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要連絡のワケ
日曜日は出石地区の有害鳥獣捕獲。
疲れきって帰宅すると、義父母が来ていて驚く。血だらけの姿は見せたくなかったが。
鏡を見ると、服どころか顔や髪まで血まみれだった。

血の滴り落ちる土嚢袋を担いで、街の人が居る前を通らなければならない時は、つらくなるので顔を見ない様に、下を向いて通る。
そうも出来ない相手で、表情が豊かな人だと、本当キツい。

















# by oglala-beads | 2012-05-21 21:51
スズメバチ
キイロスズメバチの女王が頻繁に偵察に来る様になった。

農村外れのニュータウン育ちなので、子供の頃からスズメバチとの付き合いは長いが、それに合わせて、多分現在入手出来るスズメバチ関連の書籍はほぼ網羅したと思う。
結果的に、工房の天井をキイロスズメバチの女王がノソノソと歩いていても、うちでは誰も気にしない。

こちらに越してすぐの頃、近所のおばあさんと立ち話していたら、巨大なオオスズメバチの女王が彼女の周りを飛び回った。彼女はしばらく無視していたが、やがて素手で叩き落とした。
彼女は、聞いた知識ではなく、経験でスズメバチを知り尽くしているのだろう。
自分の無知さ、浅知恵さを思い知らされた次第。


ちなみにスズメバチに関する書籍。「都市のスズメバチ」が最高です。















# by oglala-beads | 2012-05-19 14:54
誰も知らない配偶者のはなし
目覚めたら普段おねぼうの配偶者がいない。工房で机に向かって地図の下絵を描いていた。徹夜したという。
5月いっぱいの山の朝はまだ寒いので、コタツで一緒に朝食をとる。食後の紅茶を呑みながらコロンと横になった配偶者に、「ゴミだしやっとくから休んどき」と声をかけると、「ありがとう」とまどろみながら、誰に言うとなしに話し出した。

私ね、絵本作家になるのが夢やってん。小学校の時のサイン帳にも、中学校の時のサイン帳にも、高校の時のサイン帳にも、みんなそう書いてあるねんて。カーコが由紀はブレへん、ブレてへん、って昔言っててね・・・

由紀の寝転んだ後ろの棚の上には、高校時代に彼女の作った宇宙人のオブジェ。

ここからは、僕の配偶者で、OGLALA工房のアシスタント、由紀の物語です。
今、彼女と関わっている人達の、多分誰も知らない彼女の物語です。
少し長いですが、面白いので是非下のリンクに飛んでご一読下さい。
僕なんてとても及ばない、途方も無い創造力の持ち主だということが、最後数枚の写真で分かります。

OGLALAアシスタント日記「宇宙人」

ちなみに、「常に霊や宇宙人が見えている」という、書籍にもなっている著名な知り合いが、妙に由紀を気に入ってて「2012年から(そういえば今年やん!)、あなたが地球を動かす一人になるから」と言っていたのだけど、その方がウチに来られた際、この宇宙人のオブジェの場所に引き寄せられる様に走って行って、「やっぱりね(ニヤリ)。あなたも彼と会った事があったのね」とジ〜っと配偶者を見ていたという事がありました。
僕らはなんだか寒イボが出たのですが、もちろん、その事に対してではなく、その人に対してであったことは言うまでもありません。


いま、彼女は心からのびのびと絵を描いています。
















# by oglala-beads | 2012-05-18 10:30
皆の夢をのせた地図
配偶者はここ最近、豊岡じゅうを走り回っている。
市が対外向けに発行する、豊岡の人を紹介する小冊子の、背表紙のイラスト地図を担当することになったからだ。

中貝市長が由紀のブログのイラストを気に入ってくれて、当初、是非表紙を、ということだったのだが、その後、プロデューサーの縁で九州のイラストレーターが表紙に決まり、背表紙を由紀が、という話になった。
背表紙でも大したもの。配偶者の喜び様は半端無い。

とりたてて何ということもなく映る人の方が多いと思うが、彼女の絵にはファンが多い。上手く書こう、人を感心させようというのが無いからだろうか。なんというのか、見た人の心を温かくし、前向きにさせる力を持っている。

彼女がイラストを描き始めた頃、僕らにとって、とても大切なお客さんが大病を煩って入院したのだが、その際に配偶者のブログだけはi-phoneでみて励まされていたらしい。配偶者も彼女のために、毎日日常を綴っていた。
彼女が亡くなってからは、一時描く意味を見失っていたが、その際に多くの人から「楽しみにしている、励まされている」という激励を頂いて、今も続けることが出来ている。


