインディアン・アクター達からも慕われていたそうです。 シッティング・ブルからしても、この公演活動で得た事は大きかったのではないかと彼に関する出版物を読んでいると、そう思います。

ということで、このバッファロービルのワイルド・ウェストショー。主役をシッティング・ブルと捉えて、いわばシッティング・ブルのワイルド・ウェストショーとして支持する意味合いで文字を組み合わせて仕上げました。
つまり、この年号、1886というのは、シッティング・ブルが出演した年なのです。


このTシャツ、土台はジェラン。男性用は6.2オンスの細身で、腕の詰まりが良いので、体型がとても良く見えます。
女性用はわざわざ版も変える予定です。土台はジェランで、男性用のサイズダウンではなく、専用ボディーで、5.9オンスのリブを予定しています。
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なお、希望が多い場合は、子供用も検討してみます。

このTシャツは本当に少数生産になると思うので、価格は集まったオーダーの数で変わります。あまり店で扱われる事も無いだろうと思うので(笑)、このブログを見てる人のみ限定という感じで、とてもマニアック!(笑)
希望では3000円代でいきたいです。
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by oglala-beads | 2008-03-30 12:37 | お知らせ関連

25 years of spiritual & cultural liberation

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数年ぶりにTシャツを出します。
今回のは前面にビーズで作ったフェザーを施します。
通常柔らかなTシャツ素材にビーズを施すと縮んだりして難しいのですが、今までのノウハウと、初期の頃にティッシュにビーズを施す練習をした経験を活かします。

商品自体の詳細はOGLALA作業日誌でご覧下さい。
ここでは、長くなりますが、このシャツの柄を巡る物語を書きます。
なお、土台の仕入れの関係で、最初に注文を頂いた数のみの製作です。
ご購入希望の方は、今週水曜までにご注文下さい。
OGLALAメールアドレス

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サウスダコタ州の現在のパインリッジ村の外れに、ウーンデッドニーという丘があります。
ここで今から100年ちょっと前の1890年、合衆国政府による、ラコタの諸部族を主体とするインディアン達に対する虐殺が行われました。
繰り返しますが、今から100年少し前の話です。この虐殺をもって、コロンブスが上陸して以来延々と繰り広げられたインディアンの武力闘争が終息しました。

その情景は、ヴィゴ・モーテンセンの映画「オーシャン・オブ・ファイア」に非常にリアルに描かれている他、トム”ジャンプ・ザ・カウチ”クルーズ氏の「ラスト・サムライ」の最後の戦闘シーンなど、まさにそこからイメージを得てます。

1973年、ブラック・モスリムの影響を受けた、インディアン組織、AIMの呼びかけで、少数のインディアン達が武器を持って合衆国政府に闘いを挑みました。彼らが闘いの拠点として選んだのが、他ならぬウーンデッドニーでした。

現在のウーンデッドニー村は、静かであまり豊かではない荒廃した感のある丘です。嵐になると吹きだまりが出来やすく、あまり住みたい場所ではないです。
そこの小さな丘に、大虐殺で死んだ女子供を含む人達のお墓があります。
ラコタに行くと、タバコをもって、まずはそこにお参りに行っています。

さて、時を下る事25年。1998年の2月、その1973年のウーンデッドニーの記念集会が開かれました。
その集会の主題は「25 years of spiritual & cultural liberation」、つまり、1973年の闘争によって、民族の誇りを取り戻す機運が高まり、そこから独自の精神文化を見直す風潮が産まれた、その契機を記念し、自らの25年という年月を見つめ直し、再び団結しようというものでした。

1973年の闘争は、ラコタ族ではなくAIMが主導してやったもので、そのためにラコタは現在でもFBIにマークされていて、信じがたい話だと思いますが、ラコタでのAIMのトップ達と仲が良い僕が居留地入りすると、常にマークされる程、現在でも政府とは緊張感が続いています。

そんなぐらいなので、AIMの活動を良く思わない人がラコタには多く、僕の恩師でファミリーのリーダーだった、故レッドクラウド女史もその活動には冷ややかでした。象徴的なのは、彼女の娘の一人がAIMの活動家で、1973年の闘争で叩きおられた前歯がトレードマークでした。そんな風に、家族の中でもAIM派か反AIM派かではっきりと分かれています。

