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企業の体質と国民性

週間天気予報に曇りが増えて来た。

5月は気候が穏やかで、日差しもまだ(体感上は)剣呑で無いので、机を外に持ち出してビーズ仕事をすることも多い。蚊も少ないので、ウグイスの声を聞きながら、コロと庭先で仕事する時間は、潤いがあって楽しい。

梅雨になると、工房で、雨音を聞きながらの作業が楽しい。静かな工房で作業をしていると、時々コロのイビキが聞こえる。たまにアシスタントのいびきも聞こえる。

この時期、玄関先にはシエラ・デザインの黒のマウンテンパーカーがぶら下がっている。急に冷えて来たり、雨が降り出したり、といった季節にピッタリだ。小雨だと、このブラック・マンパを羽織り、コロにドギーマンのオレンジ色のカッパを着せて散歩に行く。大雨だと、ユニクロのウィンドブレーカーになる。
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玄関先で、ビショビショになった合羽を脱いで、ぶら下げて干している光景が好きだ。コロの小さい合羽と僕の合羽が仲良くぶら下がっている。

冬だとバーヴアーなんかがいつも玄関先にある。バーヴアーは英国王室御用達の服飾メーカーだが、コットンにオイル(ワックス)を含ませて防水にしたワックス・コットンのジャケットやカバンで有名で、つまりはこれもレインコートというか、フィールドジャケットなのだ。
ワックスの匂いとベタつきがあるので、乗客の多い電車に乗る時は着ない方が賢明だ。狩りが上流社会の社交場であって、それなりの服装を要求されたイギリスならではの洋服だ。

こういう特殊な服は、それに袖を通す時、気持ちが豊かになる。それに袖を通せる条件が待ち遠しくなる。


手持ちの5着のバーヴアーのうち、4月中旬にイギリスの本社にメンテナンスに出していた一着が、補修とメンテナンスを終えて戻って来た。
このジャケットは古着で1万5千円で買ったものだが、それを1万8千円出してメンテナンスをした。送料を入れると、2万円を超える。
自分の場合、4万足らずで新品が手に入るので、それを考えると狂気の沙汰と思う人も居るだろう。

僕は手入れをするために何かを買う様なもので、つまり、手入れが趣味といっても良いかもしれない。だから困った事に、僕のスニーカーは10年経ってもピカピカで、なかなか「味」が出てくれない。

話は逸れたが、それにしても1980年代に製造された服を、責任持って、補修してメンテナンスしてくれるメーカーって、良くないですか。ちょっと欲しくなるでしょう。さすがイギリスって感じしますよね。

対するアメリカ衣料は、いい加減でざっくばらんというイメージがあると思うけど、あれはすべて自分で修理等が出来る様に作ってある。イギリスもアメリカも、それぞれの国民性なんかがきちんと反映されている。
自分でやっちゃう、もしくは国土的な問題で、自分で出来ないといけないアメリカと、徹底的に造り込んだ結果、素人が補修出来ないものになっているけど、企業がメンテナンスの責任を負っているイギリス。

じゃあ、日本はどうかというと、これがまたキチンと国民性を反映してる。つまり、「すぐ飽きる」「新しい物好き」。だから、徹底的に造り込んで素人が修理出来ない様に作っているんだけど、数年で部品が無くなって修理不可能になる。それまでは見事なまでに壊れないけど、その期間を超えると、まるでソニー・タイマーが仕組んであるかの様に、見事に壊れる。
でも、それに文句を言う人は少数派。ほとんどの人はそれで満足なのだ。
だから、日本の企業姿勢を、バーヴアーなんかと比較して批判するのはお門違い。



さて、少数派、最右翼に属する僕としては、今回のイギリス送りでも多いに揉めました。

バーヴアーは1990年代中頃だったかに、M物産が輸入総代理店になって、現在メンテナンスも各販売店が回収したものを、Mがまとめて本国に送っている。故に、仕方ないんだけど、Mが入る前の、古いバーヴアーに関しては、扱いが悪い。
それだけだったらいいんだけど、Mのお客様サービスの電話応対は、慇懃無礼で知識も無い。バーヴアー担当部署に回してもらっても同様。挙げ句、「なんでそんなこと聞いて来るんだ!」と逆ギレされた始末。こちらは丁寧に聞いたのに。

それでイギリスの本社に問い合わせたら、「その疑問はもっともだ」と、いつも非常に丁寧に教えてくれる。各従業員が商品を熟知しているから即答だし、「何か疑問があったら、どうか聞くのをためらわないで欲しい」とすら言ってくれる。

こうなると、どうですか。メンテナンス、M経由でやりたいですか?

