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ブレインタン販売のご案内

かなり苦労したが、夏の鹿が仕上がった。
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一枚はヒッコリーで燻製して、アメリカの基準で言うゴールデン〜ゴールデンブラウン辺りに仕上げた(写真右)。
もう一枚はオークを使用して、同じくアメリカ基準のゴールデンブラウン〜ブラウンに仕上げた(同左)。

オークはヒッコリーに比べて色付きが良いと聞いていたが、その実感は無かった。スモークウッドの品質を疑ったぐらいだ。左の革に1/3燻製材を多く使用した。

仕上がりの厚さを図ると、腰辺りの背沿い部分で約1mm。ニホンジカに比べて大分厚いと言われているオジロジカのものでも、夏のものは同じぐらいの厚さなので、冬の鹿だともしかしたら良い感じの厚さに仕上がるのかもしれない。次の鹿が楽しみだ。


さて、鞣し上がりの鹿ですが、来年より販売を開始します。
価格はアメリカでのブレインタン相場、1 ft. square(日本の単位で言うと、9ds。30x30cm) =$18を踏まえ、物価の違い等も計算に入れ(アメリカでは生皮も燻製材も無料で入手出来る)¥300/dsを設定しました。一頭が80ds弱なので、一頭2万5千円弱です。今まで当ブログで作業の一部始終を見て頂いた皆さんには、作業に対する価格の安さを実感して頂けると思います。
現在、アメリカのブレインタンは、一部作業に薬品を使用しておりますが、OGLALAで販売するブレインタンは、一切薬品を使用しておりません。
また、アメリカのブレインタンは主にバックスキン・シャツを製作することを意図して鞣されており、ビーズ細工には不向きな点も多いのですが、OGLALAのブレインタンはビーズ細工を念頭に鞣されており、ビーズ作業に必要な腰があります。
駆除された鹿をストックしておいてもらう関係上、初年度の生産数は30頭以内で考えております。
ご予約、お問い合わせ頂いております方には先着順に優先してご案内申し上げます。
ご興味ある方は、お問い合わせ下さい。
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by oglala-beads | 2007-10-28 11:35 | 060607&062907

ワークショップのお知らせ

11月中旬(現時点での計画では17土曜日,18日曜日のどちらか)、人数が集れば、関東(栃木または東京)でのビーズ細工のレッスン、ワークショップを計画しております。

内容は参加者によって最も良いものに臨機応変に変えて行こうと思いますが、一応、インディアンビーズ技術の各基礎(レイジー、2本針、ペヨーテ、ランニング)のやり方だけでも覚えて帰ってもらおうと考えています。
状況によっては、個人レッスンや仲間内でのグループにも対応出来るかもしれません。その場合は作りたいものに応じたプログラムを設定します。

講師は私、OGLALAの岡居宏顕。

私自身が関東で行うワークショップは、恐らくこれが最初で最後になると思います。ご興味ある方は、oglala@cup.ocn.ne.jpにメールをお願いします。
開催決定等の通知は 本ブログではいたしません。今後、この件に関するご案内は、すべてメール頂いた方への直接連絡となりますのでご注意下さい。

なお、メールを利用した事前レッスンの都合がありますので、申し込み受付は10月末で締め切らせて頂きます。
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by oglala-beads | 2007-10-16 10:23 | お知らせ関連

丹波の鹿と、白なめしと

お知らせ

11月中旬に関東、信越へおじゃましようと考えています。その際、ビーズワークのワークショップや、ご注文頂いた商品の説明を交えた手渡し、また、特注の依頼を直接受け付ける(御支払い等はショップを通します)機会を作れたらと思っています。興味ある方は、oglala@cup.ocn.ne.jpまでお気軽に連絡下さい。


HYOGO060607をスモークしようと思ったのだけど、どうも表面の感触がビーズ馴染みしそうに無い予感がしたので、もう一度ドレッシング(脳などの鞣し液に漬け込むこと)と絞り、プリ・ソフトニング(本番前にあらかじめ固い部分をある程度ほぐしておくこと)、そしてソフトニング(最終的に柔らかくする作業)をしてみることにした。
さすがに慣れて来て、全てを非常に効率的、かつ臭いをまったく出さずに出来る様になった。これならこの場所でもある程度の枚数は生産出来るだろう。

技術的にも大分向上したので、あと数枚やって、年内から販売を開始しようと思う。
かなりの枚数の予約が入っています。ありがとう。もう少し待って下さいね。
引き続き予約も受け付けているので、興味あったらよろしく。

ドレッシング、絞り、プリ・ワーク、を2回やってソフトニングにかかろうと思ったのだけど、一回目のプリワークで案外良い所まで持って来れた。これならというので、急遽ファイナル・ソフトニングに切り替えた。予想以上に良い革に仕上がって驚いた。