日本には「インディアンが善で政府が悪」という狂信家が多いので、AIMといえばそれだけで一も二もなく熱烈支援という方が多いです。
しかしながら、僕はそういった狂信的な”信仰”にはついていけず、もともと馴れ合いが嫌いなのもあって、そう言う人達の交わりを避けています。そのため、日本のインディアン信仰家には無視されています。

僕のラコタの友人にもAIM派と反AIM派が居ますが、皆、仲良く僕のファミリーの家にご飯を食べにきます。
そのうちの一人、ロベルトは、1998年の集会の、発起人というか、代表者でした。
ロベルトは僕の親友で、日本で言う血の杯の間柄です。
ある日、朝起きると、ロベルトが一人、キッチンで静かにコーヒーを呑んでいました。僕を見ると静かに微笑んで、
「ヒロ、今度の集会のポスターが出来たんだよ」といって、ポスターを何枚かくれました。

非常に格好良いポスターだったのですが、それ以上に僕の心を打ったのは、さきほど書いた、この集会の主題「25 years of spiritual & cultural liberation」でした。
ロベルトは1973年当時のAIMの活動家達とは思想を異にする新しいリーダーの一人です。そして、その思想の一端を、この言葉を第一に持ってきたポスターに見いだし、それまで懐疑的だったAIMの活動に、初めて目を向ける事になりました。

「ロベルト、この文言、格好いいね!すごいな!これ、どこかで将来、使っていい?」
「(笑)Tシャツなんかにするといいよ」

そんな会話があったまま、知らず知らず、時を経ました。この言葉が重過ぎたのか、これをどう処理すれば良いのか、見当もつかないまま、いつしか10年が経ち、いつしかそのことも記憶のどこかにしまい込まれていました。

ところで今年、Tシャツを色々と出そう、という話になりました。元来、OGLALAのTシャツは、ラコタに行った事のある人だけが分かる様な、一般の人には分からないけど、行った人・・・の中でも相当知っている人・・・ならクスっと笑ってしまう様なものばかりでした。部族政府のシートベルトを締めようキャンペーン協賛とか、居留地外れの飲み屋のデザインとか(笑)
これから出そうと考えているデザインの中にも、そんなTシャツがまだまだ沢山あります。そんなのを、例えば30枚限定とかで、コソっと作って、着ている人だけクスっと笑えるものが出せたらと思っています。

でも、今年出そうと思ったのは、そういうのではなく、もっと「分かりやすいもの」。
ちょっと前から、インディアンをモチーフにしたものが増えてきて、なんだかよく分からないところがノリだけでインディアンの意匠を使っているのを見て、OGLALAが分かりやすいのをやったら、どうなるだろう?と考えていました。

背面に来る事を考えて、まず分かりやすくて納まりが良いイメージとして、ブラックワーボンネットのフェザーの2重円をつかうことにしました。そして、このフェザーの2重円をイラストレーターでデザインしている時、ロベルトの顔が浮かんできました。彼こそが、2重円のボンネットを身につける資格がある人間ではなかろうか・・・・

そこで、当初は予定していなかった、フォントをモチーフの周りに配置することにしました。その文言はすべてロベルトが監修したポスターから使いました。また、配列は、部族事務所の2階に展示されてある、ゴールデンイーグルの羽で出来た、見事なバッフルのデザインをイメージしました。

前面には、今年からOGLALAの商品につく商品タグのロゴを入れ、その上にビーズでフェザーを配置します(注意:写真のフェザーは友人のシルバー作家、サンシャイン工房の高瀬氏がデザインしたキャップのフェザーに施したビーズを、イメージとして分かりやすくする為に貼らせて頂いたもので、出来上がりのフェザーとは異なります。サンシャイン工房のフェザー+メディスンホイールのキャップに興味のある方は、SUNSHINE STUDIO注!スピーカーのボリュームを小さくしてからクリックして下さい)。

非常に長い紹介になりましたが、今回のTシャツに関する物語、こんな感じです。

肩のこりそうな、重い物語を背負ったTシャツですが、ともかく、OGLALAが作ると、こんなんになりました(笑)