アドバイスを求めてきた配偶者に、2つだけ言った。

一つ目は、「中途半端なことをするぐらいなら、受けるなよ。自分はOGLALAなんだという誇りをもってやり」ということ。

二つ目は、「各々の地元を心から愛する人達が居て、その人達の心を代表しなければならない責任があるのだから、自分の好き嫌いや趣向や都合でおさめんなよ。そういう人達に失礼無い様に」ということ。

その結果、昨日は豊岡じゅうの各町の支所を回って、自分の思い込みではない、豊岡の各町の特徴、そして地元の人達が本当は何に誇りをもっているかを肌で確認してきた。

そして今日は資料集めに走り回っている。

マウンテンバイクでの高原トレッキングの絵が要るといっては、カタログを取り寄せ、それがいかに楽しいものかを愛好者に聞いて回っている。
永楽館での歌舞伎の絵が要るといっては、永楽館で演じられた演目を調べ上げ、関係者にインタビューをとり、今は図書館にこもってクマドリの意味や歴史的な事などを調べ上げている様だ。

例え洗練されていなくとも、小さな地図であっても、皆の夢や希望や愛情を乗せた、素晴らしいものが出来るのではないかなと思います。楽しみにしていて下さい。


それにしても、由紀の絵を選んだ、中貝市長はじめ、関係者皆さんの炯眼・・・
こめられている心が素直に分かる人って、思う以上に多いですね。



















# by oglala-beads | 2012-05-16 15:58
しきたり保全
目的の無い知識の収集は強欲の一つに思える。

自分の恥を晒すようだが、興味には勝てず、豊岡市の環境計画策定案の住民説明会を聴取させて頂いた。

別段罰則等が特別に用意されている訳ではなく、基本的に県のガイドライン通りとのことなのだけど、住民個々に、何が風景であり、何が大切で、何を守るべきなのかを考える機会として「計画案」を打ち出し、広く住民の意見を求めるということらしい。
住民自らも意見を出し合い、押しつけではなく、皆で作ってゆく景観意識を高めよう、ということだろう。

どなたのアイディアか知らないが、個人的に素晴らしいなと思った。発案者の意図が扇動者側(役場)の末端まで完全に伝わっているなら、「確かに存在するのだが傍観することの出来ない”ムラの暗黙の了解”」までも明るい所に引き出せるかもしれない。民俗学としても興味深いところではないだろうか。

ただ、参加者が、建築関連が役場との付き合いで仕方無く、という感じが大多数。
これまた付き合いの区長クラスが少数。
役場側もそれを想定した受付記名を準備していた。
個人での興味は、僕を入れて二人といったところ。
50名定員といった感じの机セッティングで埋まっていたのは1/4ほどか。

単純に僕の買いかぶりで、そこまでの意図付けはされていないのだろうか。


考えてみれば、農村の景観は、特殊な存在を許さない暗黙の村の歴史と了解によって作られた均一性でもある(僕は「農村の景観=不文律のルールブック」と思う)。一方では、その閉鎖性(シキタリ)は、田舎暮らし希望の都会の人にとって、もっとも大きな障壁となる。

しかし、その、突出出来ないコミュニティーの性質によって、里山の生き物の生態系は、不動のものとして作られ守られてきたのだろう。景観の保全というのは、これは想像以上に、現在の生態系の維持に重要なポイントなのだということに、今回は気付かされた。

そう思えば、農村にありながら、ネズミの入って来ない家など異常なのだ。我々は誇ってよいのだよ、とネズミ嫌いの配偶者に報告するのだが・・・



















# by oglala-beads | 2012-05-15 10:45
野うさぎの赤ちゃん
夕方散歩をしていると、哺乳類の悲鳴。
赤ちゃんウサギにアオダイショウが噛み付いて巻き付いていた。
思わず、余計な事をしてしまう。
人の匂いがついていては、育児放棄されてしまうかもしれない。



















# by oglala-beads | 2012-05-14 19:59
シュレーゲルアオガエルが数える程しか鳴いていなかった昨夜。
それが今晩はアマガエルやトノサマガエルが、頭が痛くなる程鳴いている。
昨夜と今夜が違うのは、ほぼすべての田に苗が植わったことぐらい。