ということで、今回、本社に直接、Mを通さずに送った。
その後の対応も丁寧で、非常に満足出来るものだった。


僕はものを買うというより、それを買う事で、手入れしたり、身につけたりして作る思い出を購入している様なものだと思う。だから修理不能なんて言われるとガッカリしてしまう。今回の事だって良い思い出になるだろう。


自分が作ったものには、一生責任持ちたいですね。
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by oglala-beads | 2008-05-25 15:26 | プライベート関連

2年目の結婚記念日

今回の日記は完全にプライベートだと思うのですが、小旅行記は人気があるので、工房雑記に書く事にしました。かなり長いです。

9月25日で結婚2周年。7年程付き合って結婚したので、ケンカとは無縁かと思っていたのだけど、結婚当初はタオル一枚の洗濯周期なんかで、つかみ合いのケンカをしたものだ。そういった数々の擦り合わせを経て、最近では、ようやく居心地がよくなってきた。
コロが来た事も大きかった。岡居家は代々、全員が動物好きで、人と動物との分け隔てがあまり無かった。動物好きの人達の価値観は、そうでない人達の価値観と決定的に違う所がある。コロと接するうちに、配偶者もそういった価値観に染まって来て、自然と僕の実家にとけ込む様になった様に思う。

去年の結婚記念日は、式を挙げたホテルが、ジャケット着用のディナーに招待してくれた。その後、ある芸能人がここで大きな結婚式を催したので、今では気後れしてしまって、このホテルも遠くなってしまった。それが無かったら、今年は自費で食事にでも行ったかもしれなかったのだけど。


結婚式の翌日、ホテルの部屋で朝食をとりながら、配偶者が持って来ていた旅行ガイドを拡げて、あまり遠くには行きたく無かったので、鳥取にある鄙びた温泉宿に行く事にした。
そこで2泊して、砂丘に行ったり、梨園のおばちゃんの笑顔に騙されて入って買い込んだり、色々と楽しかった。配偶者はずっと「お父さんに会いたい。お母さんに会いたい」と泣いていたが。

配偶者は家族の中ではいじられ役だったり、あたられ役だったりする。負けん気が強いので「ハイハイ」言っていれば流れる事を流さずに真っ向ぶつかるので、誰に対しても火に油を注ぐ様な事になる。
そこで、兄弟の中では割合放っておかれたというイメージが強いらしく、結婚前後に父母がそれまでになく優しかったのが余程嬉しかったのだろう。

そのお陰で、彼女の強烈なマリッジブルーを僕が受け止めざるを得ず、これは本当に大変だった。僕は1ヶ月で体重を6キロ落とした。
式を挙げた後も、入籍するのがこれまた大騒ぎで、結果的に「この日」と決めていた配偶者の誕生日(式から約一ヶ月後)の23時45分という時間に「まあ、駄目だったら離婚すればいいし」と言って、なだめすかして結婚届けを提出したものだ。

こういった事を、僕の方では正直な話、やはり多少は恨みに思っているところもあって、去年の記念日には、「あの時、もう少し君が楽しんでいたら、もっともっと楽しい式だったり旅行だったりになってたろうに」といった嫌味も言ったものだ。

が、今年は、そういった事すらも笑い話として話せる様になった。また、今までは配偶者が実家に泊まりに行くと、ものすごく我がままになって帰って来て、それを僕も受け止める余裕が無くて、いつも大ゲンカをしていたのだけど、それも徐々に無くなって来た(誤解無い様に言っておきますが、一月に一回は”両親に顔を見せておいで”って笑顔で送り出しています)。