「自分に合うかどうか」ではなく、「似合わないけど、着たいから、服に自分を合わせる!」って勢い、本気の方のみで結構です。それはこのTシャツだけでなく、OGLALAのレギュラー商品すべてに関して、そう思っています。


*フォントの具合等、まだ変更になる可能性があります。
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by OGLALA-beads | 2008-03-23 12:57 | お知らせ関連

鞣しの季節

随分と暖かくなって、あらゆるものが春の訪れを告げている。
冬が好きな僕でも、それらを見ていると、心が和んで来る事もある。
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・・・中には和まないものもある。
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外が気持ちよいので、パソコン仕事を外に持ち出した。毛虫が降って来なくて、蚊が寄って来ない、この時期限定だ。
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コロのケガが全快。熊の脂を塗ったお陰か、膿みもせず、思った以上に治りが早かった。
それでもうちの庭は、何故か土にガラスが混ざっていて、取ってもとっても出て来るので、怖くてもう素足では歩かせられない。配偶者にモカシンを作らせて、庭に出るときは履かせる事にした。最初は嫌がっていたが、すぐに慣れて走り回っている。
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タツさんが今期獲った鹿のうちの一頭が、毛並みの綺麗な小さな鹿と聞いていたので、毛皮に鞣すから、膝掛けにしたら?と提案していた。
その皮が到着。
距離があったのと、林の中で枝が邪魔でなかなか撃てなくて、タツさんらしからぬ所に弾が入っていた。
あと、解体をした時の気温(血抜きは勿論すぐにやっている)が相当寒くて完全に凍っていたので、これまたタツさんらしからぬナイフマークが結構ついていた。でもそうした条件で、これだけ丁寧に良く剥げたもんだ。どれだけナイフの扱いが上手いんだろう。
しかし毛並みの美しい皮だ。軽いから膝掛けにはピッタリだろう。
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この皮の厄介なところは、弾痕ではなくて肩辺りにある血の染み。血は鉄分を含んでいるので、染みは絶対に落ちない。・・・なんだけど、任せなさい。見事に消す自信、あるから。
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前回はとんでもなく漬け込みに時間がかかりすぎて(一ヶ月を超えてもグレインが硬かった)、結果的にバクテリアが本皮にダメージを与えていたので、今回のh030908/hはその辺りをどう解決するかが課題だった。
問題は水温が低かったからで、だから単純に水温を上げればそれで良いのだけど、例えば30なら30にキープしておくのはヒーターでもなければ難しい。そこで塩漬けにして水が温んでから作業にかかろうと考えていたのだけど、週はじめから、思ったより早く日差しが強くなったので、余っていた植物用の寒さよけ温室に漬け込みバケツを入れて日当りの良い所に置いておいた。それで水替えを夕方にして、その際の水温を48にした。
目論みは正解だったようで、ちょうど一週間で完全に漬かりきって、今日、日曜でグレイニングが完了した。
ただ、水換えの時には気付かなかったのだが、グレイニングの際にかなり強く匂った。これだけ臭うとさすがに近所が気になるので、またそれに対する対処法を考えるか見つけてこないといけない。
白なめしの新田さん曰く、川だと腐らせないし、水の流れで毛もすぐ落ちる、との事なのだが、しょっちゅう花田に通う訳にもいかず、なんらかの方法を生み出す必要がある。
あれか、それとも、あれか。まあ、色々と考えられるところはあるので、次の皮で試してみよう。

何にしても、乾くのは早いし、ハエも居ないし腐りにくいしで、鞣しには良いシーズンだ。
・・・ただ、本業が今無茶苦茶忙しいので、それどころではないのだけど。
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by oglala-beads | 2008-03-16 10:18

啓蟄

「これって、出来上がったら何に使うの?」とブツブツ言いながら、アシスタントがニカワの抽出をしている。確かにニカワは使い方がすごく面倒くさいし難しいし、現在販売されている接着剤に何の不満がある訳ではない。鞣しても仕方無い、捨てる部分の皮を使ってニカワを作るのだけど、もったいないから、という理由だけでもなく、まあ言わば「やってみたいから」が一番大きいか。
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良かったら、見てやって下さい。面白いですよ。
アシスタント日記、2008年3月8日号「ニカワ

