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出ずっぱり

今週は、このまま春になるかと思う程、暖かかった。

一日ゆっくり休んで製作に入ったが、まだペースが掴めずにいる。更に今週はずっと工房を留守にしていたので、実質の製作がスロー進行だ。現在FUNNYさんの仕事が進行中。
FUNNYさんといえば、先程オープンした阪急百貨店のメンズ館店で、かなり大きくOGLALAを取り扱って頂く事になった。詳細は近いうちに。

週初め、ポメラニアンの様な野良犬に会う。捕まえようとするが果たせず。
犬仲間達に聞いたところ、有名な犬で、根っからの野良らしく、絶対に人になつかないらしい。

火曜午前、近くに出来た石井ダムにコロと散歩に行く。関係車両以外車が通らないのでコロも走れて楽しそうだ。週一ぐらいで来ている。
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午後、白なめしの新田さんに呼んで頂いて姫路市の花田へ。東京から来られている客人が僕に会いたがっているとの事。御客人は可愛らしい若い女性。芸大で版画を専攻され、現在、革への版画を試みられている。新田さんが紹介するだけのことはあって、とても良い子だった。自分自身の経験を大切にして、失敗しながら自分を深めている姿に昔の自分を重ねたりした。
かなり前からブログを読んでくれていた様で、何故僕が大分前ここに美少女フィギュアのことを、大多数の人に引かれる事を承知で、書いたのかを良く理解してくれている様だった。
彼女の師匠筋の方が、このブログを見て下さっている様で、それで僕を知ったらしい。その方の作品を新田さんに見せて頂いたが、革の全てを読み切って、漆や金箔等を用いて、旨味と引きとを強調されていた。余程の方だろう。こんなブログだが、最近ジャンルを超えてすごい人達に読んで頂けている様だ。

新田さんに塩について非常に興味深いレクチャーをして頂いた。塩が皮もしくは革に与える作用を、自分自身で悩んで習得した方なので、その知識は多層的で柔軟で実質的だった。
このことに限らず、自分自身で悩んだ人の応用力は本当に凄い。僕自身が自分でインディアンビーズを悩んだだけに、それは良く分かっていたのだが、あらためて経験の大切さを思った。
新田さんには他に機械を使った鞣し、また各機械についてレクチャーをして頂いた。会おうと思って会える人ではない革業界の神様とも言うべき方直々のご指導に非常に恐れ入ると共に、革工場の設備投資の大きさに驚いた。
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「是非見せたいものがある」と作業自体を見せて頂いた、softeningの機械。僕は鈍臭いので腕を持っていかれそうで怖くて使えないが、凄まじい威力だった。分かりにくいが、右側の黒い大きな影がドラム。

この地区にある、革鞣しの神様の神社にお参りにも行けた。新田さんに教えて頂くまでもなく、素人の僕が自分自身で体感出来、垂涎だったほど、花田は革鞣しに最高の風土を持っている。適度な流れを持つ市川、その回りに開けた平野部に位置し、適度な距離に山がある。常に風があり気候が温暖で、しかも都市に近く逆に田園部や山間部にも近い。神社の縁起の看板にもあるが、この地を遠い昔に見つけた鞣し職達は大したものだ。
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何故か長靴、しかもブーツインの僕。長靴をトレードマークにしようかと思っている。服飾デザインの仕事がチラホラ来ている人間には見えまい。

夕食をごちそうになる。おいしい料理と会話に酒量も増えて、つい呑みすぎる。徹夜続きで体調を崩しかけていたのもあって、途中の会話がほとんど記憶に無い。

水曜、二日酔いで夕方までダウン。夕方からプライベートで外出。高砂の配偶者の実家で夕食をごちそうになる。最近、外で呑む時は義父や、義母の実家のご主人(義母からすると義兄にあたる)と呑むのがとても楽しいのだが、今回は二日酔いで呑まず。かわりに配偶者が呑む。義父と盛り上がっていた。

