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革の引き合い

自分で鞣した鹿革で作った商品を日誌に載せて以来、革自体に対する引き合いが何件か来た。実際に商品に仕上がった時に、革の粗さが生み出す味に納得して頂けたのだと思う。
革に関しては大量の引き合いは無理だけど、個人使用ぐらいであれば、販売していければと考えている。確実に欲しい方は声をかけておいて下さい。原皮をストックしておいてもらう都合があるので。実際にオーダーを取るのは、もう少し経験を積んでからになりますが。
金額は、アメリカでのブレインタン(脳漿鞣し)革の相場にならおうと考えています。ちなみに、工業鞣しの普通の鹿革の3倍が相場の様です。ですので相当高価ですね。革サンプルも用意いたしますので、必要な方はご請求下さい。なお、革に関しては直売のみで、卸は今の所考えておりません。

初物をプレゼントしたタツさんの感想が「すごいね。ちゃんと革だもんなあ〜」だったので、配偶者に「そりゃあ、革だよ〜」って笑いながら言うと、配偶者が「それ、分かる。私もこんなにキチンと革になるって思わなかったもん。ラコタで売っている良い革そのまんまだもんね。写真じゃ分からないと思うし」との事。
そうだろうな。最初から出来ると信じて疑って無かったけど、でも自分の予想以上に良い革でした。
タツさん「だってティッシュ並みの厚さだって聞いてたからぁ」
そうそう。本当、端なんかティッシュですよ(笑)。

写真はうちのアジサイ。よく見たら10ミリくらいのオオカマキリの子供が居たりして。
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by oglala-beads | 2007-06-30 18:01 | 素材関連

hyogo062907

革に名前というか、個体認識番号をつけることにした。穫れた場所と、鞣しを開始した日にちを組み合わせただけの至極単純なものなんだけど。

で、三頭目は、hyogo062907。

で、このhyogo062907・・・ややこしいな・・・昨日到着したのだけど、昨日は僕が親戚の不幸で一日出ていたので、今日から作業にかかった。
一見して、ものすごく薄い。かなり不安。大きさは、シッポの付け根から首に付け根で123センチ。前のが125センチ。だいたい同じぐらいの大きさだ。ダニの量も同じぐらいか。
Fleshingは大変だった。今度のはものすごく肉がこびり付いて、かなり力づくだった。そして何故か何カ所か革に穴を開けてしまった。突然何の前触れも無く行ったので非常に驚いた。Fleshingで穴を開けたのは熊以来だ。普段30分程の作業に3時間かかった。
その後、二頭目の時もそうだったのだけど、毛が大量に抜けるので、抜けてくれる毛を全部取る積もりで軽くスクレイパーを当てると、なんとGrainが一緒に付いて来た。で、一時間程かけて、結局全体の7割のグレインを雑作無く落とす事が出来た。
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二頭目なんてまだソーキング中なのにね。やっぱり水酸化ナトリウムでGrainが固まったみたいだ。余計な事をしたせいで、3週間も余計にかかって、しかも臭いも出て来ている(笑)。まあ、いい勉強になった。


7月8日、ポートピアホテルで開かれる、県森林動物研究センター企画のシンポジウム「シカとイノシシの有効活用」に参加します。ご興味ある方、是非。

軽いミスト状態の湿度の下、天気予報では雨だったのに、晴れ男の所以か、快晴。こんな中でやる鞣しは意識が朦朧としてきますよ。そのせい(?)か、抜けかけの毛の美しさに、ちょっといってしまいそうになった。
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by oglala-beads | 2007-06-29 17:36 | 鞣し関連(鹿・hyogo062907以)

つまりは自分自身なので

一頭目の鹿から取れるMedicine Necklace Porchを計算したら、まあ、あと20個ぐらいという結果。革一頭の金額を出して計算したら・・・豪快な赤字やないか!・・・いかんとも、し難いね。近いうち、価格変更があるかもしれません。

