自分の時間

工房前を整理して、その辺りに転がっていた木材を使って、小さなカウンターを設えました。
農村は、家に入るほどでもない来客が多いのです。
切ってサンダーかけてくっつけただけの15分仕事でしたが、今までこんなことすらする心の余裕が無く来ました。5月18日で丸4年。今年は畑も出来ているし、家の回りの草引きも。
ここでの生活だけでなく、オグララを始めて以来、自分の為に何かをするという事が無かったです。特に猟を始めてからは、常に鹿のことばかり考えて来ました。彼らにとって辛い時期には、知らず知らずに諸事自分を追い込んで戒めて来ました。
カウンターの中に座ってボンヤリと、誰の、何のためでも無い時間を過ごしていると、自分が欲しているのはこれ、誰も知らない自分、息を抜かせてくれる場所、人なんだろうなと思いました。でも、諸事、そう自分に都合良くいくはずがない。
ふと思い立ってカブを駆って、スーパーにビールを買いに行きました。
信じがたいかもしれませんが、私は外出した時は、大概アイスだのケーキだのを家に買って帰ります。自分の為にビールを買いに行くなんて、生まれてからあっただろうか。
皆、田植えの準備に忙しい。噴霧器で何やら撒いている。観光客のプリウス、ツーリングのバイク。電線にキセキレイ、ホオジロが子を呼ぶ。向かいの杉林にコジュケイ。今年はサシバが多い。コロもカレンもレディーも足元で寝ている。雨雲を破って光がさす。知り合いが通って手を振る。たまにしかアルコール呑まないのだからと奮発してキヨブタしたプレミアムモルツ。
きっと凄い贅沢に映るだろうし、実際そうなのかもしれないけど、まあ、そんな次第です。今日は自分をもてなそう。将来、エンマ様に、お前は鹿を狩る身な癖に、鹿が頑張っている時に贅沢したと怒られるだろうか。

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by oglala-beads | 2014-04-28 14:31
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