木曜、体調が本格的に崩れる。顔色が白く、体重も大分落ちる。血便、高血圧
、吐き気、めまい。特に食後にひどい。一日寝て過ごす。

金曜、ウグイス初鳴き。ウェ・・エッ・・キョッ・・ケキョッ・・・と下手さが面白い。梅もあちらこちらで開花し始める。
FUNNYさんのIMP店へ打ち合わせ兼、配偶者のモカシンを注文に。実はA型だという鬼の担当者さんのB型ぶりに笑う。鬼の担当者さんにしても、配偶者(アシスタント)にしても、自分がまず欲しがってくれるところが有り難い。
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オーダーメイド・モカシンの色見本。下に敷いている完成モカシンはモデル名が”ラコタ”だそうだ。スニーカー的な履き方が出来る。上側の白いモカシンにはうちのコンチョが着けられていた。
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IMP店前のペット用品店(鬼の担当者氏撮影)

よく、「これからのOGLALA、期待してますよ」的なことを言われるんだけど、ファッションブランドと違って、自分を深めていく事しか出来ないので、必要なのは各店舗がOGLALAのどこに面白さを感じて取り込んでくれるかだと思う。だから、担当者がOGLALAに興味や共感を無くした時、関係は終わってしまう。だからといって、相手を面白がらせることを考えて仕掛けるよりは、人任せの様に聞こえるかもしれないが、僕は自分が出来る事の一つ一つを深めて高め、純度を上げていくことが大切だと考えている。担当者によって面白さを感じる場所は違うだろう。それをお客さんに様々な切り口で見せていってもらうのは、担当者の方の腕に任せようと思う。

土曜夜から雪。かなり積もる。気温も今期初の摂氏-5まで落ちた。今年は図らずも、水上に猟に行く時用に買ったスパイク長靴が大活躍だった。
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by oglala-beads | 2008-02-24 13:01

実体験の伴わない言葉は

先月、段取りが多くて実作業が少なかった分、今月は実作業が中心。
中でも、締め日があった今週は凄かった。

今回の納品の商品は、ほとんどがラコタには無い、僕自身のアイディアで創り出したもの。だから自分の感性で表現することが出来るので、作業の楽しさが違う。ついつい睡眠時間を削る事になった。楽しんで自由に作ったものには勢いが出る。一つ一つの商品の出来映えに満足している。
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一週間ぐらいでこの量を作った。

お客さんを育てて下さっているショップさんに感謝。
*今回の商品納品先は、NEW DEAL(新潟)、NAPS!(栃木)、WHOL(高知)の三件です。

11月15日に初猟に参加してから3ヶ月。水上の熊猟の期間が2月15日で終了した。当日は悪天候でタツさんも猟には入れなかったらしい。今期はタツさん自身はイノシシを何頭か仕留めたけど、なかなか狙い通りにいかなかったのと、クマが無かったのとで釈然とはしていない様子。

「ま〜、いいや。今から十二様(山の神様)にお礼いいに行ってきます」
「あ、よろしくお伝え下さい」
「は〜い、わかりました〜(笑)」

鹿は今月一杯まで獲れるんだけど、やっぱりタツさんの中では、「自分は熊猟師」なんだろう。

タツさんの一番弟子、リーブ21番さんこと、鳥撃ちゴンちゃんが、初の大物四つ足を仕留めたそうだ。おめでとう。脚がガクガクしたそう。


タツさんにしても、ゴンちゃんにしても、タツさんの師匠にしても、みんな自分が実体験として経験したこと以外はあまり語らない。
格好いいですよね。

手仕事を志す若い人、とよく話すんだけど、みな、口は達者なんだよね。なにを聞いても言っても、淀みない答えが返って来る。でも、すべてどこかで聞いた様な回答だったりする。みな経験として知っているのでなく、言葉として知っているだけだから、すごく薄くて、なんだかしんどくなる。薄いのなら、せめて人の話を黙って聞いて吟味しろよと思うのだけど。
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by oglala-beads | 2008-02-17 11:06