稲が植わる、ということが本能で分かり、それに依存した習性を得るまでに一つの種に必要な時間は、どれぐらいなのだろう。

他の国はいざ知らず、農業国である日本の場合、非常に沢山の生き物に僕らは依存されていて、多分僕らが居なくなってしまったら、困る生き物の方が多いのではないだろうか。

ピタっとカエルが鳴き止む時がある。じっとうかがっていると、カエルが鳴き止んでいる場所が少しずつ動いている。
タヌキでも徘徊しているのだろう。



画:岡居由紀













# by oglala-beads | 2012-05-13 20:48
実際に大切なもの
有害鳥獣捕獲。本日は出石。
妊婦さんが、ぼってぼってと、いかにもお腹が重そうに走ってくる。
撃ちにくい。一瞬ひるむともう撃てない。
でも、5月の20日を過ぎて、赤ん坊を残している母親を撃つより、気は楽だ。

偉い人は、撃てよ〜、殺せよ〜、というのだけど、実際に手を汚す僕らの心が折れない様に、動機付けを、どうかしっかりよろしくお願いします。
どんな想像力をもってしても、僕らの気持ちには、到底なれないだろうけれども。



















# by oglala-beads | 2012-05-12 19:01
鹿角ハイキング
鹿の角拾いハイキングの時期になった。
発情期のオス熊がウロウロしている時期でもあるので、それなりの準備はしていく。
熊スプレーと鈴はもちろん、要所要所で声を出す。インディアンお得意の響く裏声。相当遠くまで届いてこだまが返ってくる。

そういえば熊も、今まで遭遇した限りでは声を出しながら歩いている。バキバキバキ・・と足音を鳴らしている時は鳴いていないけど、足音がしない場所ではウォー、とか、ウ〜、とか、ブ〜、とか鳴いて、空気を匂いながら歩いてくる。
もしかしたら、あれは熊なりの熊鈴なのだろうか。だとしたら、僕らにしても、案外大きな声というのは必要無いのかもしれない。
遠くまで届く様な声というのは、山の中だと響きすぎて、音源がどこか惑わされることがある。無闇な大声というのは、案外調和を乱す、不要なものなのかもしれない。



















# by oglala-beads | 2012-05-10 22:00
ソバの栽培講習会
今年はマルハナバチとクマンバチが非常に多い。ミツバチは今のところ、去年より少し少ない様に思う。
時期的な住み分けでもあるのか、最初クマンバチが非常に多かったのが、徐々にコマルハナバチにかわっていき、現在見かけるのはトラマルハナバチばかりになった。


ところで今日、ソバの栽培講習会があり、獣害絡みの興味から出席した。うちの村では利益的なものとは別に、交流行事としてソバを育てて毎年ソバ会が開かれている。僕ももちろん、種まきから収穫まで汗を流している。

そのソバ講習会の際、ミツバチによる受粉の説明時、講師が「みなさん、田んぼの農薬は何を使ってらっしゃいます?」と聞いてきた。
全員、アラシダントツとのこと。
すると講師がア〜、という顔をして「まだ解明されていなし、ちょっと大きな声では言えないのですが、アラシダントツがミツバチの大量死と関連があると指摘されています。もし可能であればスタークに変えた方が・・・」と言葉を濁していた。

調べてみると、どうもネオニコチノイドが原料らしい。既にフランスでは使用禁止になっている農薬だ。水溶性の神経毒で、哺乳類には害が無いと言われているが、日本でも少し前に、ネオニコチノイドについて書かれた本で一時は結構騒がれた。しかしJAの推奨だか指定だかで、契約農家としては、他の農薬に変更することが出来ないはず。たぶんほとんどの流通米はダントツのお世話になっているはず。


他に面白かったのが、赤い花のソバを近くで育てても良いか、という質問に対して、ミツバチの行動圏を考えて4km離せ、という答え。
なるほど。
最近、有機栽培をしたい、という田舎暮らし志望の人の話を聞く機会が増えたが、ことはそう簡単では無いと思う。同じ水利の関係者のうちの一件だけがそれをするのは難しいんじゃないか?と言うのだけど、よく分かってられない方が多い。
ソバに関しても、4km以内にある隣村の誰ソレが白い花のソバをやっていた場合、どれだけ自分に違う品種のソバを育てる正当な理由があったとしても、なかなか難しいということだろう。

町内には、非常に有名なソバの里があって品種も優良らしい。そこでソバの種を分けてもらえないのだろうかと思ったのだけど、なかなかどうして、それにも難しい問題があるらしい。


















# by oglala-beads | 2012-05-09 21:53
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