カテゴリ:鞣し関連(鹿・hyogo060607)( 14 )

hyogo060607最終Grainning

hyogo060607の最終Grainning。
真ん中辺りに数カ所穴が開いてしまった。おそらくはダニの跡か脂肪玉が原因だとは思うのだけど、やはり悔しい。
通常であればこの穴は避けられたかもしれないのだが、水酸化ナトリウムを使用してGrain(ギン)が硬くなってしまった為、Grainningが力づくになってしまい、脂肪玉や何かがある場所ではひっかかって穴になってしまうのだ。
弱い腹部分等は、今回いったい何カ所穴が開いたか分からない位、穴を開けてしまった。それらはトリミング範囲だったので良かったけど技術的に悔しい。
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さすがにこれだけ盛大に穴が開くと、僕の作業用には大丈夫だけど、販売用の革には出来ない。将来War Shirtsを作りたいので、手足に穴を一つも開けずに鞣せる様になりたいものだ。
ニホンジカは本当に革が薄い。それのせいにする気は無いし、技術を磨くのは勿論なんだけど、冬鹿が夏鹿に比べて皮が厚い事を祈る次第だ。

以降の作業は、062907と同時進行になるので、新カテゴリー、060607&062907をご覧下さい。
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by oglala-beads | 2007-07-04 13:25 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

Grainningはつづく・・・

アンモニアの鋭い臭いが出て来て、革表面もヌルヌルとしてきた。前の時も、これぐらいの状態で最終Grainningをしたので、最後のつもりでGrainningにとりかかった。
かなりの量のGrainを落とす事が出来たのだが、やはり首回りに少しカスの様なGrainが残った。一応二日ほど漬け込んで、ここを重点的にやってGrainningを終了させようと思う。
革自身は、全体的に前よりも厚い様に思うのだが、腹や足等は、前の鹿よりも相当薄くて弱い。トリミング想定範囲内外なのでそう強い影響は出ないだろうが、やはり技術的に悔しい。
穴が開いてトリミングした範囲はニカワ作りに使う。ニカワ成分を抽出した後は、コロのガムになる。
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by oglala-beads | 2007-07-01 14:04 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

3頭目

力任せのGrainningのせいで、ビーム(GrainningやFleshingの際に皮を載せる台。僕は水道管を使用)が大分削れて表面がボコボコしていた。ニホンジカの様な薄い革を鞣すには致命傷なので、ヤスリで削って耐水ペーパーを3種かけて表面を整えた。大きなビームなのでこれだけで結構大仕事だったのだが、水を換える際に皮の状態を見ると、黄色い色(原因不明)がところどころに出ていた。これが出たらGrainningが結構良い感じまでいくと聞いた事があった(気がした)ので、ちょっと試しに・・・とスクレイプしてみた。
僕が外に出るまでは、良い具合に曇っていたのに、まあ晴れ男なもんで、作業中は快晴。湿度も高く、さすがに辛かった。

前回、今度の鹿はGrain(ギン)が分厚いと書いたけど、ほんとにその通りで、前のGrainningで半分以上仕上がったと思っていたところが、実は全部表皮だけしかスクレイプ出来ていなかったと分かって驚いた。
ゴリゴリと、まるでドライの様に力任せでスクレイプして、7割まで本当のギンを落とす事が出来た。あと3日程漬け込んで、最終Grainningか。
すすぎが良いみたいで、今回はあまり臭いがしないし、ハエも寄って来ない。

さて、そろそろ大きな鹿が入って来たら取っておいてもらおうと、丹波姫もみじさんに電話を入れたら、すでに7、8頭、僕に送れる状態で待機しているそう(笑)。小さいのを入れたらもっとだそう。まあ、そんなに鞣せないし、買えないので、恐縮しながら一頭だけ発送を頼んだ。それが終わったら、次は二頭同時に鞣すつもりだ。

それにしても、今鞣している鹿が穫れてから一ヶ月位。それから今までの間に、そんなに沢山の鹿が穫れているんだね。猟期じゃないので、有害駆除分だけでですよ。ちょっと驚いた。
それでも数が減らないなんて、いったい丹波にはどれくらいの鹿が居るんだろう。
丹波だけでなく、日本中で鹿の食害の情報を聞く。山間部なんか、人口より鹿の方が多いところもあるんだろうな。
ちなみにサウスダコタは、人口よりも牛の方が多いと言われてます。多分本当じゃないかな(笑)。

なんにしても、そんなこんなで、三頭目が来ます。
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by oglala-beads | 2007-06-26 15:24 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

Grainnng本番

試しでは無く、Grainningの本番に入った。
昨日は一日強、水を換えられなかったので、こわごわSoaking Barrelのフタを取ったが、特に臭いも無かった。が、弱いながらも前とは質の違う臭いが出て来始めた。もっとも近いものは・・・そう、歯をあまり磨いていない人の臭い。これこれ。前回の時も、これが出だしてから脱毛が盛んになったんだっけ。
前の試しGrainningの際にはまったく歯が立たなかった背沿いと首だったが、今回も剥がれなかったものの、数カ所に歯が食い込んだ。全体の8割方落とした様な感覚があったのだが、あとで水に漬けて見てみると(乾くとGrainは分からなくなる)、まだまだ4割方残っている。あと一週間ぐらいはSoakingに時間を要するかもしれない。