打ち合わせ多し

久々にFUNNYさんの本社へ。チーフ(社長)と打ち合わせをする。収穫大ナリ。今後のOGLALAについての相談もして良いアドバイスを沢山頂く。アレとアレは急がないといけない。有り難いお話を沢山頂く。
工場の友人、S君とも打ち合わせをする。突くと面白い奴だ。ゆっくり時間をかけて、もっとツンツンしてやりたい。
本社で、新潟のNEW DEALの三原さんと打ち合わせ。毎回パワーを頂く。

革のことしか書いていないので、いよいよ革屋と思われる様になった様に思う。白鞣しの新田さんから電話があって、「会いたいって言ってる子が居るんだけど」とのことだったが、「多分革の方で」との事。喜んでいいのか微妙である。
新田さんに会うのは久々だ。色々と相談したいこともあるので有り難い。

今週・来週は徹夜進行になりそうだ。その中で姫もみじさんに鹿をもらいに行くのと、新田さんのところに行くのが気分転換か。

現在、OGLALAビーズ工房はまさにフル稼働状態。納期が心配になってきた。取扱が増える分、スジの通し方だけは間違えない様にしないといけない。

今年は雪がよく降るので、事故の無い様にしないと。来年こそはスタッドレスを買わなくては。しかし、積もるのは一ヶ月に一回もなくて、しかもスタッドレスが必要な区間(急坂)は数百メートルも無い。チェーンがいいのかもしれないけど、数十メートル走っただけでいちいち外さないといけないのは煩わしい。何か良いモノありませんかね?アイディアある方、教えて頂けたら助かります。
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by oglala-beads | 2008-02-10 19:00

bacterial pitting???

peyoteを年始から詰めて作る。調子は良かったが、終わった後は抜け殻。何をするにも力が入らなくて、すぐにばてる。妙に熱っぽい。気合いが入らない。単に体調が悪いのか。
それでも、案外作る物は良い。ちゃんと重みが入ってる。
現在FUNNYさんのMOC.が進行中。個人的に満足度の高い仕事ができている。

g120607とh121507のsoakingを切り上げてgrainningを終了。根拠としたのは匂いと勘。g120607はちょっと深めに首を残した様で、knife shavingをかけても1 inchはある。苦渋の選択だったが、10cm強トリミングをする。残りedgeが恐らくhalf "。
h121507がoversoakedの可能性。bacterial pittingと呼ばれる小穴(see;Steven & Tamara"Buckskin"P107 3rd paragraph)か、Tickによる生前の吸血穴をh121507に発見。確認の必要アリ。

D師匠より久々にメールあり。そろそろ掲示板に戻る時期かもしれない。半月使っていないせいか、英語が寂れている。外人の年寄りどうしの争いに巻き込まれるのは嫌だ。正直なところ、D師匠を追い出したM達の気持ちは分かる気がする。

新しい掲示板への参加の誘いを受ける。恐らくMの掲示板を追い出されたPが多く投稿している様だ。そのbraintanningの技術には驚異を通り越して畏敬すら感じるものがあったが、スタイル・・・というか、彼女の鞣しをやる姿には正直嫌悪感と恐怖を感じた。一歩間違えたらテキサスチェーンソーだ。会いたくない人だ。

母が最近、「宏顕は今日も外で冷たい水を触ってるの?」と心配してくれる。確かに絵面で言うと、その様にも見えるかもしれない。本人は案外寒さも冷たさも感じていない。

今週はスーパーチューズデーがある。あそこまで行くと、女には見えないものか。オバマ支持だが、しかし大統領には弱い気がする。イラク戦争を放棄するのはいいけど、はじめた以上、どうやって責任を果たすのだろうか。底の浅い国だ。

そろそろ次の鹿を入れる必要がある。何かキッカケを見つけて電話しないと。
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by oglala-beads | 2008-02-03 11:59