前置きが長くなったけど、そんな今年、兵庫と鳥取の境辺りにある、氷ノ山という県の最高峰の麓にある戸倉峠というところに、コロと三人、日帰りで行って来ました。
ここは結婚後の旅行の帰り、この峠にある「やまめ茶屋」という食事処を配偶者に見せたくて立ち寄ったのだけど、その際にすぐ近くにある「滝流し素麺ドライブイン」というとっても怪しい看板を見つけ、行ったものの閉まっていたということがあって、「いつかまた行きたいね」と言ってたのでした。

中国道を山崎で出て、のんびりとのどかな29号線を北へ。どんどんと気温が下がって来て、窓を開けているととても気持ちがいい。途中、道の右手に非常に険しくて唐突な山の上に城だか祠だかがあるのが見えて、寄ってみる。険しい山道を上がって、鹿よけネットの門をくぐり、ここ、本当に入って良いのか?とかいいながら、それでも上がっていくと、広い駐車場に出る。暗い杉林なので、恐らく熊は出ないだろうけど、それでも自分たち以外に人気の無い、熊で有名な地域の森に犬を連れて入るのは勇気が要った。

誰も居ない案内所を越えて、城へ。
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緑深い登りにこしらえられた立派な階段を15分程登ると、頂上の城に出る。すごい景色!
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天守は再建のものらしいが、扉は閉まっていた。が、試しに引くと、鍵はかかっていなく、中は資料館になっていた。「木の葉や雨が入るので、扉は閉めておいて下さい」の看板。
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ここは波賀城というらしく、360度を相当な遠方まで見渡せる事から、当時はかなりの要害の地であったろう。写真以上にかなりすごい景色だ。他に人が居なかった事もあり、コロも一緒に行けて、本当に楽しかった。


波賀城を出て29号線に戻り、戸倉峠へ。波賀城から30分ほどか。待望の滝流し素麺へ。
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ここは、川の向こうから何本も長い雨樋を渡して、一人ずつのところに流れて来た素麺を掬って食べるシステムだ。もし取り損なっても、ザルに落ちる様になっているので大丈夫。ていうか、結構取りにくい。配偶者は上手く取っていたけど、僕はほとんどザル素麺だった。