やはり丹波の鹿は、ハリというかコシがあって、キメが細かくてねばり強い。最初はドレッシングが不完全なのか、ソフトニングが足りていないのかと思ったが、それとはまた全然違う。
外国産の革で例えると、鹿というよりはアンテロープに近い。


白なめしの新田さんから一枚頂いた、プリワークとソフトニングを任された革だが、前に新田さんと話した時、「前に渡した革ね、あれ、多分白くなりきらないと思う。というのは、保存の時に塩を使わずに冷凍にしていたから、革が柔らかくなりきってくれないのだと思う。だから上手く行かなくても気にしなくていいからね」と聞いていた。
実は姫もみじに冷凍を指示したのは僕で、それには以下の理由があった。

1、乾式塩蔵法は表皮(ギン=グレイン)を強く固める作用があるので、グレインを取り去る脳漿鞣しには向かない。
2、湿式塩蔵法は手順が難しいので、素人には頼めない。
3、冷凍により、ある程度の雑菌やダニ等を取り除ける。
4、慣れていない人にとって、一番簡単で確実、かつ、冷凍庫があるなら低コスト。

なので、姫もみじと僕にしたら冷凍保存は嬉しいのだけど、新田さんにとっては逆に問題だと思う。
塩蔵は、僕がドレッシングの前にヴィネガー(酢)を使うのと同じ効果を生む。なので、白なめしにとっては冷凍が厄介だというのはよく分かる。

そこで現在僕が預かっている白なめし革。
さあ、どうしたもんか。
折角預かったのだから、何とかしたい。
でも、ヴィネガーや脳漿や全卵を使ったのでは、白なめしではなくなる。

そこでやはり脳漿鞣しのテクニックから、フリーズ技法を試す事にした。
これは、全体に水分を行き渡らせた状態で、軽く畳んで冷凍庫で凍らせて保管するというもの。
このテクニックは、エイジングというテクニックの応用で、普通なら2年かかるエイジングを一晩でシミュレート出来る。
エイジングは、肉や脂肪、表皮を全部削いだ後にロウハイドにして2年程置いておくテクニックで、これをすると内部のコラーゲン(糊)組織の結合が弱くなって、ヴィネガーに漬け込む(アシディファイ)のに近い効果が出る。

家の冷凍庫は家庭用なので、温度がそう低く無いので、ちょっと長めに置いて、完全に芯まで凍らせてから再挑戦しようと考えている。
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by oglala-beads | 2007-10-14 11:22

hyogo062907完成

奈良公園では、鹿の角切りが行われたそうですね。
うちでは、hyogo062907のスモークをしました。
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今回使用した燻製材はヒッコリー。全体的に黄色の強い、美しく上品な色仕上がりとなった。
不思議と、どれだけ長い時間燻しても、色はそれほど変わらなかった。
一度に出る煙を少なくして、ジックリと時間をかけてスモークしたので、ムラの無い仕上がりとなった。
黒い点がある部分は、虫さされ等によって革に穴が開きかけている部分です。

分厚さはさすがに一才モノよりは厚かったけど、まだ大型ポーチに使える程では無いかな。
冬鹿の方が厚いらしいので、期待がかかるところ。それでも駄目なら、エゾジカにも挑戦出来ればと思う。

仕上げてみて思ったのは、丹波の鹿は革に驚くぐらいの腰が残るということ。イメージ的には繊維に張りがある感じです。これはどれだけ揉みをしつこくやっても残っていたので、特性だと思います。

ところで今回、スモークボックスの一斗缶と革とを繋ぐ”スカート”に、ちょっと思い立って古いTシャツを使ってみた。これが非常に具合がいい。袖の部分から手を入れて、煙の流れを調整することが出来るし、中の様子も確認出来る。
また、Tシャツにもスモーク色がつくので、それ自体も面白い。
昔、スモーク革を真似て、Tシャツをタマネギ染めした商品が出回ってましたね。あれの本当にスモークかけちゃいましたよバージョンが出来る訳ですね。
ちょっと研究したら、それを利用したオリジナルTなんかも出来るかもしれませんね。
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今週は(も)コロが可愛かった。僕の行く所、行く所についてきて、一緒になって何かをしようとする。
棒を使って濡れた鹿革を絞っていたら、コロもどこかから棒をくわえて来て、一生懸命噛んだりしている。
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また、朝に、二階から一階に降りる時、階段が急でコロは自分で降りれないのだけど、もったいつけて素直にダッコされずに、わざとじらして遊ぶ時がある。
そんな時、放っておいて一階に降りて、こそっと覗いてみたら、階段の一番上で、いじけて目に涙をいっぱいためて、遊んでいたオモチャを階段の下の段にポトンと落としてこっちを見ている。
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作業がどれだけ上手くいかなくても、コロのお陰でリラックス出来る。そのせいか、ペヨーテの製作可能本数が増えました。
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by oglala-beads | 2007-10-07 19:52