三頭目、今日出荷らしい。明日到着。
ちなみに、三頭目からは、鞣しに関しては、余程変わった事が無い限り、書かないと思います。

自分で鞣した革は、やはり最高でした。他の人からしたらコントロールしにくい革かもしれないんだけどね。僕自身の性格の短所が、見事な個性になっている、そんな感じです。僕のビーズ細工自体が、性格の短所を個性にしているような部分があるので、やはりマッチングが最高なのでしょうなあ。
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by oglala-beads | 2007-06-27 14:03 | 素材関連

3頭目

力任せのGrainningのせいで、ビーム(GrainningやFleshingの際に皮を載せる台。僕は水道管を使用)が大分削れて表面がボコボコしていた。ニホンジカの様な薄い革を鞣すには致命傷なので、ヤスリで削って耐水ペーパーを3種かけて表面を整えた。大きなビームなのでこれだけで結構大仕事だったのだが、水を換える際に皮の状態を見ると、黄色い色(原因不明)がところどころに出ていた。これが出たらGrainningが結構良い感じまでいくと聞いた事があった(気がした)ので、ちょっと試しに・・・とスクレイプしてみた。
僕が外に出るまでは、良い具合に曇っていたのに、まあ晴れ男なもんで、作業中は快晴。湿度も高く、さすがに辛かった。

前回、今度の鹿はGrain(ギン)が分厚いと書いたけど、ほんとにその通りで、前のGrainningで半分以上仕上がったと思っていたところが、実は全部表皮だけしかスクレイプ出来ていなかったと分かって驚いた。
ゴリゴリと、まるでドライの様に力任せでスクレイプして、7割まで本当のギンを落とす事が出来た。あと3日程漬け込んで、最終Grainningか。
すすぎが良いみたいで、今回はあまり臭いがしないし、ハエも寄って来ない。

さて、そろそろ大きな鹿が入って来たら取っておいてもらおうと、丹波姫もみじさんに電話を入れたら、すでに7、8頭、僕に送れる状態で待機しているそう(笑)。小さいのを入れたらもっとだそう。まあ、そんなに鞣せないし、買えないので、恐縮しながら一頭だけ発送を頼んだ。それが終わったら、次は二頭同時に鞣すつもりだ。

それにしても、今鞣している鹿が穫れてから一ヶ月位。それから今までの間に、そんなに沢山の鹿が穫れているんだね。猟期じゃないので、有害駆除分だけでですよ。ちょっと驚いた。
それでも数が減らないなんて、いったい丹波にはどれくらいの鹿が居るんだろう。
丹波だけでなく、日本中で鹿の食害の情報を聞く。山間部なんか、人口より鹿の方が多いところもあるんだろうな。
ちなみにサウスダコタは、人口よりも牛の方が多いと言われてます。多分本当じゃないかな(笑)。

なんにしても、そんなこんなで、三頭目が来ます。
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by oglala-beads | 2007-06-26 15:24 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

The Oglala Deer Skin

自分でなめした革を初めて使った。
思った以上に薄いが、案外と腰があって土台のヘタリが少ない。
Medicine Necklace Porch等の小型袋物にピッタリかもしれない。
理想はもう少し厚いことなのだが、腰があるおかげで技術でカバー可能な範囲だ。
なにより、今はもうアメリカから入らなくなってしまった、僕のファミリーが使っていた革と本当に同じ癖に仕上がっていたので笑ってしまった。
多分、最後、革を柔らかくするステージの手順が同じなのだろう。そして、その革を鞣していたショショーニ族のおばあさん、かなりの年季と聞いているが、下手というか適当だったのだろう。でも、その下手さ、適当さこそ、僕が求めていた革なのだ。
つまり、今後の課題は、いかにして下手なままでいるか(笑)。これである。
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非常によい雰囲気に仕上がった。

初物は、この鹿を解体してくれた、タツさんに。

関連記事作業日誌6月25日2007年「素材変更のお知らせ」
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by oglala-beads | 2007-06-25 17:49 | 素材関連