流れて来る水は、氷ノ山の湧き水(下を流れている川の水と違うのかな???)。冷たくて水自体が美味しい。醤油は本場龍野のもので、麺は勿論、地元の揖保の糸。エキセントリックなシステムだけど、やっぱり美味しい。
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僕らが行ったときは、あまり人が居なくて、僕らの直前に一組と、僕らが出た後に一組居ただけだったけど、お盆のトップシーズンは3時間待ちもザラらしい。
ただ、待った所で食べている時間は5分〜10分ほどで、量も普通のザルそば程度なので、いささか消化不良の感はある。僕らの直前に入って、並んで食べた家族のおじさんは、ちょっと怒っていたらしい。終了の合図として流れて来るサクランボが途中でひっかかって止まってしまったのにも怒っていた。
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でも、僕はそんな事とは露も知らずに楽しんでいて、途中から降り出した雨で少し増水して早くなったスピードに大喜びで2杯食べた。
閑散期のこの時期は、注文を取るおばちゃんが、一生懸命川向こうまで走っていって、素麺を流し終わっては帰って来る様も結構笑える。
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てことで、空いていたら、結構おすすめします。確かにかなりあっけなくて、例えるなら、温泉地のゲームセンターの景品の出ないスマートボールっぽいですが。
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そこのオーナーもちょっと変わった人らしく、少し前まで熊を飼っていたらしい。地元の猟師から、死にかけの小熊をもらって育てたらしい。この熊は20年だったか、それ以上だったか、なにせ長生きしたらしい。愛情を持って育てられたのがよく分かる。鉄の柵は結構巨大で、動物園のものより大きいのではないだろうか。この熊は死後、剥製にされて店内に展示されている。と、そこで職業病が出て(笑)、この熊は冬毛だから、「冬に死んだんですね?」とか、「体重は80キロぐらいですね?結構大きいですね。。。」とか、通ぶって困った質問を、何も知らない従業員のおばちゃんに浴びせかけた。
おばちゃんの話では、やはり相当懐かなかったらしく、おっかなかったそうだ。
そりゃあそうだろう。だからイヨマンテがあるのだから。
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コーヒーを飲んで帰ろうということになり、滝流し素麺を出て、すぐ近くにある僕のお気に入りの場所、やまめ茶屋へ。
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ここのご主人は年齢不詳の人で、茅葺き屋根の古民家の内部は、所狭しと僕の好きそうな「よくわからないもの」で埋め尽くされている。タヌキの剥製だの、スズメバチの巣だの、ひょうたんや巨大な招き猫。。。
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よく仙人の様と例えられている様だが、またそういうのとも違って、なんともよく分からない人だ。
確かに世俗と一線を画した世界で、自然と共に生きている様に見えるのだが、去年行った時には液晶の大型テレビが入っていて驚いた。さらに、僕らがそれで番組を見ないので、自分の方に向けてお笑い番組を見てニ〜チャニ〜チャと笑っていたのにも驚いた。
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10年近く通っていながら、今までまともにご主人と話した事も無かったし、写真に撮らせて頂いた事も無かった。撮るとなんだかご主人のお尻の辺りに尻尾が写ってそうで(笑)
今回は勇気を出して、、、というより、配偶者が察して声をかけてくれた。そして写真まで撮らせて頂いた。何故か緊張してしまってまともな写真は撮れなかったが、絵になる人だ。親交を深めて、再度お願いしようと思っている。
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それにしても話してみて驚いた。まあ、凄い人だ。
僕はこの人、二代目だと誰かから聞いていた様に思ったのだが、実際はこの方が始められたそうで、父母が店を手伝ってくれていたそうだ。だから二代目だと思ってらっしゃる人も居るのだろうとのことだった。
また、昔は大型の牽引の仕事をしていて、今だったら夜中に国道を先導車を引き連れて超大型の荷物を載せているトラック、あれのドライバーをされていたようだ。その仕事で全国を回り、大金を手にし、牧場がやりたくて北海道に渡って修行し、この氷ノ山山麓で古民家を手に入れて自分で地盤から全てやって、現在の姿にまでしたそうだ。
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この建物は下を小川が流れている。それを利用して調理等をしている。その小川は近くを流れる清流を、ご主人が引き込むというより造成して流し込んでいる。増水した日も、一定量以上の水が来ない様にしてある。
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建物の下を流れた小川は、建物を出た所で二つに分岐する。一方は小さな人造の滝へ、そしてもう一方は穏やかな流れへ。それぞれが恐らくは用途の違う、養殖用のアマゴの池へと向かい、最終的には清流へ戻っている。
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大きな岩等、全てはこの土地を自分で造成した時に出た岩で、自分ですべてを計算して配置していっている。
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また、造成当時、ここには電気が来ていなかったらしく、自分で村から電気を引いて来たらしい。

さらに凄いのは、この人、写真のセンスがある。。。特に人物の写真は結構上手い。相手がモデルさんなんかの写真は正直大した事無いのだけど、自分の父親を撮った写真なぞ、互いの愛情がそのまま写りこんでいて、本当に素晴らしい写真だった。こういう写真を撮りたいんだよな。。。上辺だけ奇麗に撮っていても、心が伝わらなければ何にもならないんだよね。


ところでこの「やまめ茶屋」、氷ノ山の入り口に位置していて、冬期登山者はここが記帳場所になっている。横を林道が通っていて、林道好きのモトクロッサー達も多く走っているそうだ。上の方には見事な滝もあるそうで、次回はちょっと上がってみようと思う。そういえば、僕の車はレガシー。四駆。今から楽しみだ。
僕は今までスキーに興味無く来たのだけど、今年はクロスカントリーをしてみたい。やまめ茶屋を拠点に、氷ノ山をクロスカントリーで走り回れたら最高だな。


ところで、さっきの滝流し素麺と繋がっているのか(笑)、ご主人の撮られた写真アルバムの中に、非常に気になる写真を発見!なんと中止される前のイヨマンテの写真!これ、民俗学的にもすごく貴重じゃないのかな?