3月5日、とうとう啓蟄を迎えてしまった。早速風呂場にヤスデが出た。やつらは冬でも姿を見るが、家の中で見るのはやはり啓蟄ならではか。今年もムカデとの戦いの幕が切って落とされた訳だ。
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当日は取引先のNALUの谷井さんと丹波姫もみじに行って来た。家を出てガソリンスタンドで給油していると、アシスタントから電話で「現地は雪だそうですが、”多分大丈夫!”と柳川瀬せんから電話がありました」との事。今年は雪が多い。啓蟄でも降るか。

魔法瓶にコーヒーを入れて、おむすびを握ってもらって氷上まで一時間のドライブ。若いときは運転が大好きでサーキット走行なんかもしたけど、今は正直、運転が怖い。

今回は谷井さんにスケルトン(頭骨)を見て頂くのと新しい皮を引き取るのが目的だったんだけど、なんかずっと僕が一人で鹿の話をしていた様に思う。
自分でも思うのだけど、森とか山とか、生き物とかの話をしている時間が今、一番楽しい。端から見たら、きっと驚く程、生き生きとしてるんだろう。

柳川瀬さんのお陰で、谷井さんも良いスケルトンが手に入って喜んでらした様で良かった。ちょっと・・・いや、かなりホッとした。

その際、ちょっと嫌な話もいくつか聞いた。

一つはヤマビルの話。

ヤマビルは文字通り山に居て、木の葉や地面に潜んで、近くを人が通りかかったら、上から落ちて来て血を吸うヤなやつだ。タツさんやユウ坊さんに、群馬では結構すごい数が居ると聞いていたのだけど、兵庫ではあまり聞いていなかった。それが今や青垣町でむちゃくちゃに大発生している様で、山に入って静かにしていると、自分を中心になんだかザワザワと音が聞こえてくるそうで、それがなんとヤマビルが自分めがけて動いて来ている音なのだとか・・・
ヤマビルは鹿が運ぶと言われているので、じきに兵庫じゅうの山に広がるだろうな。青垣町ではヤマビルの撲滅作戦で、石灰だかを山中に撒いているそうで、山が真っ白なのだとか。ハンターでもある、姫もみじの工場長さんに聞いた話。

もう一つは、自然保護活動家の話。柳川瀬さんが講演に行って、姫もみじの活動を報告して最後に質問を募ったら、神戸の結構有名な団体の代表が幾状かの質問をしてきたそうなのだが、それが結局、第一に鹿の駆除自体を否定するものであったそうだ。

無闇矢鱈な保護は結果的に絶滅に繋がる事、猟師が居て弱い個体をまびいていかないと、結果的に連鎖が崩れて土地が荒廃することが分からない訳でもなかろうに。
僕は、その団体が地道にやっていることに、結構好意的でいただけに、ちょっとショックだった。


今回は2頭鹿をもらって帰って来た。今までとはちょっと違った方法でめいめいを鞣してみようと計画していたのだけど、思った以上に気温が上がって来たので、一頭は今まで通りにやろうと思う。
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さて、本日FLESHINGをしていたら、そのうちのh030908/fが程よい小ささで、肌に張りがあってしなやかで、毛並みも綺麗、ダニも少なめだということが分かり、毛皮に鞣すことにした。肌が薄いので革にしても若干使い様が限られるので、来年の自分用の膝掛けに出来れば嬉しい。
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鹿の毛は中空になっているので、ちょっと曲げただけでポキっと折れてしまう。そのため、毛皮としての需要は低いのだが、天然のダウンジャケットの様なものなので、温かさは抜群だと聞く。また、タツさんの話では鹿の毛皮の上に昔は兜などを置いていたのだそうだ。