コロのおやつ

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皮を鞣していると、切れ端が少しだけど出る。最後にはトリミングもする。
そういった「クズ皮」、実はちっともクズではなくて、ニカワ(接着剤)を作るために、大事に取っている。
ニカワ作りにはもう取りかかっても良いのだけど、結構長い時間煮ないといけないので、冬の楽しみにとっておいている。
というのも、去シーズンは、不完全燃焼が度々おきて、どうも今ひとつ様子がおかしかったアラジンの石油ストーブを、夏の間にオーバーホールして、芯も替えて冬に使うつもりなのだが、その際にストーブの上で、鍋にこのクズ皮を入れて煮て、ニカワを抽出する予定なのだ。

このニカワ用に乾燥させたローハイドを、うちの白い犬、コロが狙っている。
市販の犬用ローハイドもあれば、アメリカから輸入して使っているバッファローのローハイドもあるのだけど、コロが最も気に入っているのが、鞣し途中の鹿のローハイド。

鞣しをしていて思ったのだけど、僕は薬品を使わずに(今回は水酸化ナトリウムを使用したが、懲りた)革を作るし、要所要所で洗浄しているけど、ローハイドは、、、、正直なところ、(多分)、衛生管理とか、薬品の洗浄とか、きちんとされているのだろうか。特にこういうのは某国産のが多い。

ということで、ある意味、うちのクズ皮は安心なんだけど、コロ、あんまり食べると、ニカワ用が無くなってしまうよ〜

ちなみにニカワの成分はコラーゲン。なので、皮はコラーゲンの固まりなのです。
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by oglala-beads | 2007-06-24 11:01 | 革なめし関連

Grainnng本番

試しでは無く、Grainningの本番に入った。
昨日は一日強、水を換えられなかったので、こわごわSoaking Barrelのフタを取ったが、特に臭いも無かった。が、弱いながらも前とは質の違う臭いが出て来始めた。もっとも近いものは・・・そう、歯をあまり磨いていない人の臭い。これこれ。前回の時も、これが出だしてから脱毛が盛んになったんだっけ。
前の試しGrainningの際にはまったく歯が立たなかった背沿いと首だったが、今回も剥がれなかったものの、数カ所に歯が食い込んだ。全体の8割方落とした様な感覚があったのだが、あとで水に漬けて見てみると(乾くとGrainは分からなくなる)、まだまだ4割方残っている。あと一週間ぐらいはSoakingに時間を要するかもしれない。

前の試しの際、hyperdarmis(表皮)は剥がれて来たものの、どうみてもDarmis(表皮を除くギン部分)が浮いて来ていない様に見えた。前の鹿は毛が残っていたせいか、剥いだらもう皮本体だったのだが、今回のは二重に剥く必要がある。大丈夫かな?と不安だったが、今日はDarmisにスクレイパーが食い込んでくれた。
結果、やはり今回の皮は前回に比べて、全体では厚いのだけど、特にGrainが厚くて、本体自体は前のより少し厚い程度だろう。
夏の鹿だからだろうか。それとも、ニホンジカはこんなものなのか。

それにしても、炎天下で、5分で腕が痛くなる作業を3時間続けると、さすがにくたびれる。
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by oglala-beads | 2007-06-23 14:24 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

環境

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タツさんのブログから拝借しました。(「達也の日記」6月19日号

どないよ?これ。

トトロ?

いやいや、現実なんですよね。

ズボン、逆さに履いてる男の子(配偶者が気付いた)。

最初見た時、ジ〜ンと、なんか凄い感動してしまった。

子供を授かったら、この環境を与えてあげたい。
環境、って書いたけど、場所だけじゃ駄目でしょう。場所があっても、これを体験させてやれる、タフな大人あっての話やから。そして、マムシ含め、危険も多い訳だから、自分たちで遊べる様になるまで、大人にそういった知識や引率力が要るしね。

こんな幸せな(あくまで僕の目から見てだけど)子供、居るんやね。
この写真だけで、飯、10杯喰えるな。

この環境を与えた、その上で、子供が家に籠ってコンピューター・ゲームを選ぶなら、それはそれで仕方ない事で、子の自由にさせてやりたいって思う。


ちなみに、この子達はタツさんの甥っ子、姪っ子です。当のタツさん、独身!今なら、フリーらしいですぜ、婦女子諸君。
あ、ただし、性根の奇麗な子やないと、タツさんが許しても、俺が許さんよ。
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by oglala-beads | 2007-06-22 23:22

俺の、チェイン!