この人、本当に深い。
世の中、面白い人、まだまだいっぱい居るね。
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by oglala-beads | 2007-09-29 14:17 | プライベート関連

フランダースの犬

配偶者が見た事が無いというので、投稿動画サイトでフランダースの犬の映画版を見た。
映画版は僕も初めてだった。

テレビ版と違って、主要なエピソードだけを拾っていく様な形になるので、まるで韓国映画みたいに「泣け〜泣け〜」の波状攻撃で吐き気すらした。
見終わった後の配偶者の感想が「PTSDになりそう」。
二人で最初から最後まで嗚咽する程泣いたけど、泣いてスッキリみたいなモノでは無いですね。。。

ところで映画版のフランダースの犬は、外国での上映を視野に製作されたようで、キャスト等の字幕は英語。そして筋というか、終わり方がいかにもアメリカ人が好きそうな、「誰かが死んでいるのに、視聴者にはスッキリ感を」的で、「死んだ人間はずっと見守ってくれているさ」的な感がして、これじゃあネロとパトラッシュは救われないよな。。。と辛かった。
幸い、同じ動画投稿サイトに、テレビ版の最終回シーンがあったので、それを見てちょっと救われた思いだった。
あ、でも悪い映画ってわけではないですよ。やっぱり名作だと思うし、短い時間に押し込もうとおもったら、こうするしかなかったの、よく分かります。



なので、ちょっと話はフラダンスとは関係無いんだけど、アメリカ映画、特にディズニー系のアニメは、必ず最後近くにナンバー2が犠牲になって死ぬ。もしくは、最初ライバルだった人間が、悔い改めて、良い人になった瞬間に死ぬ。
それで最後に登場人物どうしが笑い合ってる感覚が分からん。試聴後にスッキリ晴れ晴れしい気分になれるのが分からん。
単なる場面転換や、物語のメリハリのためだけに人を、例え物語であっても殺すな。それを人に見せるな。少なくとも、次代を担っていく子供達に、そんな人を、命を、駒の様に見せるな!

まだ死んだ事が一度も無いもので、僕も死ぬのがどんなものかなんて分からない。想像すら出来ない。ましてや、死んでいく人の気持ちになることなんて到底出来ない。
でも、例えば、自分の乗っている飛行機が時間をかけて墜落していくことを、真剣に想像すると、本当にムチャクチャ怖い。こんなに怖いものかと思う程、やはり怖い。
たった一人になってしまうこと。たった一人にしてしまうこと。

ビートルズのメンバーで精神世界を強く探求し、解脱に関しても相当修行を積んでいたであろうジョージ・ハリスンが死の床で死への恐怖で泣いたという話は非常によく分かる。
また、菊池寛の短編、「三浦右衛門の最後」で、英雄豪傑が割拠し、死を恐れない武士達の中にあって、主人公は散々に辱めを受けて、最後は両手両足を切り落とされて、それでも助命を乞うたという話には非常に共感出来る。

あるいは、戦いにいく、とか、そういう死を受け入れる準備が出来た中で、突撃して行く等、トランスに入った状態では、死は怖く無いかもしれない。でも、素の状態で平常でいれるか〜?

僕は恐ろしいね。「お、俺はいいから、お前は行け」とか、最後の息で言えるか?僕だったら「お母ちゃ〜ん」って叫んでるかもしれない。そしてそれを恥じる気もないし、逆にそれを誇ってやりたい。

今度ラコタで「死ぬのは怖いか?」と聞かれたら、大いばりで「怖いに決まっとるやろ!」と言ってやる!自分の命すら大切に出来ないヤツは、人の命も軽くしか考えられんよ。


・・・・ああ、久々に吠えた。公のブログで、すいません。つまんない事書きました。
ただ、それもね、鞣しをしていて僕が学んだ事の一つ。そんな「命」を頂いたのだから、革一枚でも、使う前には手を合わさずにはいられない。食事する前に手を合わして感謝せずにはいられない。
まあでも、それは僕個人の気付きだからね。人に押し付ける気持ちは多分無いと思うから。

明日から、また冷静に。仕事のことを、書きますね。
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by oglala-beads | 2007-09-10 19:03 | プライベート関連