前の試しの際、hyperdarmis(表皮)は剥がれて来たものの、どうみてもDarmis(表皮を除くギン部分)が浮いて来ていない様に見えた。前の鹿は毛が残っていたせいか、剥いだらもう皮本体だったのだが、今回のは二重に剥く必要がある。大丈夫かな?と不安だったが、今日はDarmisにスクレイパーが食い込んでくれた。
結果、やはり今回の皮は前回に比べて、全体では厚いのだけど、特にGrainが厚くて、本体自体は前のより少し厚い程度だろう。
夏の鹿だからだろうか。それとも、ニホンジカはこんなものなのか。

それにしても、炎天下で、5分で腕が痛くなる作業を3時間続けると、さすがにくたびれる。
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by oglala-beads | 2007-06-23 14:24 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

Soaking 経過報告

革は現在漬け込み(Soaking)中。土曜日朝にGrainningを予定しているので、それまでは日に二回水を換えて漬け込みを継続する。

ところで、これだけ漬け込みが長くなると相当臭いが出るだろうなと思っていたのだが、今回は案外臭いが出ていない。夏なので前よりも臭いが出て当然なんだけど。
これは水酸化ナトリウムを使用したせいというよりは、漬け込みが上手くなったせいの様だ。
というのは、水を単に換えるだけだと、やっぱり臭いが出る様で、確かに交換する時に、少し臭いが出始めているのが分かるのだけど、その際に「すすぎ」を何度かしてやると、最低限の臭いに戻す事が出来る。単純な事なんだけど、こういう地味な各部の見直しによって、作業の効率が上がるんだと思う。

ところでSoakin中の臭いだが、まあ、流しなんかの配水管界隈の臭いによく似ている・・・というか、そのままの臭いだ。ちょうどこの時期、雨上がりに散歩していると、同じ臭いに出くわす事が多い。ので、あまり極端に臭わない限り、Soaking中の臭いは案外と近所を気にする事も無い様に思う。
ただ、今回は水酸化ナトリウムで毛を完全に抜いた後に浸けたので、すすぎ等もしやすいのが勿論あった。臭いが抑えられたのは、水酸化ナトリウムが云々というより、このお陰による部分も大きいかもしれない。

僕は水道水を飲むのだけど、最近、時期的に水が臭いだしてきた。その臭いがSoaking中の「臭い」によく似ている(笑)。
それでも飲むけどね。なれない人や、楽しんでやっていない人だと、駄目だろうと思う。


Soaking以外で、臭いの出るステップはなんといってもBrainning。ここでさえ臭いを出さなければ、もう鞣し中の臭いを気にする必要は無くなるだろう。そして、今回はそれには秘策がある。試すのがいまから楽しみだ。

今年は、タツさんが猟期に入るまでに、あと三頭、鞣しておきたい。というのも、スモークの時に一頭ずつやると効率が悪いので、二頭いっぺんにやりたいからだ。今やっているのの次の鹿と、今のを同時にスモークしようと考えている。

それが終わって充分に気温が下がったらテンをやって、冬鹿か。なにかしらずっとありますね。楽しいです。でも、鞣し時間、仕事時間ってキチンと分けて、タイムテーブル通りに動ける様にならないといけません。
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by oglala-beads | 2007-06-19 13:27 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

試しGrainning

少し臭いが出て来たので、試しのGrainning(ギンの削ぎ落とし)をしてみた。
全体にスクレイパーをかけたが、まだまだGrain(ギン)は硬かった。それでも全体の1/3のグレインが取れて来た。ここからが長いのは、一頭目の経験でよく分かっているのだけど(笑)

今回、臭いを出さないテクニックとしてLye(水酸化ナトリウム)を導入して、結果浸ける前よりGrainを硬くしてしまって困っている状態。ただ、人によっては、LyeやLime(水酸化カルシウム)やKOH(水酸化カリウム)を用いた後の方がGrainningもbrainning(脳漿液の浸透)も楽になると言う人も居る。確かに毛が無い分、Soaking Barrel (漬け込み容器)が小さくて済むし、臭いの出が少ない様だ。しかし、単なる水に浸けた時は毛と一緒にGrainが取れて来てくれる事が多々あるのに比べて、LyeだとGrainの中に毛根が埋まっていて、それを掘り出して行く形になるので、ちょっと厄介だ。もしくは充分なSoaking時間を与えてやればもっと楽な話なのだろうか。

ともかく、Soakingをここから二日程。
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by oglala-beads | 2007-06-16 17:34 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

中和完了

水を換える際にpHを計ったら、昨日と同じ状態でガンとして動かない。
これはおかしい。
ということで、もしやと思い、昨日最後に水を換える時、念のためと思って違うバケツに比較の為にはっておいた同じ水道水のpHを計ってみた。
結果、
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やっぱり。

水道水は入れてすぐはpH6.5ぐらいなんだけど、時間が経つと7.5ぐらいになるんだろうか?もしくはバケツ(プラスチック)がアルカリ側に傾かせるのか?