水が大分温んで来たので、塩漬け中だったテンの鞣しを再開した。
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最後まで脳漿(ブレイン)で鞣すか、薬品で鞣すのかで悩んだが、自分が日本で唯一のインディアン・ブレインタン作家である誇り(注:本業はあくまでビーズ細工師ですよー笑)で、脳漿を使う事にした。
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今までの経験を総動員してやってみたのだが、案外というか、驚く程簡単に出来てしまい、ちょっと拍子抜けした。通常、皮を柔らかくするSOFTENINGというステージは、回数が少なければ少ない程良く、毛皮の場合は通常3回で仕上げたら良いのだけど、なんと一回で通常の柔らかさまで仕上がった。
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更に柔らかく仕上げたいので、もう一度やってみる予定なので、仕上がったらあらためて詳しく書こうと思う。
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仕事(勿論、本業のビーズです)の引き合いが本当に増えて来た。週一件は話が来る。渉外活動のスタッフが欲しい。

昨今の流行は「山男」だと聞く。まあ、僕の大好きな、その系統の事だろう。バーヴァーとか、フィルソンとか、長靴とか。出来れば、ドカジャンも(笑)
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うちの商品は山男とは関係無いと思うけど、自分が好きな分、なんか類似性が出てるんだろうか?

「俺、単に流行に乗ってるだけなんすかね?」
「いやいや、岡居さんのやってることを、世間がようやく分かる様になったんでしょう」

・・・だといいんだけど・・・新しい話に関しては、とりあえず工房まで来てもらって、ゆっくりと話を聞いてみて、相手の人間を見極めんと。
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僕のバーヴァーはボロボロだけど、配偶者のは新品。うらやましい。

コロが、あんよをガラスで切って怪我をした。前に僕がナイフで指を縫う程の怪我の時、テーピングだけで治したのを応用して、消毒を徹底的にして熊脂を塗って、テーピングで傷をとめた。簡単なモカシンというかサックを作って散歩の時は履かせている。
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傷を噛んで開かせない様に、目の届く所に居させている・・・届き過ぎか。
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仕事が山積みでオーダーが溜まっていて焦るものの、ジックリと作るスタンスに留まっているので、なかなか前には進まない。そんな時に、白目になんだか水ぶくれの様な出来物が出来て焦る。明日にでも病院に行こう。
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by oglala-beads | 2008-03-09 13:57

OGLALA INDIAN BEADWORK WORKSHOP in 関西のお知らせ

お問い合わせ頂いておりました、関西でのインディアンビーズの基礎講習を、人数が集ればやろうと思います。

日程は4月20日。場所は神戸市北区。参加費用は1万円。

3月2日加筆:募集締め切りは3月15日です。

教えるという作業は、相当にエネルギーを使うので、東京でのワークショップに引き続き、関西での開催も、今回が最初で最後の予定です。
ご興味ある方は、oglala@cup.ocn.ne.jpまでメール下さい。



ビーズ作業中、集中力がキンキンに張ってしまうと、すぐにばてて逆に集中力を無くすので、気を少し逸らす為に、音楽をかけることもある。
そんな時に良いのが、カントリーの一種のブルーグラスというジャンル。
大体、インターネットラジオのRadio IOのブルーグラスチャンネルをかけている。

先日もそのチャンネルを流しながら仕事していると、バンジョーっぽい動きなんだけど、どう聴いても津軽三味線に聴こえる音が聴こえてきた。
アメリカのラジオ局だし、はて?そんなはずはないが・・・と曲名を見ると「Ninja Rag」とある。あやしい!演奏はThe Last Frontier。聞いた事ないバンドだ。

それにしても、いい音してるなあ。。。
妙なグルーブ感と、ジメジメ感、まさに海外の人が見た忍者的雰囲気があって、もの凄くいい!こりゃあ、いいや!あ〜、いいなあ!

早速調べたら・・・出てきました。
国本武春&ザ・ラストフロンティア
リンクに行ったら曲が流れるので、聴いてみて下さい。

僕、実は津軽三味線に関しては、かなりのウンチクがあるんですよ。ここでは書きませんが。。。特にソロでやってる時の二代目高橋竹山が好きです。彼女の三味線は、目を開けてても、目の前に竜飛岬の荒波が見えて来るんです。

真冬に、津軽三味線を聴きながら、太宰治が「津軽」で辿った足跡を、太宰の様に呑みながら、いつか辿れたらなあ・・・と思います。
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by oglala-beads | 2008-03-01 23:45 | お知らせ関連