今日は小ネタ集

庭の草刈りをしていて、熱射病になってしまった。
最近コロのために工房はいつもクーラーがついていて、外にもあまり出ないので、身体がおかしくなってしまっているのだろう。
頭はガンガン、腕はつるし、驚いた。

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朝、コロの散歩に行く時、少し前まで6時といえばもう日が照って暑かったのに、気付けば、日は昇っているけど、なんとなく青暗い感じになってきた。
この感覚、昔ラジオ体操に行ってた小学生の頃にも感じたな。
7月最初は、刺す様な横からの日差しの下、アブラゼミの大音響(これが高学年になる頃にはクマゼミにとって変わった。ちょうど小学生の頃、彼らの生息域の変化に立ち会ったわけだ)に見送られて近所の公園に行ったものだけど、ツクツク法師に見守られて行く様になる頃には、やはり青暗くて町が静かだった。

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バテ気味だったので、タツさんに頂いたイノシシの味付け肉を焼いて食べる。翌日はコロまでがやたら元気だった。それにしても美味い!野生肉を硬いと言う人がいる。分かるんだけど、本当に美味しいのを食べたら、その硬さまでが味を引立てます。お疑いの方、是非、尚文で泊まって下さい。

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8月14日、ツクツクホウシ初鳴き。

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ヴァン・ヘイレンが復活するそうですね。しかもボーカル、デイブ!?え!?日本にも来るの!!??
当時のヴァン・ヘイレン、大好きでバンドでコピーしてました。アレックスを真似てスティックに両面テープ巻いたりしてね。当時はコーラスにリバーブかけてゲート・エコーばりばりのスネアが全盛の時代にアレックスのタイトなラディックのスネアが格好良くてね。
・・・・でも記者会見のエディ、やしきたかじんかと思った。夢壊さないでよな、エディ。俺の中ではパナマなままなんだからさ。

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最近、すべての食べ物を美味しく思う。
日本はいいなあ。。。
いつも思うんだけど、アメリカには食べ物を美味しく食べるっていう文化が無いのだろうか。味覚の違いだけじゃないよ。絶対。

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タツさんにマムシ酒の作り方をおそわる。酒に漬ける前に、水に漬けてフンなんかを出させるんだけど、その際の水の替え方。勿論生きている。よく噛まれて死んだって話、新聞出てるよね。
習性を利用した目から鱗なコツ。スゲー!でも怖いー!(笑)

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やはりタツさんに、これまた目から鱗なオニヤンマの捕まえ方を教わる。
一般的な、一度通った所で待っている、というのでは無く、、、これまたスゲー!な、捕まえ方。試しにそれをグーグルで検索したら、誰も知ってる人、居なかった。その上、そうと知らずに「家の中にオニヤンマが入って来て、◯◯◯の中に突撃して行って死んだ・・・」という話が結構出ていた。
タツさんの話、本当に面白い!本に出来るよ。

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アオダイショウの子供を捕まえる。実はマムシと間違えて。案外、子供のアオダイショウの模様、マムシっぽいですね。知らなかったです。

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コロは相変わらず扇風機犬。
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by oglala-beads | 2007-08-19 20:04 | プライベート関連

竹野

5年程前か。
仕事がうまくいかずにふさぎ込んでいた時、気分転換+今後の事を考えるために、当時、相当無理をして竹野に海水浴に行った。で、何かがふっ切れて、それからは妙に前向きに物事を考える事が出来る様になった。おまけに帰り、城崎温泉を歩いていると、ツバメがフン(運)をつけてくれて、以来、仕事もなんとかなる様になった。
以来、かなり無理をしてでも、毎年竹野の海に行って泊まり、馬鹿になって泳ぎ、刺身を死ぬ程食べて(精進料理とでも言うべきか)、一年の毒を洗い流す様にしている。

今年はコロがメンバーに加わったので、竹野に去年から出来た「ワンワンビーチ」で泳いできた。幸いにも犬との宿泊が可能な民宿を見つけたので、コロと三人、思いっきり楽しんで来た。
・・・といいたいんだけど、コロは海が怖いみたいで。。。