ともかく中和は一昨日に完了していたみたいだ。
引き続きSoaking。二回/日以上、バケツ毎水を換えて、臭いが出るのを防ぐ。
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by oglala-beads | 2007-06-13 11:20 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

Neutralize

それならばというので、朝からVinegar溶液を捨て、水に浸ける。皮に染み込んでいるLyeとVinegarを全部追い出して、染み込んでいる水分を水道水のみにしてしまわなければならない。
効率を考えて、水に浸ける前にBeamに載せてScraperをかけて染み込んだ酢を追い出す。その際に、Vinegar漬け込み前は硬化して取れなかった端のGrainの一部が取れた。なるほど、良い感じだ。
それで水に漬け、浸透を早める為に揉んで、放置して、Scraperをかけて水を換える。これを午前中一杯繰り返すものの、なかなか水道水と同じpHまで落ちて来ない。バテてしまって、昼からは、配偶者が用事で出かけているのを幸い、風呂でコロと一緒に作業をした。
開始した際のpHが8.5より少し9に近い感じ。15時現在で7.5ぐらい。これを我が家の水道水と同じ、6.5ぐらいまで下げなければいけない。ひ〜、先は長そうだ!仕事の合間、合間に少しずつやろう。
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でも、ニュートラルに近づいてくるにしたがって、ゴムっぽかった皮の手触りが皮に戻って来た。そして、薄い所から順に、段々Grainがピンク色になってきた。pHでいうと僅か1ぐらいの違いで、すごいものだ。

ところで、毛が落ちる前の厚さを測っていなかったのでまだなんとも言えないのだけど、今度の鹿は、さすがに大きさこそ前のと大差ないものの、大分皮が厚く見える。やはり大人だからだろう。また、Grainが厚くて、毛根が大分深い所まで入っている。Graininngでどれだけ薄くなるか。でもこの分なら、ポーチに使える皮になりそうだ。
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by oglala-beads | 2007-06-10 15:26 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

あっさりと解決

昨日の作業を書いた後も、Grainが取れなかった理由を考えて散々モンモンとした。どれだけ参考書を読んでも、掲示板の過去スレを読んでも分からない。D師匠の大ゲンカの事があったので、D師匠派閥の僕としては投稿しにくかったのだけど、「恐れながら・・・」と久々に投稿してみた。
で、朝起きたら問題は解決していた。

僕は参考書の「バックスキンの作り方」項目を主に参照して作業していたのだけど、どうもLyeは毛を抜けやすくするだけで、Grainを取り去るテクニックではないらしい。か、もしくは、中和した後はGrainが取りやすくなっているのか。ともかく、毛とともにGrainが簡単に取れる!っていうのは勘違い(でも確かにそう投稿していた人もいたんだけど、どうもその前に違うテクニックを用いたらしい)だったようだ。

そういえば、アメリカでバックスキンといえば、日本人が思う様なバックスキン(ギンすり)ではなく、ギン付きをも意味する。これをうっかり忘れていた。

まあ、ヒョウタンからコマというか、将来的にタンニン鞣しをやる時の予行演習の様なことが偶然に出来た訳だ。なんでもやってみるものだ。

ということで、早速Vinegar溶液への漬け込みを開始。375ml:30L。
通常2cups:10gal。

これで明日まで。
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by oglala-beads | 2007-06-09 14:14 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)

Grainnng 一日目

浸け込みから42時間。水酸化ナトリウム溶液から取り出してGrainningにとりかかる。
水酸化ナトリウム溶液は危ないとのことなので、レインコートを着込んでラバーエブロン、ラバーグローブ、マスクに帽子、長靴と完全武装。
毛はかなりあっさり取れた。が、Grainが浮いて来ない。一番弱い所でも、相当削ってやっと取れるという感覚。漬け込む前は、もっとあっさりと剥けた様に思ったのだが。まあ、単に漬け込み時間が短かったのだと思う。この辺りの感覚が初めてなのでよく分からない。明日からちょっとずつ様子を見ながらやっていこうと思う。
それにしても、水酸化ナトリウムに浸け込んだ皮はブクブクにふくれてかなり硬い。この感覚、あまり好きではない。次回は効果が弱くて時間がかかるかわりにふくれない水酸化カルシウムを使おうかと思う。
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真ん中あたりがGrainが剥けたところ。パンパンに膨れ上がって、プラスチックみたいな質感が見ても分かる。
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ここは首だけど、それにしてもこの分厚さ。元の10倍ぐらいあるのではなかろうか。
元の厚さを測っておくべきだった。

データ
水温75F
pH<12
total soaking 42h / re-soak from 13:30
4/1day stir
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by oglala-beads | 2007-06-08 19:15 | 鞣し関連(鹿・hyogo060607)