少し前、自分用のウォレット・チェーンを作った。
自分用だと手抜きしそうになるんだけど、今回はチェインの使用モニターのつもりもあるので、ブラスビーズ等、余っていたパーツを使った以外は商品と同じに作った。

で、自分で言うのも何なんだけど、やっぱり最新版のチェイン、いいね(笑)
よく売れているの、分かる。なんか、すごいものを感じる。
俺が言うなよって話なんだけどね(笑)


このチェインは、諦めないで扱い続けてくれた販売店と、使い続けてくれたお客様の協力のもと、度々の修理の毎に改良を重ね、おそらく改良は20回に及んだと思う。ラコタのものを単純に持って来たのでは、日本では壊れまくって話にならなかった。単純に見えても、ノウハウの固まりの様な商品だ。世界中の誰にも真似させない。真似出来ない。弟子をとって教えても、微妙な加減は真似出来ない。俺にしか出来ない、俺一代の商品。

そんな気迫が乗り移っているのかもしれへんね。

良い店と良いお客さんは、まさに宝物。や、ほんま、ありがとう!
Especialy thanks, New Deal! 新潟、ありがとう!
三原さん、お陰様で、チェイン、ええ商品になりました。
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by oglala-beads | 2007-06-20 13:25 | 仕事関連

Soaking 経過報告

革は現在漬け込み(Soaking)中。土曜日朝にGrainningを予定しているので、それまでは日に二回水を換えて漬け込みを継続する。

ところで、これだけ漬け込みが長くなると相当臭いが出るだろうなと思っていたのだが、今回は案外臭いが出ていない。夏なので前よりも臭いが出て当然なんだけど。
これは水酸化ナトリウムを使用したせいというよりは、漬け込みが上手くなったせいの様だ。
というのは、水を単に換えるだけだと、やっぱり臭いが出る様で、確かに交換する時に、少し臭いが出始めているのが分かるのだけど、その際に「すすぎ」を何度かしてやると、最低限の臭いに戻す事が出来る。単純な事なんだけど、こういう地味な各部の見直しによって、作業の効率が上がるんだと思う。

ところでSoakin中の臭いだが、まあ、流しなんかの配水管界隈の臭いによく似ている・・・というか、そのままの臭いだ。ちょうどこの時期、雨上がりに散歩していると、同じ臭いに出くわす事が多い。ので、あまり極端に臭わない限り、Soaking中の臭いは案外と近所を気にする事も無い様に思う。
ただ、今回は水酸化ナトリウムで毛を完全に抜いた後に浸けたので、すすぎ等もしやすいのが勿論あった。臭いが抑えられたのは、水酸化ナトリウムが云々というより、このお陰による部分も大きいかもしれない。

僕は水道水を飲むのだけど、最近、時期的に水が臭いだしてきた。その臭いがSoaking中の「臭い」によく似ている(笑)。
それでも飲むけどね。なれない人や、楽しんでやっていない人だと、駄目だろうと思う。


Soaking以外で、臭いの出るステップはなんといってもBrainning。ここでさえ臭いを出さなければ、もう鞣し中の臭いを気にする必要は無くなるだろう。そして、今回はそれには秘策がある。試すのがいまから楽しみだ。

今年は、タツさんが猟期に入るまでに、あと三頭、鞣しておきたい。というのも、スモークの時に一頭ずつやると効率が悪いので、二頭いっぺんにやりたいからだ。今やっているのの次の鹿と、今のを同時にスモークしようと考えている。

それが終わって充分に気温が下がったらテンをやって、冬鹿か。なにかしらずっとありますね。楽しいです。でも、鞣し時間、仕事時間ってキチンと分けて、タイムテーブル通りに動ける様にならないといけません。
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by oglala-beads | 2007-06-19 13:27 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)