*メチャクチャ写真多いです(笑)。まあ、楽しかったということで。
一眼レフは持って行かず、配偶者のリコーR2と、僕の防水携帯で撮りました。
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こういう時に見る夢って面白かったりする。今回は上戸彩とじゃれあう夢を見た(笑)。特にファンってわけではないのだけど、立ち上がってペンギンの様にユラユラとトイレに行く配偶者に夢を破られて、ちょっとガッカリした。いいところだったのだが。
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by oglala-beads | 2007-07-25 17:06 | プライベート関連

帽子

髪をすいたお陰で、ハットが被れる様になった。手持ちの黒い無印のハットにビーズを縫い付けてみた。Lazy Brac Sと同じ幅で同じ柄。かぶる人を選ぶと思うけど、ちょっと面白いでしょう。
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高い帽子は一つも持っていないんだけど、帽子は昔から好きで、ハットも似合う様になってきたので、前から欲しかったFILSONのクラッシャブルカバークロスパッカーハットを注文した。
この帽子、多分「狩人と犬、最後の旅」でノーマン・ウィンターが被っているのと同じもの。
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オイルドなので多少の雨なら雨用の帽子にもなるらしい。

最初はベムとか呼ばれるんだろうな。


今日の鹿皮
hyogo060607 乾燥中(あと数%程度)
hyogo062907 Soaking中
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by oglala-beads | 2007-07-07 16:19 | プライベート関連

My "Long and Winding Road"

本日はイリノイ州から、友人で作家のDay(デイ)多佳子さんが工房にいらした。そして、多佳子さんが15年前、サウス・ダコタ州パインリッジ居留地近くに住まわれていた時、ラコタのアーティストに製作してもらった時計バンドの修理(正しくは改造)をさせて頂いた。
この時計バンドは多佳子さんの著作、「バナナとリンゴ」に購入のエピソードが出ているもので、それを見て僕がラコタのクラフトに興味を持ち、多佳子さんにファンレターを書いたのが、現在に至る付き合いのきっかけだ。
その時計バンドをいじらせてもらうなんて、光栄の至りだ。

この時計バンド、近代ラコタのクラフトの質の絶頂期に作られたもので、作られて以来、ベルクロ等の交換は経たものの、基本的な細工部分は一度も壊れた事が無い。緩みやすいカガリも緩んでいない。まさに・・・僕はこの頃のラコタのクラフトが好きでこの世界に入り、しかも絶頂期のアーティスト達と直接親しくして頂いた。その事は、自分自身がラコタビーズをやって行く上で、幸運だったと思う。

この時計バンドを改造しながら思ったのは、おこがましいのだけど、非常に僕自身の作るものに雰囲気というか、気配が似ているという事。使用する色目等はまったく違うので、細部の調色には苦労したが、この時代以降の現在に至る最近のラコタのクラフトや、他の日本人の細工、その他白人や、他の居留地の作家さんが作ったものを見て、常に感じていた違和感を全く感じる事無く、非常に素直に改造が出来た。内部構造も、まるで自分の目がレントゲンになったかの様によく分かった。
最近ラコタに行けていないし、一歩進む度にラコタから離れる様な気がしていただけに、このことは自分が道を外れていない事を証明してくれて、嬉しかった。

ところでこの作家、この時計バンドを作った後、数年で刑務所に入ってしまった。ラコタの作家はそういう人が多い。あと、多佳子さんも言っていたけど、ビジネスのモラルが分かっていない、というか通じないので、瞬間的にはお金を得られても、継続させることが出来ずに終わっている。そういう部分の解消になんとか助力出来ればと思うのだが。。。
故クリスティーン母さんの言った通り、外部継承者が居ないと、とんでもないことになりそうだが、いまさらラコタの作家達が僕の言う事に簡単には耳を傾けてはくれないだろうし、これは、遥かな険しい道程である。
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多佳子さん、玄関の熊の手触りを非常に気に入った様子。「え〜、これいいじゃん!私も欲しいいわ!」。鹿のなめしも見てみたいとのことだったので急遽試しGrainning。まだGrainは固かった。
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あ、多佳子さん、触らん方がいいよ。
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配偶者と。時計バンドと。
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by oglala-beads | 2007-06-15 22:51 | プライベート関連

ねごと

「神戸に来たついでに」と、数人の芸能人が工房に来られ・・・るわけもなく、いつも通りの平穏な一日。

最近夜型へのシフトが甚だしく、仕事を終えるのはだいたい二時。そこから風呂に鞣しの本などを持って入って勉強タイム。
やれやれ、今日も一日が終わったかと、蚊帳のファスナーを開け、布団にもぐり込んで、あれは良かったのか、これは悪かったのか、と、いつも通り一日を反省していると、もの凄い視線。見ると、先に寝ている配偶者(朝がすごく早い)が布団から身体を少し起こして、目をまん丸に見開いて僕をじっと見ている。

「・・・なに?(冷汗)」
「あ!人間か!・・・こないにしとらんと、宇宙人入って来るからな」

と、さも日常の様な口調で、まるで農夫が一日の仕事終わりに、畑にアライグマが入らない様、ネットを閉じる様な慣れた手つきで蚊帳のファスナー部分をかきあわせた。

どんな設定かが非常によく分かる夢だね。


実は一昨年から配偶者にOGLALAのウェブ・サイトを作ってくれる様に言っているのだけど、まあとにかく遅々として進まない。そこで数日前、ちょっと文句を言った。
その晩。

「あはは♪きゃはは♪」
「?」
「く・ろ・ご・ま」
「・・・くろごま?」
「黒ゴマよ!黒ごま!・・・だからあ!コピー&ペースト!ほら!コピー&ペーストでこれだけ増えるのよ!きゃははは!」
「?」
「だから、ほっとって欲しいかな」
「え?」
「ほっとってほしいかな、の”かな”が余計やから、コマンド+エックス。きゃははは!!」

まあ、早くウェブ作らなきゃ!と、真剣に悩んでくれているのだろう。


今日は今から久々に街へ。配偶者を美容院に行かせて、僕は仕事用眼鏡の調整に。ついでに中和用ビネガーを買って、あと次回の鞣しに使う石鹸を見て来ようと思う。あと、そういえばチェイン用のブラスの管が無かったな。最近、チェインが良く売れている。例年この時期はもうちょっと小物が動くのに、そっちはあんまりで、チェイン以上の大きなものがよく動く。段々需要が読めなくなって来ているね。
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by oglala-beads | 2007-05-31 11:41 | プライベート関連

ヤマセミ

「どうしてお母さんのこと、お姉さんって呼ばなきゃいけないの?」
工房前の坂を、小さな女の子が大きな声で母親にたずねている。

コロの散歩に公園に行ったら、小学校4年生ぐらいの女の子が一人でつまらなさそうに遊んでいる。「誰々も居ないし、誰々ちゃんも居ないし・・・」みたいな事を一人でつぶやいて、ちらちらとこっちを見ては相手して欲しそうにしている。こんな時代じゃなかったらね、相手してあげるんだけどね。

今日も義母の実家の畑仕事の手伝いに行った。だいぶ草刈り機にも慣れた様に思う(写真は家の庭を刈っている時のもの)。
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今日作業した畑の横には川が流れているんだけど、軽トラの荷台に乗って畑から畑に移動している時に「ああ、ここだったらカワセミいそうだな・・・」とボ〜っと見ていたら、なんとヤマセミが飛んでいるのを見た。居るんだ!ビックリ!これはすごいや。
草を刈っていると茅ネズミの巣があったり、結構面白いものを沢山見れて楽しかった。
暑かったけど、大学時代に友人Sらと白浜で買ったベトナムの農夫が被っているシュロの葉か何かを編んだ笠を被っていたお陰で随分と楽だった。

関係無いけど、庭で鞣しをしていると、色々な蝶がやってきて和ませてくれる。スピードスターのアオスジアゲハと、ツマグロヒョウモンはかなり好みの蝶だ。
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アオスジアゲハはなかなか撮影の難しい蝶だけど、本気で撮りたいなら、ネズミモチの花のところで待っていたら、結構じっくりと撮らせてくれますよ。
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by oglala-beads | 2007-05-20 22:58 | プライベート関連

久々の実家

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by OGLALA-BEADS | 2007-04-14 14:40 | プライベート関連